淀どの日記。
淀どの日記改版先日の旅行で、京都太秦の東映撮影所のそばを通る機会があり、ずいぶん大々的にこの映画の宣伝をしていたので帰りの駅で原作本を購入、新幹線の中で読み始めました。井上靖渾身の作で、おもしろかったです。徳川三代将軍家光の生母は、淀君の実の妹で、祖父母は浅井長政とお市の方だったっけ。。ってそれすら知らない歴史オンチの私いろいろ興味深い史実が多い内容でした。戦国時代、姉妹で敵味方に分れる事になったり、政略婚の時代、どんな身分に生まれても、想像を絶する苦難があったようですね。で、ついでのノリで娘と映画も観てきました。和央ようかという、宝塚出身のちょっと若い頃のユーミン似の?新人女優さんが、茶茶を熱演していました。マントをひるがえし、馬を駆って戦場に乗りつけたり、ないだろっ。。てシーン多々、つっこみどころ満載すぎて、いいのかこれで、東映娯楽時代劇、と一瞬思いましたが、あまり理屈で観るものじゃないのかもしれない。渡部篤郎の秀吉が、原作のイメージをわりと、数少なく生かしてるかなと思いました。衣装、セットはさすがに豪華絢爛。行ったシネコンは、プレミアムシートって大きな椅子の高級な場所を、この映画のために使っていて(料金同じ)居心地は良かったです。ありゃないよって帰り道話題に尽きないだけ、観る価値あるかもネ?? これは、最近つくった「煮しめ」福岡の人間なので、正月料理は筑前煮が決まりなんですが、暮れのNHK「きょうの料理」で、料理研究家、辰巳芳子さんが作っていたレシピがたいへんそうながら気になり、挑戦してみました。煮てはさまして味を含ませ、その煮汁を使いまわして次の材料を煮る。二日間かけて、八種の煮物を作るってやつです。持たざるなかで、祖先が豊かな煮物を手繰りだしてきた甲斐性、けなげさを今こそ学ぶべき。。。辰巳芳子さんのあの料理で哲学を語ってるような物言いは、昔はちょっと難しすぎる気がしましたが、今なにかこころに響くものがあったりします。普段、夕食がひとりの時は弁当を買いに車を出すっというずぼらを極めている私。。たまに手の込んだ(これくらいで)料理を作って、レシピのページも入れて記念撮影。(笑)京都でお土産に買った丹波黒豆も、煮てみました。