映画「ターミネーター・ニュー・フェイト」
★☆シュワルツェネッガー最後のターミネーターシリーズ☆★ Terminator: Dark Fate ~「ターミネーター2」の正統な続編 ~ REALISTは、これまでアメリカ映画の「Terminator(ターミネーター)」シリーズを全作鑑賞しているが、2019年11月16日(土)、その最新作(第6作目)である「ターミネーター・ニュー・フェイト(原題: Terminator: Dark Fate)」(2019年11月8日公開)を前作(第5作目)の「ターミネーター:新起動/ジェニシス」から4年ぶりに鑑賞した。最初の第1作目の「ターミネーター(原題: The Terminator)」が日本で公開されたのが1985年5月25日であったことから、このシリーズはかれこれ35年間も続いたことになる。 最初の第1作目に登場したターミネーター(T800)役のアーノルド・シュワルツェネッガーが当時37歳、サラ・コナー役のリンダ・ハミルトンは28歳だった。それが、今回の最新作では、それぞれが72歳、63歳で出演を迎えている。今回の日本公開に当たって来日したシュワルツェネッガーによると、「ターミネーターのシリーズでの出演は今回で最後になる」と発言している。REALISTもそれを知って、これでこのシリーズも見納めになるだろうとの思いもあり鑑賞することにしたわけだ。 ターミネーターのシリーズは、監督が同じ人物ではなかった。1作目と2作目は、ジェームズ・キャメロン、3作目は、ジョナサン・モストウ、4作目は、マック・G、5作目は、アラン・テイラー、そして、今回の最新作では、ティム・ミラーのそれぞれが監督した作品だ。そのティム・ミラー監督によると「今回の作品は、ターミネーター2(2作目)の正統な続編だ。」述べている。しかし、第2作目の「ターミネーター2(原題:Terminator 2: Judgment Day)」が公開されたのが1991年であり、今から28年間も以前の作品だ。若い人の中には、この第2作目を鑑賞していない人が多いだろうから、ティム・ミラー監督のその言葉にも何の反応もできないだろう。 ☆★ 映画「ターミネーター:ニュー・フェイト」特別版予告 ★☆ ★☆ 映画の感想 ☆★ まず、映像では、何よりも息をつく間がないほどに次から次へと激しいアクションが繰り返されるので、見ていてとてもドキドキ感やハラハラ感が続き、楽しさで満たされるのは間違いないだろう。ターミネーター(T800)を演じたシュワルツェネッガーが実年齢72歳、サラ・コナー役のリンダ・ハミルトが63歳で、いずれもがその年齢を感じさせない素早い動きには迫力を感じた。それにしても、ロボットであるターミネーターが人間のように老化する点については納得できないが、その役者自体が高齢になったので、それに併(あわ)せて年齢を重ねたという苦肉の策だったのだろう。しかし、REALIST的には、これはありえないことなので、そこに無理があると感じた。話題展開では、第2作目の続編と言うことで、第3作~第5作のストーリーがないことを前提した作品らしいのだが、サラ・コナーの息子であったジョン・コナーがT800に殺されるという点についても強い違和感を感じた。その点でストーリー的には、首をかしげるような内容であった。 それでも、多少の違和感を感じたとしても、以前の作品をすべて鑑賞済みのREALISTとは異なる先入観のまったくない状態で今回のターミネーター6のみを単体として見れば、十分に楽しめる作品だ。 ご訪問していただきDanke!(Thanks) !!(ありがとう)^^)/~ ♪どのページへのリンクもご自由にどうぞ。