2019/11/22(金)09:00
「海底トンネル」を歩く(山口県⇒福岡県)
★☆ 関門海峡直下を徒歩で山口と福岡を往復しました! ★☆
I walked in the submarine tunnel.
~ 山口県下関市みもすそ川町『 関門トンネル人道 』 ~
REALISTは、3月25日、『 みもすそ川公園 』前の国道をはさんだ向かい側にある『 関門トンネル人道 』の山口県下関側入口から、エレベーターで関門海峡の下まで降り、人道のトンネルを歩いて、福岡県門司側の和布刈(めかり)側までを往復した。海峡を渡る交通路には、関門トンネル車道や鉄道、関門大橋の高速道路や連絡船など様々あるが、関門トンネル人道と他の交通路との決定的な違いは、人道で徒歩の場合は通行料は無料であり、他の交通路はすべて有料だということだ。
「海底トンネル」と言っていい、このユニークな施設の様子は、普段なかなか見ることができないので、写真撮影した。
下関側の『 関門トンネル人道入口 』がある施設の標示看板。
英語と韓国(ハングル)文字でも表示されている。
写真手前は、『みもすそ川公園』、その先には下関側海峡沿いの国道9号線、
車道先の左側の高い建物が『関門トンネル人道入口』がある施設、右側が付属施設、
トンネル施設の前には無料駐車場がある。REALISTも駐車してトンネルを利用した。
一見、施設は古く見えないが、人道が開通した昭和30年代に立てられた建物だ。
開通直後は話題となり、修学旅行や学校の遠足で多くの学生が歩いたことだろう。
トンネルに入る前に付属施設にある『関門プラザ』に立ち寄った。
トンネルに関する歴史や写真資料、開通工事の模様などを展示。入場は無料。
自動ドアの正面は、下関のシンボルで有名な「河豚(ふぐ)」の絵。
部屋の中は明るく、エアコンも常時動いていて快適だ。
ここで、トンネルの勉強ができる。
「年譜」を見ると、トンネル工事は昭和12年に始まり、途中戦災を受け、
昭和33年に開通まで、20年以上を要している。
トンネルの構造は、上が「車道」で下が「人道」という構造だ。
相和30年代のトンネル工事中の模様と断面の状況がわかる写真。
この図を見ると、トンネル部分の総延長は3461m、
そのうちの海底部分は780m、
水抜きとあるが、海水の水漏れがあり
常時ポンプで排出しているのだ。
『関門トンネル人道』の構造が模型で示されている。
上がエレベーターで、下部分はトンネルに接続する状況がわかる。
関門海峡を結ぶ7つの交通路が表示されている。
1.関門鉄道トンネル、2.関門トんネル車道部、
3.関門トンネル人道部、4.関門大橋、
5.新幹線新関門トンネル、6.関門連絡船、
7.関門海峡フェリー
トンネル工事の方法や状況が20分の1スケールで再現されている。
まるでプラモデルやプラモのフィギュアだ。
なるほど、文字で説明するよりも、ディオラマの方がわかりやすい。
人道口エレベーター前に設置された通行可能時間や
注意書きのある掲示板。
海底トンネルに降下するエレベーターに乗車する。
エレベーターを降りると、目の前に下関側ホールがあるが、
意外と広い。
いよいよここから先が海底の下となる。
トンネル内での現在位置を示す表示板。
海底部分が780mということがわかる。
まだまだ先は長い・・トンネル内はヒンヤリとしていた。
ここは、海峡の真ん中だ!ここが半分の県境地点!
15分後にようやく、門司側のホールが見えた。
このエレベーターに乗って門司側の地上に出る。
この建物が門司側の「和布刈(めかり)公園」内にある
『 関門トンネル人道 』門司側出入口の建物だ。
REALISTは、わずか15分で海峡を歩いて渡り、門司側でゆっくり楽しみ、
再び、帰りもトンネルを歩いて下関に向かった。
門司側、下関側でも人道口近辺の住民には、毎日のトンネル内の散歩で
健康的に楽しんでいる人が多くいるそうだ。
(Thanks) !!↓(ありがとう)^^)/~~
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