2019/12/31(火)17:06
『 大浮世絵展 』(山口県立美術館)訪問記
★☆ 浮世絵に観る江戸時代の日本伝統美に感動! ★☆
Yamaguchi Prefectural Art Museumu (山口県立美術館)
~ 国内、国外からかき集めた著名な作品群 ~
REALISTは、先日、『 大浮世絵展 』が開催されている山口県山口市の「山口県立美術館(山口市亀山町3番1号)」を訪れた。どれも歴史に残る本物の浮世絵の美しさや芸術性、描かれた江戸時代に生きた人々の姿などに感動した。今回の催しは、国際浮世絵学会創立50周年記念として、江戸時代に活躍した著名な浮世絵師作成の浮世絵を保有する国内の美術館ばかりか、ホノルル美術館、ギメ東洋美術館、ベルリン国立アジア美術館、大英博物館などの国外からもかき集めた作品群だ。これほどの実物作品群を一挙に鑑賞することは、おそらくなかなかできないだろう。
『 山口県立美術館 』正面玄関に掲げられた大浮世絵展の看板。
『 山口県立美術館 』ホームページ
作品は、どれも学生時代の美術の教科書や記念切手などで見たことのある有名なものばかりで、葛飾北斎の「富嶽三十六景」シリーズや歌川(安藤)広重の「東海道五十三次」シリーズ、喜多川歌麿の「ポッペン(ビードロ)を吹く娘」など・・・また、岩佐又兵衛の美人図シリーズに代表される多くの江戸時代の若い美人女性を題材とした姿を観る事ができた。それにしても、はるか昔の江戸時代の風俗、若い女性のあでやかな姿、お洒落(しゃれ)な髪型、持ち物、着物などの現代では見ることができない当時の独特なデザインや絵柄のきめ細かな伝統美は素晴らしいものだった。
この種の美術鑑賞では、じっくり鑑賞したいREALISTは、・・
人混みを嫌い平日の午前中に訪れたが、既に多くの人が館内にいた。
『 大浮世絵展 』紹介パンフレットの一部。
この浮世絵展は、単に浮世絵を鑑賞するだけのものではなかった。
300年間以上にわたる浮世絵の歴史を知ることもできる。
したがって、展示方法も浮世絵の始まりや古い時代から始まるわけだ。
実に、439点もある作品群だが、展示期間が限定されているものもある。
出品作品の主な浮世絵師名
岩佐又兵衛、菱川師宣、鳥居清信、宮川長春、奥村政信、石川豊信、鈴木春信、
勝川春章、磯田湖龍斎、鳥居清長、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、
歌川広重、歌川国貞、歌川国芳、長谷川貞信、月岡芳年、小林清親、
豊原国周など・・他多数
浮世絵に描かれた300年以上の江戸時代の歌麿(うたまろ)などに代表される多くの美人画は、江戸の吉原の遊郭で働く遊女が多い。おそらく10代後半から20代までの女性が大半だろうが、とても美しい女性たちばかりだ。切れ長の目、細い白い指、芸術的な髪型で当時の最新のファッションで着飾った彼女たちの人生まで垣間見れるようだった。お洒落(しゃれ)度の点では、おそらく現代の女性よりもはるかに上ではないかとさえ思った。
『 大浮世絵展 』の入場チケット。
~ 「 山 口 県 立 美 術 館 」 ~
( 所 在 地 )・・・山口市亀山町3-1 (電話:083-925-7788)
( 開館時間 )・・・9:00~18:00(入場は、17:30まで)
( 休 館 日 )・・・月曜日
( 入 場 料 )・・・一般:1200円、学生・シニア:1000円
美術館までのパークロードを歩く。
お天気もよく、さわやかな気分で歩ける。
美術館の駐車場は狭いので、道場門前商店街の駐車場を利用した。
土曜、日曜日なら、付近の県庁の外来駐車場を利用できる。
「山口県立美術館」の正面入り口付近。
美術館は、パークロード沿いにある赤レンガ模様の壁面の建物だ。
足早に美術館の中に入ると、午前中なのに既に多くの入館者がいた。
どうも人混みを避けたいという心理は、REALISTだけではないらしい。
久しぶりに山口市内の道場門前商店街を歩いた。
職場の仲間が教えてくれた老舗ラーメン店に突入!
大浮世絵展鑑賞後の興奮やまないままに、美味しいラーメン一杯!
あっさり系の醤油ラーメンだった。確かに「味はよし!」
山口市内では、かなり老舗(しにせ)のラーメン店「江戸金」。
以前あった道場門前商店街中心部から、やや東側に移転していた。
REALISTが入店すると、既に5名の若い女性が席を占領中だった。
カウンター席の端っこにそそくさと着席できた。
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