2019/11/17(日)16:22
昔人の憩いの場 『中山渓(ちゅうざんけい)』(山口県下関市)
★☆ 雄滝・雌滝が清流作る、美しい渓谷『中山渓』★☆
Chuzan kei(Ravine) in Japan Yamaguchi Prefecture shimonoseki city
~ 山口県下関市菊川町東中山『中山渓』 ~
REALISTが訪れた『 中山渓(ちゅうざんけい) 』という渓谷には、小規模の「雌滝(めすたき)」、「雄滝(おすたき)」という滝があるが、水不足のため少々遠慮がちな「雌滝」は勢いがなく、その一方で渓谷のもっとも奥にある「雄滝」は、雄々しく滝らしい姿が印象的で、静寂な自然の中に流れる水の音がとても心地よい空間を提供してくれた。「雄滝」の様子や滝を流れる水の音を動画でも記録したので見れば少しは体感できる。
REALISTが、2013年3月12日(土)に散策した過去記録。
山口県下関市菊川町の木屋川沿いの県道34号線にある西念寺前に架かる
中山橋の入り口にある案内表示『中山渓』発見!
中山橋を渡ると東中山の地だ。
橋を渡ると、左手に向けた中山渓まで1300m、
道なりに進むと到着する『中山渓』入り口には小規模な駐車場あり。
駐車場を出ると、古びた「遊歩マップ」表示板と遊歩道入り口がある。
進路右手のエメラルド色の湖を見ながら遊歩道を歩く。
湖面沿いの道を進む。気温は10度前後。
間もなく、林道の様な道が出現。
静寂な湖面、鳥のさえずりしか聞こえない。
林道をしばらく歩くと、なだらかで細い道となる。
すぐそばの湖面に太陽光が眩(まぶ)しく写っていた。
「道が狭いので転落しないよう、くれぐれも注意して下さい」と
親切に注意喚起の木札が目の前に。
左に大きくカーブする道に差し掛かかり。
湖沿いの遊歩道が終わるあたり。
道のそばの水面を見ると、メダカより一回り大きな魚が群れていた。
コンクリートの階段の登りが続く。
間もなく現れた「雌滝さま」の案内板、その先に小さな滝が見えた。
流れる水の音が響くが、やや水量不足の「雌滝さま」 。
さらに進むと、再び赤い橋が見え、雄滝まで400mとある。
赤い橋を渡って階段を進む。
渓谷に沿って上り坂を歩く。
道の左下を見ると、豊かな水が光っていた。
水が流れる沢沿いのゴツゴツした道が続く。
渓谷の底を緩やかに流れる水。
「今一度 振り返り 見つつ 滝壺を 逆のぼり 住みし 落人が里」
とある詩文、そして、「雄滝さま」の案内板も
清水の流れが目の前に・・
「雄滝」が目の前に現れた。静寂の中に水の流れる音が響き渡る。
滝壺の輝く水の美しさ。
『中山渓(ちゅうざんけい)の「雄滝」(下関市菊川町東中山)』
(REALIST撮影)
清らかな水の流れと周囲に響き渡る水の音でマイナスイオンいっぱい。
この滝周辺は、昔、この渓谷の先に存在した
「大了寺」という集落の人々の憩(いこ)いの地。
次は、この先に残る集落跡をご紹介する。
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