2019/12/01(日)12:00
夏山での必需品
★☆ 夏の登山でお世話になった『 虫除けアイテム 』 ★☆
The necessity for mountain in summer
~ The countermeasure against insects ~
~ 快適な夏山登山のために携行すべし! ~
いよいよ夏も終わりに差し掛かり、季節の変わり目を感じる昨今ですが、みなさんお元気でお過ごしでしょうか?私は、相変わらず仕事の合間に好きな趣味や登山などのアウトドア関連志向一直線で進んでいます。さて、今回の久々の話題は、「夏山の必需品『 虫除けアイテム 』」です。夏山はもうすぐ終わりますが、それでも頑固に話題とします。
さて、夏の登山のなかでも特に、標高1000m以下の比較的標高の低い「低山(ていざん)」と呼ばれる山の登山は、山頂でも気温が下がらず暑い上に、それにも増して不快で一番悩まされるのが、蚊やアブの襲来です。REALISTも登山を始めたばかりのころは、それに対する何の準備もせずに散々の目にあった経験があります。しかし、例外もあり、6月に登った標高の高い四国愛媛県の石鎚山(いしづちさん)の弥山(みせん)(標高1974m)の頂上部でもアブが異常に多く飛び回り、登山者にたかるのを見て驚き、必ずしも虫がいるのは低山ばかりでないことを実感しました。
写真の左から、これは、フマキラーの「どこでもベープ」という商品名の市販品で数年前にドラッグストアで購入したものです。電池式でスイッチをONにすれば、屋外でも使えるベープです。最近でも似たものが店頭で販売されていますが、これと同一のものは見つかりませんでした。ただ、5月末に登った福岡県の宝満山(標高826m)の登山途上で、出会って立ち話をした山ガールの方も私と同じこのタイプをまったく同じ方法でザックのショルダーハーネスに装着されていました。次に、中央のガラス容器に入った携帯スプレー式のものは、「ハッカ油」という商品名で、通常の薬局などでは販売されておらず、楽天で探してネットで購入したものです。主に首周辺や手首など衣服から露出する肌部分にスプレーして使っています。匂いはハッカの匂いそのもで自然の植物から抽出されたもので、べたつきもなく清涼感があります。ハッカの匂いが強いために、これが蚊やアブを近寄せないようです。そして、右のボトルもラベンダーなどの植物から抽出された虫の嫌う成分から構成された液体入りのアウトドア用のボディースプレーです。これも、同じく一般の店頭では販売されておらず、ネットで購入しました。虫除けスプレーは、市販品も使いますが、最後に頼りになるのが、強力な助っ人になるこれらの商品です。
これは、フマキラーの「どこでもベープ」をバックパック(ザック)のショルダーハーネスに付属のマジックテープで装着した状態です。これだと、肩部分で邪魔にならず、しかも首周辺に近いので、顔周辺にたかろうとする蚊やアブに対する効果があります。頭から虫対策用のネットを被(かぶ)る登山者を見たことがありますが、息苦しいのと視野が狭くなるので、ネットは被りたくありません。衣服や帽子に対する虫除けスプレーと携帯ベープで鬼に金棒!蚊やアブはまとわりつかなくなりました。
『 ヤマビルの現状と対処法 』
中国山地や九州、四国などでは、見かけたことはありませんが、神奈川県丹沢山地周辺や三重県では「「山ビル」」が多く存在し、短いミミズの様な形状な割に動きが早く、立ち上がることも可能で、人や動物の吐く息の二酸化炭素に反応して、尺取虫の様な動きで素早く移動して動物や人に食いつき吸血する軟体生物がいるらしいです。重症熱性血小板減少症候群 (SFTS)を感染させる「マダニ」も怖いですが、これも気持ち悪くて苦手ですね。夏山で見かけた山ガールで、暑いからと腕などを露出している人を見かけますが、夏山ではお勧めできません。山口県でもマダニにかまれて既に5人(大半が女性)の方が亡くなられていますが、肌の露出は最小限にするのが鉄則です。ところが、この山ビルは服や厚めの靴下の上からも食いつくんですね。こわい!
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