テキストを開けずに
5科目で100/500ぐらいだった中3の生徒が、なんとか200前後まで取れるようになってきた。しかし、まだまだ自信のなさが伺える。今日から「三平方の定理」をやったが、見た瞬間に引いてしまった。難しそうだということで、思考が止まり、普段できることまでできなくなる。これには、ちょっと考えさせられた。実力が上がってきたので、問題ないだろうと思っていたが、安易に考えすぎていたのかもしれない。こういう単元に入るとき、テキストは開けないようにしたほうがいいのではないだろうか。テキストなしで、もしくは自作し、「こうやって辺の長さを求めることができるよ。」と説明してから、例題を出してやらせてみる。その後、テキストの長さを求める問題からやってみるべきだったのかなと思う。たいていの教材は、なぜ三平方の定理が成り立つかというところから始まっているが、それを見て引いてしまう可能性がある。次の授業の導入は、テキストを開けずに始めよう。