電車の中のオスカル様

今日の帰り電車での出来事。 いつものように混雑していた。 電車の中は暑い。 乗るとすぐ眠くなりうとうとしていたら、急に大きく揺れ「あっ」と思う間もなく次の瞬間尻持ちを付いていた。 一瞬隣のおじさんとその後ろの人達がこっちに向かって大きく揺れたのは見た。 将棋倒しにならずには済んだ。 他の人達はふんばったのか揺れ戻ったようだ。 ふいを打たれた自分だけふんばれず、混んでいたはずなのに僅かな隙間を塗って転んでしまった。 回りの視線を感じ、恥ずかしいと思いながら膝を曲げ立ちあがろうとした。 が、まだ揺れていたので上手く立ちあがれない。 そこへすっと手が差し伸べられた。 「すみません。ありがとうございます。」と、お礼を言いながらその手につかまり立ちあがった。 手を差し伸べてくれた人はその後すぐに後ろを向き吊り革につかまったので顔は良く見えなかった。 「あー。オスカル様だ」 ストレートでセミロング、パンツにジャケット、スタイルの良い女性でした。 電車の中で転ぶのは初めて。 おまけに通勤電車。 恥ずかしい思いはしたけれど、親戚で素敵な女性が手を差し伸べてくれて良かった。 オスカル様。ありがとうー♪