Atletico Tokyo~アトレチコ東京~

bjリーグとJBLの関係について

そもそも、なぜ日本にバスケットボールリーグが2つもできてしまったのだろうか?
この根本には、日本スポーツに宿る問題として今後絶対に無視できないものが存在している。



まず、bjリーグを立ち上げた新潟アルビレックスのチーム事情を見てみよう
(以下は2chのコピペです)。

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JBL(日本バスケットボールリーグ機構)に属すると
そのチームがホームで試合をする場合、毎試合の開催権として分担金をJBLに支払う。

(※スーパーリーグの場合、100万円から200万円。
ほかに体育館の使用料、設備費、審判料など試合のための費用をチームが負担するのだが、開催権はあっても興行権は持てない。
スーパーリーグの場合、分担金を加えるとホームでは毎試合約300万円、遠征では約200万円の経費が必要になる。 )


一方チームが得る収入は地場スポンサーや後援会のカンパぐらい。
興行権を持たずに入場料収入がなくては毎試合、経費を垂れ流しているようなものだ。
それでも、大企業にサポートされたチームなら問題はないのだろうが、
新潟アルビレックスのようなクラブチームは存続そのものにかかわる。

そこで河内は、興行権を持つ県の協会から興行権を買い取った。
会場に掲げる地元スポンサーの看板料という名目で、1試合30万円を協会に払い、興行権を手にしたのだ。

河内「入場料収入は確保できたんだが・・・・。うーん。スタンドは確かに埋め尽くされるようになった。
しかし、アウェイでは収入はない。売上は上がったが利益が出ない。これでプロといえるんだろうか・・・。
JBLの中にひとりプロチームがあるだけでは逆に飲み込まれてしまう。ダメだ!これでは!」

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☆bjリーグというプロリーグ☆
 bjリーグは「プロスポーツ」を標榜して生まれたものだ。
では、なぜアマチュアじゃなくてプロなのか?
それは、上の話を踏まえればわかると思うだが、「お金が無いから」この一言に尽きる。
 アマチュアとプロの定義についてはいろいろあるが、私は、


アマチュア…金があるから人の力を借りなくてもできる
プロ…金がないからいろいろな人の力を借りなければやっていけない


ということだと考えている。
(この定義からするとプロ野球は思いっきりアマチュアなわけだ)
昔はアマチュアの形で出来たものが、企業(自分)にお金がなくなって、企業(自分)の力だけでは出来なくなったので、
「プロ化=いろいろな人からお金を集める」
「そのためにお金を払ってくれるスポンサーやお客様にいろんな価値を提供しよう」
というシステムをいろんなところで実現しようと、
bjリーグも含めて「スポーツを残すために」プロリーグを創設しようというのが今の流れである。

では、企業スポーツはもう要らないものになってしまうのだろうか?





☆企業スポーツはいけないわけではない☆
企業スポーツのカタチが全て悪いわけではないと私は考えている。
なぜなら、日本リーグのシステムは肯定的に考えれば「企業の責任が有限的責任に抑えられる」というメリットがあるからである。
ある程度の金を捻出すれば、それ以上の責任は協会が負う。
だから協会は入場料収入などを得る、というシステムになったわけである
(このシステムはサッカーの日本リーグが40年前に作ったものらしいが…)。

ただ、企業としてはこれで楽になるのだが、クラブチームのように、誰も助けてくれずに生き残りをかけている所はそうはいかない。
だから、そもそもアマチュアタイプとプロタイプを同じリーグで共存させようとすることに問題が生じると私は考える。





☆日本サッカーに宿る意外な問題☆
スポーツはプロ化していく、本当にそれだけでいいのか。
サッカーを例に取ると、以前あるJリーグのフロントから興味深い話を聞いた。
それは、具体的数値こそ不明なのだが、「サッカーは社会人チームがどんどん減っている」という事実である。

スポーツのプロ化を問題にするとき、
「競技をもっと高いレベルでやりたいのに、企業に入って両立することでしか出来ない」人がクローズアップされることがよくある。
ところが、プロをどんどん推し進めると逆の問題が発生するのである。
つまり、「社会人になってもサッカーを続けたい」「金銭的安定を求めながらもサッカーがしたい」人への門戸が狭まってしまったのである。

日本が本当にサッカー大国になりたいのなら、
いろんなバックグラウンドの人がサッカーを楽しめる環境になることが求められるのだ。





☆bjリーグとJBLの2リーグの共存が望ましいのではないか☆
私はJBLが無理にプロ化する必要はないと思う。
2つのリーグが共存して、チャンピオン同士を日本選手権とかいって対戦させれば面白い
(収入面や外国人枠など、問題はいろいろありそうだが…)。
チーム存続に関しては、最近問題になっている福岡レッドファルコンズや昨年無くなってしまった(?)横浜ギガキャッツみたいに、
企業が支えきれなくなってクラブに変えざるを得ないチームが出たときに
彼らをクラブ体系に向いているbjリーグに引き取ってもらうというシステムができれば、
それがベストではないかと考える。

これらが実現するためには、双方のリーグの和解は必須事項である。
残念ながら今はJBLがbjリーグを敵視する状態が続いているが、
このように両方にとってwin-winの関係を作ることは不可能ではないと思う。

(2005.1.2作成)


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