Atletico Tokyo~アトレチコ東京~

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2009.04.15
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カテゴリ:Sports Business
元の論文の一部はこちら


●満足度は7位以下の球団を隠しているが、観客動員数との関連性データからすると、巨人はおそらく8位だと思われる。また、観客動員数と満足度の関係では巨人が異常値を示している可能性が高く、因果関係があるのはほぼ間違いないと思われる。巨人が異常値を示しているということから、巨人だけは別の因果関係アプローチを考えるべきかも。


●そもそも巨人については、「このチームに地域性を求めるのは最早不可能である」というバイアスを取り除いて評価すべきかな、と思う。最も満足度影響が高いと12球団全部では評価されるファンサービスや地域貢献について、特に後者において完全無視な球団だから。でも、だから悪いなんて話ではないし、実際収入マイナスなわけじゃない。
言い換えると、満足度の算出式それ自体が他の11球団のやり方に引っ張られて作られているんだから、突出して独自なやり方やっているチームはそれだけで変な評価になるだろ、と。こういうチームはとりあえず最終順位は気にせず、一つ一つの項目を愚直に見て、時系列で追って評価することに徹したほうが正しい気がする(今は時系列はまだ無理だが)。21世紀型巨人のビジネスモデルって、多分そういう路線の先に道が見えると思うので。


●それを踏まえて巨人の評価を一つ一つ見たけど、まぁそれでも低いんだろうな(笑)チームに魅力が無くなっているというのは間違いない。最大の理由は松井以降のスター不在、という面にあるんだろうけど、敢えてフォローすれば、そういう選手が出なくなった時点で、特定の選手依存の体質からある程度脱却することが命題となったわけで、それは上手く行っていると思う。というか、夕刊フジの「美しく勝て」は最近やっていると思うんだが(笑)実際には「スターをもって美しく勝て」なんだろうな。確かにそれが興行ではある。

痛い問題は、今のいい面が浸透してないというか、巨人が若干マニアックになってしまってライトなファンが(特にスターがいなくて)ついていけてないのが現状じゃないかと。個人的には、今のまま突き進んで、お金にならないファンをある程度切って、熱狂ファンの単価を上げる方向に行くので正解じゃないかと思う。どうせ放映権料なんてこの先上がらないし、実感レベルでは単価は上がっているんじゃないかな。問題はそれで前者を切って、マニアックジャイアンツが世間的にどう取られるかだが。


●各詳細満足度のランキングを見ると、一部はちょっとチームロイヤリティの影響ありすぎ?とも思う。日本一見やすいスタジアムが札幌ドームであるということも、日本一フード満足度が高いのが甲子園というのも、最もアクセスがいいのが浜スタというのも、相対論で考えれば違和感がある。ただ、重要なのはファンが実際に「見やすい」とか「美味しい」とか「近い」と思うかである、と考えれば、それも正しい。


●満足度が向上すればチームロイヤリティや観戦意向は向上するだろうし、チームロイヤリティが高いことで、チームのサービスの満足度も向上しやすくなるとは思う。統計的に因果関係でどっちが卵でという話は不可能で、最終的には相関のあるなしでしか語ることはできないわけで、ここらは推測で語るしかないんだけど、今回の調査結果を見ると、満足度⇒ロイヤリティという一般によく使われるロジックを用いても、スポーツ界だと逆流するロジックの存在も結構あるんじゃないかと思ったり。
これを噛み砕いて表現すると、「このチームが好きだし、そういう人が多いから上手くいってるし、ウチの球団はこのくらいのサービスでもOKOK」みたいな現象ってありそうだよね、と。だって、相対的には明らかにそれ以上だろうというサービス頑張っていると思ったチームが評価すごく低いし。最終的な満足度に与える影響は確かに小さいみたいだけど、チームが愛されていないと、同じことやっててもサービスの評価が低くなりやすい、という傾向は間違いなくあると思う。


●日本ハムの総合的な評価を見ると、やっぱこのチームの地域貢献やチームの魅力って半端じゃないレベルなんだなぁと思う。このチームの成功は革命だったなぁ。


●セリーグとパリーグで、好きになったきっかけの「家族の影響」のあまりの違いに笑った。セリーグは40%でパリーグは20%。一方でパリーグは地域性が露骨に出ているから、地域密着の結果はこういうところに現れているんだろうな。


この人の論文は大学時代にも読んだことあるけど(確かその時は西武の満足度を計ってた)、今回のは半端なく面白かったです。






Last updated  2009.04.16 00:32:59
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2006.12.14
カテゴリ:Baseball


とうとうこの時が来たか、という感じだ。


巨人戦中継を大幅削減=日本テレビ放送網、来季地上波は40試合-プロ野球
 日本テレビ放送網は14日、視聴率低迷が続くプロ野球巨人戦の来季の生中継について、地上波での放送を大幅に減らし、40試合とする方針を明らかにした。今年は開幕前に63試合を予定し、実際には57試合を放送した。代わりに、地上波で放送しない22試合をBSで放送する。

 ビデオリサーチの調査では、他局も含めた今年の巨人戦中継の平均世帯視聴率が、年間視聴率の統計を取り始めた1989年以来最低の9.6%(関東地区)に低迷した。中継削減の方針について久保伸太郎社長は記者会見で、「地上波の視聴率を含む業績の回復と、BSに対するコンテンツ供給のため」と説明。「巨人戦が強力なソフトとして戻ることを強く期待したい」と述べ、4年連続で優勝を逃した巨人が強さを取り戻すことが必要との見方を示した。
(時事通信より抜粋)



もうすぐ巨人ファンになって20年だが、その私的には、巨人戦の視聴率低迷の理由で考えられるのは以下の5つだ。

1…巨人の戦力的な問題
FA制度以降に自軍選手を大切にせずに選手補強に頼ったことによる、自軍の元々持っている力の低下。

2…長嶋茂雄がいなくなった
巨人だけでなく、野球界を牽引し続けた長嶋茂雄が球界から身を引いた。また、松井秀喜の海外移籍も影響していると思われる。

3…娯楽が非常に多くなった
多チャンネル化により、巨人戦をやっている時間に巨人戦以外の野球も観られる、サッカーでも他のスポーツでも観られる、バラエティだって映画だって観られる、と人の好みが多様化した。また、野球をやっている時間に外に出る人も増えた気がする。

4…インターネットの導入によるメディア構造の変化
新聞やテレビの影響力は、インターネットの導入により一気に低下した。そして時代はインターネットでスポーツが観られる時代にまでなってきているし、テレビよりもインターネットなら自分の好きな情報が好きな時間に得られるので、「暇だからテレビでも観るか」から「暇だからインターネットでもやるか」に変わった人が増えた。巨人戦を「暇だから」観ていた層は、今は巨人戦どころかテレビすら観ていない可能性は高い。

5…プロ野球界の地域密着
ここ数年でプロ野球球団は九州、中国、近畿、中部、関東、東北、北海道、と、四国以外は全国に上手く散らばった。各地域で地元に近いチームを応援しようという風潮、応援してもらおうという努力が生まれ始めた。これまで巨人ファンだった人は地元球団を応援し始めている。


で、この5つが原因だとすると、巨人が何とか出来るのはせいぜい1と2だけ。私は「巨人が強くなれば視聴率が上がる」とかいう話は迷信以外の何者でもないとしか言えない。別に巨人やナベツネが悪い面もあれど、これは時代の流れなんだと考える方が自然なのではないか、と思う。

毎晩野球を民放で観られる時代はもう終わる。今の巨人がどんどん減る放映権をどこまで当てにしているのかはわからないが、彼らはそれよりも、どんな値段でも「放映されない」ことに危機感を募らせているのだろう。

個人的にはまずはテレビよりも、目の前のドームを、巨人を観たいお客さんで一杯にすることが先ではないかと思う。お客さんを呼ぶ努力はしているのはわかるが、Jリーグクラブのような「毎試合スタンドを巨人ファンで満員にする」というニュアンスのメッセージを聞いたことがない。NFLのようなブラックアウトポリシーではないが、まずお客さんで偽りのないくらい満員にしてから、しっかりとスタジアムに行くファンを増やしてから、テレビのことを考える「基本」に戻って欲しい。

「毎試合球場に行きたい。でも実際はそうはいかないから普段はテレビで我慢しよう。」

そういった、能動的な心でテレビは観る時代ではないのか。







Last updated  2006.12.15 02:03:09
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2006.11.14
カテゴリ:Basketball
2シーズン目の東京アパッチ、4試合目で初勝利。

あー…よかった~…。


正直、優秀(に見えた)外国人もたくさん獲ったし、これで身長の低さも解消されてリバウンド問題解決、それで安直に「今年は楽勝でプレーオフ行けるでしょ~」とか思っていたのが大間違いでした。

昨年の魔の第3Qから今年は魔の第4Qになっていて、今年はもう4試合で、
・開幕戦⇒追い上げムードから第4Qに20点差つけられる
・2戦目⇒最大25点差リードを第4Qに追いつかれる。延長で敗戦
・3戦目⇒またも1点差まで追い上げたのに第4Qで10点差に
・4戦目⇒大勝ムードから第4Qに猛追を食らう


ある意味スリリングなんですけど(笑)


まぁ、こうなっているのは多分、

他の選手の調子が悪い、怪我人が多い
ジョン・ハンフリー”ヘリコプター”が孤軍奮闘で点取りまくり
⇒第4Qにスタミナ切れ

が原因なようで…。



またチームを作り直しとか、大変なことは大変ですが、とりあえず飽きないシーズンになりそうです。
個人的には信平を応援(茂庭みたいなネタキャラになりそう)。
と、いうわけで、こっちでもまったり応援していきます。






Last updated  2006.11.15 00:26:47
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2006.10.24
カテゴリ:Basketball

http://www.s-move.jp/item_11954.html

・クビになってもいいのか、と何度も強化部長に言われてる。
・選手も強化部長に試合中などに「代えろ」と言われてる。
・ベスト8を目指すとただ言うことよりも、もっと足元を見ろ
・強化委員会に監督が呼ばれないという異常
・何ヶ月も準備してるチームがあるのに、3日間の合宿で大会で優勝しろと言われたりした
・日本代表チームがやったことにプライドを持て




JBLもbjもレジェンドもALL DAYも好きでいることは心からいいと思うし、
日本代表だって応援したい。

でももし、
これでも日本バスケットボール協会の方針を支持するという人がいたら、
俺はその人はバスケを愛してる人だとは思えない。



やっぱり、デモとか横断幕とか、そういう作戦に出なきゃダメなのかな…と
ちょっとおもってしまいました。







Last updated  2006.10.24 15:12:47
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2006.10.20
カテゴリ:Sports Business

東京ヤクルトスワローズが観客動員増を目標に始めた新プロジェクト、「F-project(FはFuruta、Fan、Fun、Fullの意)」が、初めてのシーズンを終えた。たまたま調べる機会があり、この成果を分析してみた。

今シーズンの神宮球場については、終盤3試合ほど観戦しただけなので正確な実感を得たわけではない。ただ、自分の印象は「変わってはいるが、それが自分自身の喜びとして実感できた」というわけではなかったのが正直なところだ。


まず、観客動員数の変化について。2006年の観客動員は1,315,389人(1試合平均18,019人)。ちなみに、2005年は1,307,731人(1試合平均17,914人)。つまり、観客数の減少については歯止めがかかったとも言えなくはないが、成功ではないと思う(ちなみに、開幕前には「今年は30万人増を目指す」という目標があったらしい⇒http://www.daily.co.jp/baseball/2005/11/02/193019.shtml)。

次に。自分は巨人ファンであり、ビジター席で観戦することがほとんどなので、自分がその斬新さに気付いていないかもしれないとの仮説の下、知人で今年神宮球場に足を運んだ人にメールで簡単なヒアリングをしてみた(8人と少数だが、正式なものではないのでご勘弁を)。

1人だけ年間15回足を運ばれた方がいらっしゃった。この方はさすがに慣れていて、昨年からの多くの変化があった(最後まで残るお客様が増えた、より楽しめる空間になった、など)という感想をおっしゃっていた。一方、残りの7人はみな3回以下の観戦数だった。うち4人は今年初めてスタジアムに行った方だったのが、面白さを感じていた方は7人中わずか1人という結果となった(ただし、この方は東京アパッチとのコラボレーションで興味を持ったバスケファンなのだが…)。


この結果で、「頻繁に足を運ぶファンにとっては非常に魅力的な企画が出されているが、一般のお客さんがなかなかそれを享受できていない」現状が見えてくる。これこそが、今季の観客が増えなかった最大の原因ではないかと思った。

詳しく考えてみる。このプロジェクトの主旨として、オフィス街である都心のサラリーマンなどを取り込みたいという考えが伝わってくる。私はサラリーマンではないが、観戦感覚はそれに近いのでは、と思っている。神宮球場に行くことは時間的にはギリギリとなることがほとんどだ。試合開始後に神宮球場に到着することもある。ちなみに、観戦に行くかどうかはその場のノリで決めることも多い。一人でプラリと行くこともある。

では、現状の演出はそういう人間が適切にサービスが受けられる状態にあるのだろうか。サービスというのは顧客が感じられなければ意味がないのであるが、私が聞いた中では、あまり足を運ばないファンがそこをどれだけ感じられているかが非常に疑問の残るものであった。

試合の主役はもちろん選手達なので、彼らが魅力あるプレイをすることが重要ではある。しかし、もう一歩お客さんを喜ばせるには試合の合間のサービスが不可欠だが、まだその質が足りないのではないかと思うのだ。実は楽天の最終戦の時にたまたま仙台にいたのでフルキャストで観戦したのだが、彼らはそれこそ毎イニングの合間に演出を提供していた。あまり野球に興味のない人々も非常に喜んでいたし、最終戦にもかかわらず満員であった。もちろん楽天も観客動員が昨年よりも減っているのが現状であるし、他の問題もあるのだが(それは別に書くとして)、彼らの方が努力とその成果の可能性を感じさせるのも事実だ。


1人、「別に他の球団と比べて真新しいファンサービスがあるとは思わなかった」という意見があったのだが、こういう意見がなくなったとき、真の改革が実現できると思う。







Last updated  2006.10.20 18:53:20
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2006.10.17
カテゴリ:Baseball

巨人が4年連続で優勝を逃した。まぁ弱い。ひたすら弱い。
今季4度目の生観戦、最終戦に行ったのだが、相変わらずの様子としか言いようがない。


ところで、巨人が本当に変わるためには何が必要なのか。自分もSNS(注:アルヴァロではなく本名に近い名前です)でファン同士の議論に参加するが、ファンは基本的に「これまで通り大型補強をする」か「若手を積極的に育成する」か、ある意味「それをミックスする(4番だけは補強、など)」という選択肢で考えているようだ。私はそれに関してファンの意見を読んでいて疑問に思うことがある。多分、問題はそんな浅い事ではない、と。


上の選択肢で言うと、私はまぁクリーンアップの1人は生え抜き、もう2人は獲得に任せて、後は若手生え抜きで固めて欲しい、という「若手を積極起用」の立場ではある。だが、そもそも今の巨人軍は「若手を積極起用」して、選手が一流に育っていく環境にあるのか。私が見る感じでは、これはNOである。


私は根本的に考え直さなければならないのが、2軍の育成システムだと思う。


はっきり言って(個人的に観た感じだが…)若手選手を見ていると、頑張っているしそれは好感が持てるのだが、打撃はまだしも守備面や走塁面の判断において「?」がつく選手が多いのはどういうことか。バントの上手い選手もあまりいない。 正直、脇谷であれ鈴木であれ矢野であれ(個人的には矢野に最も失望しているのだが)、そういう意味では他チームの下位打線以下に感じる。


「最初は打てなくても使い続けているうちに結果が出る」というのは主に打撃面であって、少なくとも守備や走塁、判断については1軍の実戦で改善していく類のものではなく、練習で徹底的に叩き込まれるものであるはずだ。自分は2軍の練習を見ているわけではないが、もし「若手は使い続けていればいつかモノになる」という考え方をフロントや首脳陣がしているのであれば、それは大きな間違いであると言いたい。巨人の育成機関は本当に野球を教えているのか。


例えば中日も、しばらく2軍で育った選手がいなかったが、落合監督がこの3年で2軍を含めて組織の大改革を行ったから、今年になってどんどんいい選手が出てきて今年の優勝があった。巨人もここ10年くらいは他から獲ってきた選手が多くなってしまって若手にチャンスがなくなった。そこで重要なことは、巨人は「若手を使う」ことを思い出しただけで、「育成する」ということは相変わらず忘れたままである、ということだ。

今のままでは、「使える若手」が、せいぜいどこのチームにでもいるクラスにしか落ち着かない、そう思えてならない。



最近出版された「Gファイル」という巨人の内幕を描いた書籍を読んだ。今の巨人は育成機関に限らず、根本的に組織的問題が残ったままだということを記している。


私は巨人は5年は優勝できない、と今は思っている。







Last updated  2006.10.17 10:18:52
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2006.08.10

大好きなドイツ・ブンデスリーガの開幕2日前にして、ようやく日本での放映権がJ SPORTSに決まったらしい。この前J SPORTSに問い合わせまでしたんだが、とりあえず決まって一件落着。今年も無事、倉敷様の実況でバイエルンやブレーメンを堪能できるわけですな。


今回ここまでもつれた原因はブンデスの新スポンサーになったドイツテレコムという通信会社。なんか彼らはCATVや衛星による映像配信を認めずにネット配信による放送に限定しようとしているらしい。で、結局日本向けテレビ放映権を4倍にするとかいうわけのわからん要求をしているらしく、J SPORTSが困っていて交渉していたというのが真相らしい。ちなみにスポナビによると、彼らがリーグに払う金額は3年で87億、自分たちの収益予測は3年で1800億。IT業界が儲かるわけですね。

ネット放送というのはメリットもあるがデメリットも大きい。全体的には、まだまだトラブルの大きいネット中継において、生がウリのスポーツを全世界的に放送するのは無理があると思う。個人的には、IT業界が思っているほど、ネットスポーツはおいしいものでもない気がするが。

例えば日本の場合。日本でのネットスポーツ中継は楽天やソフトバンクが行っている。ただ、これはビジネスモデルとして、これのみで収益を得るのは無理だということもわかっている。楽天ゴールデンイーグルスが昨年の開幕前に「500人限定ネット中継、年間10万円でホーム全試合が観られる」とか謳っていたら10人くらいしか買い手がつかなかった、なんてことも。結局今は他から広告料を取っているのかもしれないけど、とりあえず視聴者に対しては「宣伝効果」を狙った無料放送に落ち着いている状態。


先週、某企業にいる大学時代の先輩から、上が今後スポーツのスポンサーに力を入れたいらしいからライバル企業の取り組みやスポンサーを行う際のポイント、消費者やファンからの評判などを教えて欲しいと言われて、ちょっと調べていた。

そのときにいろんなスポンサーの形態を見直して思ったこと。スポーツスポンサーという「スポーツに金を出す行為」において、「金さえ出せば何でも許される」「スポーツは関係なく広告効果のため」という姿勢は、短期イベントならともかく、もはや長期的には受け入れられないんじゃないかと(というより、双方にデメリットが大きいんじゃないかと)。

この理由は、一言で言えば「スポンサーは簡単に1年単位で止めたりできても、ファンは簡単に1年単位で辞めたりできない」から。チームやスタジアムに企業名がついているとかは実は問題ではなく、そこに何年、どれだけの愛情を注いでいるかが問題。それが「ファンと一体になっている姿勢」を生み出し、企業としての評価も上がる。そう考えれば、阪神が企業名なのにあれだけ支持されていることも説明できる。


これらの思想に沿えば、スポーツに金を出す企業の社会的使命がはっきりするはず。
それは「スポーツ界に金を落とす」ことではなく、「スポーツ界に金を落とすことでスポーツを楽しむ人を1人でも増やす」ことじゃないのかと。

放映権に関しては、毎年毎年どこが放映するかで揉めている。スペインリーグをWOWOWが取ったり、セリエAの一部をGYAOが取ったり、そんな取り合いを続けているわけだけど、問題はその度にファンが悲鳴を上げていること。ファンはそう簡単にWOWOWに入ったりスカパーに入れるわけじゃない。

WOWOWに至ってはレアルマドリードやバルセロナの試合の放映権を取っているのにもかからわらず、生放送をしなかったり、ファンが観たい試合を放映しなかったりで反感を買い続けている。なのに、当の彼らは「俺たちが権利を買ったんだ。文句あっか?」という姿勢をまだ感じる(多分中にも頑張っている人がいる一方で、スポーツ専門局でないことによる難しさがしがらみを生んでいることが大きいんだと思うが、そんなことは視聴者は知ったこっちゃあない)。スペインリーグの日本での人気はここ数年落ちているけど、確実にWOWOWの責任だと思う。スポーツを真摯に伝える力のあるJ SPORTSが放映しているからブンデスの人気が最近上がり始めている、というのは言いすぎではないと思う。



スポーツにお金を出すのは非常にありがたい話ではあるけれど、それによってスポーツを楽しむ人を減らしてどうするんだ、というところに俺の怒りはあるわけです。結局、レアルやマンUやバルサやバイエルンがここまでお金を持てるようになった正体がこういう面にある、と考えると、時々悲しくなります。

お願いだから、中でいくら揉めてもいいから、最低でも視聴者を困らせないように純粋にスポーツを楽しませて欲しいです。







Last updated  2006.08.10 11:32:19
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2006.07.23
カテゴリ:J League

Decoさんからのリクエストが復活第一弾。

Jリーグオールスターというのは、ちょっと考えれば摩訶不思議なイベントではある。欧州でそんなことをやっているリーグは聞いた事がない。日本もおそらくはプロ野球のオールスターから来たもの。サッカーの世界で世界基準を考えた時、過密日程を縫ってまでこんなことをやる必要があるのでしょうか、という議論はあって当然だ。

一年位前、こちら(http://kenbtsu.way-nifty.com/blog/2005/09/post_93f6.html)でこのような議論があった。あれから一年、日本サッカーを巡る状況というのはまた変化しているように思える。W杯が終わった今、日本は若手や新たな逸材をどんどん発掘しなければならない時期に来ている。代表戦しか興味がない方々でも、次にどんな選手が代表で活躍するのか、それには興味あるよ、という人は確実に存在する。

日本サッカーへの興味は、「代表>海外組>Jリーグ」くらいの順番だろうと思う。この中にオールスターを組み込むことで、「海外組>オールスター>Jリーグ」と一つクッションを入れることができる。

このことに対しては、2通りの考え方が出来ると思う。一つは私がここまで述べたような、「オールスターを組み込むことで日本サッカーにより興味を向けさせよう」というもの、もう一つは「そんなことをしているから一般ファンは有名選手しか興味が無くなる。とにかく地元のJリーグを見させる努力をしろ」という考え方だ。今W杯後も、代表偏重の多くのサッカーファンへの批判が起こっていた。私も、おそらくは批判する側のファンであろうが、でも、代表だけ見るファンの気持ちもよくわかる。彼らがJリーグにそれだけの興味を持つ環境が、今の日本にはないのは事実だと思う(責任を問えば、メディアにも協会にもJクラブにもあると思うが、長くなるので今回は書かない)

それを踏まえれば、そういう彼らを少しでも振り向かせるきっかけとしてのオールスター、という位置づけは決して悪いイベントではない。今年のオールスターでも、内田、藤本、青山、中村北斗などのなじみのない有望な若手選手が出場している(まぁWYに出ている選手もいるが)。そういう新たな代表候補に注目するなどで興味が沸けばよい。普段からJを観ている人でも、今回の茂庭のように普段は絶対やらない股抜きフェイントをしたり、真剣でない勝負ならではの楽しみがある。そのうちラボーナくらい出るかもしれない。

確かに真剣勝負ではない。でも、少なくとも海外クラブを適当に呼ぶ親善試合よりは、日本サッカーの将来に向けてはるかに価値があるのではないだろうか。そういう道筋があるイベントは、最低でも年1回はやってほしいと思う。







Last updated  2006.07.23 20:27:17
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2006.06.30
カテゴリ:W杯2006

感動しまくりでした。これぞW杯。


個人的予想では点の取り合いで3-2くらいの戦いになると思ったのですが、予想以上に両チームが守備に比重を置いた戦いになりました。アルゼンチンは中盤でゆっくりボールを回すポゼッションサッカー。ドイツは深めにラインを置き、中盤の底で複数でボールを奪いカウンターを狙うサッカー。ただ、両チーム誤算があったとは思います。

ドイツは、これまで通りもっと高い位置から攻勢をかけることを狙ったはずですが、クローゼには密着マークがついて思うようにボールコントロールができない。結果前線にボールが収まらず、中盤の押し上げもゆっくりとした展開でしかできない。これまで得意とした早い縦への展開が今日はほとんど封じられっぱなしでした。このような展開で変化を与えるのがバラックやシュバインシュタイガーなのですが、両者とも今日はボールコントロールが悪く、ほとんど攻撃の形を作れません。

一方のアルゼンチンは、サビオラに代えてテベスをスタメンに起用。これはドイツのDFラインには組織よりも超人的個人技の方が吉だ、特に右サイドのフリードリヒが穴だからそこを徹底的に狙おうという意図だったんだと思います。ところがここにアルゼンチンの大誤算があったと思います。今日のフリードリヒはこれまでよりも遥かにキレていました。テベスにバイタルエリアでまともにボールを持たせない。持たせてもしっかりディレイして他のDFが来るのを待つ。リケルメも同じようにして封じられ、結果この2人がボールを持つ位置は普段より10mほど後ろになってしまいました。ボールは持っているのに、アルゼンチンはシュートをほとんど打たせてもらえません。技術はあるので、中盤からの押し上げ(特にソリン)で何回かクロスまでは行きますが、それもほとんど無駄になっていました。


こんな感じで後半に行くのですが、後半早々、アジャラがCKから渾身のヘッドでドイツゴールを突き破ります。この身長でやらかすのですから、お見事でした。

ところがこの先制点でとにかく点が必要なドイツは中盤より前の上がりが一気に激しくなります。オドンコールとボロウスキを入れて更に活性化(ちなみに、波の激しいシュバインシュタイガーの今日は、当たりはずれの「はずれ」の日だったので、この交代は素晴らしかったと思います)。アルゼンチンはボールを跳ね返してもすぐにドイツの攻撃が再開する。DFラインはもう穏やかではなかったでしょう。

1点を守りきるか、カウンターの威力を高めるか…。べゲルマン監督は前者を選びました。リケルメを下げてカンビアッソ投入。ところが想定外の出来事としてアッボンダンシエリがクローゼとの激突で腰を痛め、無念の交代。これでカードを1枚無駄にしてしまったべゲルマンは最後のカードにメッシーもアイマールも諦め、クレスポ→フリオ・クルスに使うことを決めます。前線にボールの収め所を作って時間を稼ぐ。完全に1点を守りきることにしたのです。だからクローゼの同点ゴールは、アルゼンチンがスコアを越えて完全にがけっぷちに立たされたことを意味していたと思います。

ドイツはノイビルも投入して一気に勝負を決めに行きました。ところがそれは叶わず。延長でもこの勢いならなんとかなる、そう思っていると…。


今度はバラックが痛めていた右足を悪化させるアクシデント。延長に入り、彼の動きはほとんどなくなり、ドイツは事実上10人での戦いを強いられます(それでもなんとか出て貢献しようとするバラックの姿は痛々しさと感動が同居してました)。アルゼンチンはこれまで経験したことのないシステムでも、とにかく数とスピードで戦います。ドイツは攻撃は両サイドに任せっぱなしでスピードに欠け、延長は完全にアルゼンチンペースでした。

両者死力をつくしての戦い。これぞW杯。シュートは少ないのに、点は入らないのに、ここまで目が離せない、興奮する試合は初めてだったかもしれません。


そしてPK戦。
何と、カーンがレーマンのところに来て何かささやくという歴史的和解(?)のシーンが。
「ここで止めなかったら『だからカーンじゃなきゃダメなんだ』と言われるぞ。お前それでもいいのか?」
「大丈夫。俺がついている。ドイツは絶対に負けない。頑張れ」
とでも言ったのでしょうか…。

レーマンは試合中にも神セーブを一回やっていましたが、この日はPKも全て読みが当たっていました。やはりドイツ人、末恐ろしい…。結局、W杯のPK戦で未だに負けたことの無いドイツが今回も勝ちをさらったのでした。


アルゼンチンはまさかの敗退かもしれませんが、まだまだ精神的にも若いチームです。次回の大会では一層大きくなって帰ってくるでしょう。
ドイツはもう満身創痍でバラックも準決勝が怪しそうですが、ここまで来たらもう気力の勝負です。あれだけのサポーターもついているのです。首相も皇帝もいるのです。きっとやってくれると信じてます。今日は素晴らしい試合をありがとう!!!



P.S
試合後、乱闘みたいなことがありましたが…

言われたのはエインセ、言ったのは選手じゃなくてビアホフだった模様www







Last updated  2006.07.01 03:53:04
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2006.06.29
カテゴリ:W杯2006

とりあえずまとめてベスト16の全試合のレビューを。
つーかA~H全ての組から1チームずつでベスト8(しかもウクライナ以外全部第1シード)なんて、本当に珍しく順当な大会です。


ドイツ2-0スウェーデン
2-0という結果以上に歴然たる差が付いてしまった試合。もちろんホームアドバンテージも加味されてはいますが。
勝負を分けたのは、開始早々のドイツの全体的な押し上げに対して、スウェーデンがゾーンディフェンスを敷いたことが完全に裏目に出てしまったこと。特に、クローゼの個人技の前になすすべなく失点を重ねてしまいました。10人になって走らざるを得ない状況になって活性化したのは、それまで混乱して足が止まっていた証拠では。
後半は「ミュンヘンでの最後の試合」となるバラックにとにかく1点決めさせてあげようとみんながバラックにボールを集める状態(一人でシュート9本!)。W杯の舞台でこんな罰当たり(?)なことをして、バランスが崩れて危ない場面(ラーションのPKなど)もありましたが、結局終わってみればワンサイドの圧勝でした。でも、個人的にはバラックがあそこまで闘志をむき出しにしてバイエルンに敬意を表してくれたことは涙が出そうになるくらい嬉しかったです。ありがとう、バラック。


イングランド1-0エクアドル
詳細は先日ので。ちなみに自分はイングランド代表はあまり好きじゃないですが、イングランドの応援歌は大好きです。この試合後もサポーターが「Three lions」の「Football is coming home!(フットボール、母国へ帰る!)」という言葉を叫んでいるのを聴いて、やっぱもうちょっとだけ残って欲しいと思ってしまいました。出来ればイングランドとドイツの決勝になって欲しいです(で、ドイツが勝つ、とw)。
↓three lions
http://www.youtube.com/watch?v=7H3f9oTyi8s&search=three%20lions


アルゼンチン2-1メキシコ
まさに名勝負。アルゼンチンがイマイチだったというよりも、メキシコが最後まで良く走って踏ん張ったイメージが強いです。それによりリケルメがこれまで魅せたような変化をつけられませんでした。ただ、細かいパス回しを封じられても、テベスとメッシーの個人技というどえらい武器を持っているので、余力が感じられてしまうのがアルゼンチンの怖い所。ドイツとの大決戦は楽しみですが、ドイツのDF陣があのスピードについていけるか…自分は今のところそのイメージが沸きません(@_@)
実力的にはベスト8クラスの力は充分にあるメキシコ、また次回も楽しみです。


ポルトガル1-0オランダ
ダイジェストを見たときに、見逃して最も後悔した試合。イエロー(16枚)ありレッドあり怪我人ありの大荒れだったようですが(イエロー最高タイ16枚。もうひとつは02年のドイツ-カメルーンで主審ロペス・ニエト氏、静岡エコパで自分の目の前で起こりました…)、そういう試合を決める力も実力のうちと考えれば、満身創痍ながらもポルトガルは本当に良く頑張って勝ちを手繰り寄せたと思います。次のイングランド戦はデコもコスティーニャもC・ロナウドもいませんが、マニシェとまだ大復活を遂げたルイス・フィーゴがいる。今大会は本当に恐れ入ってます、がんばれフィーゴ。
オランダは…ファンニステルローイが内紛でスタメンを外れたりもありましたが、試合後のファンバステン監督の「このチームに優勝する力は元々なかった」という発言はファンでなくても敵意を覚えました。トータルフットを否定したポゼッションサッカーの主旨はジーコと同じでしたが、中盤で泥臭く走る選手が決定的にいませんでした。いや、実際にはダーヴィッツなりセードルフなりがいるんですが、23人の選択時に監督が黒人を排除したのが響いたということ。つまり彼が「優勝する力がなかった」というのは「白ダーヴィッツが欲しかった」ということでしょうか。ちなみに今大会のスローガンは「フェアプレーと人種差別の撲滅」です。


イタリア1-0オーストラリア
前半しか見てませんでした…。とりあえず「トーニがよく外すなぁ…」という感想。オーストラリアにもいくらでもチャンスはありましたし、「延長に入ったらイタリアは負けていた」と友人から言われました。PKは…あれはないですね(苦笑)
怪我から復帰したばかりでまだスランプの王子様、トッティのスタメン復帰はあるのでしょうか。次回もリッピ監督の選択は難しいものになりそうですね。
ところで、先日引退したユベントスの元代表ペソットが、クラブの事務所の窓から飛び降り自殺未遂とのニュースが。命に別状はないですが、八百長による降格騒動で大揺れのユベントスを象徴してようが、こういう被害だけは避けて欲しいです。次の試合はペソットのためにもアズーリには頑張ってもらいたいです。


スイス0-0ウクライナ(PK0-3)
コートチェンジをしているのに120分間の大半の時間を右半分で行っていました(前後半交互に押していた試合だったので)。お互い守備的にいったわけではないのですが、それでもラインはある程度深くしていました。結果、これだけやって「オフサイド0」という、現代サッカーには非常に珍しい記録が残りました。
前半は両チーム速攻のやりあい、とにかく走ってスペースに走りこんでというサッカーで、素晴らしい内容でした。これは今大会ベストゲームもある…と思っていたら後半以降異様にペースダウンしてしまいました。つまり、中2日だったので両チームがガス欠…。シェフチェンコとフライ、大エースが両チーム構えていましたが、こういう試合では変化をつけられる中盤の選手(中村俊輔系)が必要。ところが両チームそれがいなかったことが余計にグダグダ感を助長してしまいました。
PK戦、シェフチェンコが止められた後にスイスは3本全部外すとは、スイスはもう呪われていたようでした。
今大会、スイスはそのサッカーの好感度ぶりから、個人的にかなり応援していたのでここでの敗退は本当に残念なのですが、それでも390分間無失点は立派な記録です。20歳そこそこの選手を5~6人従えて今大会に挑んだ彼らの目標は元々2年後の自国開催の欧州選手権。きっとやってくれるでしょう。ドイツと共に必ず応援します。


ブラジル3-0ガーナ
ちょっとしか見ませんでしたが、やはりブラジルは強すぎ。どこかの東洋の国が目覚めさせてしまったような…。


スペイン1-3フランス
フランスがついに目覚め、非常に内容の濃い試合となりました。スペインのコンパクトな攻撃&守備に対して、長短自在のパス回しのフランス。どっちに転んでもおかしくなかったですが、決定的チャンスを作り出す攻撃ができたかが大きな明暗を分けたと思います。フランスは「逆オフサイドトラップ(オフサイドラインにいるアンリをおとりにして別の場所から他の誰かが走りこんで抜け出す→リベリの同点弾)」と「ジダンの個人技と組織のミックス→後半の2点」の2つを持っていた一方、スペインはそこまでのものが出せませんでした。う~ん、またもスペインは妙なところで敗退。運が悪いといえば悪いのですが、こういうのを見てしまうとドイツの「14大会連続ベスト8」のすごさがわかります…。



というわけで、準々決勝は86&90FINALのドイツ-アルゼンチン、98FINALのフランス-ブラジルの再現という超贅沢カードが2つとなりました。コンディション的にも最高の試合が観られそうです!!!
イングランド-ポルトガルもEURO2004準々決勝の再現(2年前は2-2でPKポルトガル勝利)ですが、2年前同様守備的な戦いになりそうですね。これも一興。残りがイタリア-ウクライナということは、名前の上ではイタリアだけがものすごく楽なコースを歩んでいるように見えます(笑)


予想。
ドイツ、イタリア、イングランド、フランス
あ、こういうのは願望というんだww







Last updated  2006.06.29 23:32:30
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