Atletico Tokyo~アトレチコ東京~

2004/11/26(金)02:05

オリッ鉄で野球を真剣に考えてみよう!

この日記を読んでいる人に訴えたいです。 いろんな場所でこのニュースが流れています。 確かに突然なぜ合併なんだ!という意見は多いでしょう。 しかし起こったことに同情、激怒してだけいては何もならないと思います。 ファンからの視点だけでは絶対に解決しません。 そもそもの問題は何なのか?根本を捕らえることこそが重要だと思うのです。 まず一人一人が問題を直視するところから全ては始まると思うのです。 私は今回の問題が世間の同情だけで 横浜フリューゲルスの消滅のようにならないかが心配です。 (横浜Fは企業側の論理をほとんどの人が論じなかった。  とにかくチームを存続、という声が多いだけで、  そもそもなぜ消滅しなければならないのかという視点が抜けていた。  無理矢理市民チームとして存続させてしまったのだが、  そのような世間の同情だけの策は今になり結局行き詰ってしまった。) まず、近鉄の責任問題。 栗山氏は今日の報ステで、あまりに唐突に発表しすぎだと言っていたが しかし彼らもかなり模索した結果だと思う。 なぜならシーズン前の球団名売却が頓挫した時点である程度予測できる話で、 むしろこっちから察知すべきであろうというくらいのもんだ。 勿論こうなってしまった近鉄の経営的責任は大きいが、 しかし今の経営状態は多くの球団が抱えているはず。 彼らをひたすら責めるのもおかしい。 1リーグ化だが、私は充分有り得る話だと思う。 これまで逃げ続けたことが逃げられなくなったのが今回の騒動だから。 そもそも、我らが日本プロ野球は数十年もの間異常なカタチで続いてきた。 それはこれほど大規模にも関わらず、プロとなっているにも関わらず 企業スポーツとしての姿を変えなかったからだ。 企業の都合で全てが決まる。独立したスポーツチームでないわけだから マネジメントも大半ができていなかった。 企業が野球を企業の宣伝=赤字OKという思想を持っていたからだ。 不景気になってマネジメントの思想がスポーツ界にも出てきた昨今、 現状に不自由しないから変わらない球団(巨人、西武、中日、阪神) 真剣に考え堅実な経営をしている球団(ヤクルト、△ダイエー) 考えてはいるが古い柵の中うまく行かない球団(他) に分かれてしまった。 横浜、ダイエーなど時々問題は表面化するものの、 結局先送りにしてきた(させられた)が、 ついに逃げられなくなってしまった。 しかし、この話にほくそ笑んでいる輩が日本に二人だけいることが重要。 渡邊と堤である。結局奴らの思惑通りになってしまったのだ。 多分今のままでは一リーグ化は防げない。 確かに渡邊と堤の力は絶大で、こいつらの好き勝手に進んで来ただけに こいつらの行動は許しがたい。 しかしこの状況に何も出来なかった程日本プロ野球は弱い組織なのか。 なぜ新しい球団が加盟に30億も払わなければならない? ファンの方々に聞きたいのだが、 12球団でなくなることは、そこまでいけないことなのか? 私が最も疑問なのは、むしろなぜ増えも消えもしない状態が続いてしまったかだ。 そしてファンも自然とそれをよしとしてしまっていた。 (未だに12でなければという意見が多い…) なぜチームが増えてはいけない? 現状の制度は明らかに閉鎖的だった。 新規参入という、一般市場で当たり前のルールがこの世界では通じない。 これをそのままにしてきた機構の罪は重い。 (今日の報道ステでは栗山氏の話はよかったがここも指摘してほしかった。) 少なくとも5球団のままでは試合の問題など、リーグ存続は困難。 私が考えられる策は、例えば3リーグにして4、4、3チームでリーグ戦&交流試合。 (ちなみになぜ5球団のままで交流試合が出来ないかというのは、  セリーグの巨人以外が猛反対しているから。  巨人戦で得られる「うまみ」がなくなるのだから…) 極論、こうなりゃ巨人阪神ダイエーでリーグ1個作ればいいんでは? 超非現実的だがその気になればこうして策はいくらでもあるのだ。 (ただし、1リーグは私は正直言うと反対だ。  なぜなら緊張感がなくなるからだ。  優勝争いするチームはいいが、中位以下はどうなのか。  サッカーと違い、降格も何もない。そんな中10や11ではどうかと思うのだ) とはいえなってしまうことは十分にある。 ただ、こうなってしまったからにはもう問題を先送りしないで欲しい、 ということだ。 例えば、選手の大リーグ流出問題も何の対策も立っていない。 選手の年俸もあまりに高騰しすぎである。 「裏金」の回りまくる選手獲得にはもうファンもうんざりのはず。 これまでいろんなしがらみがあったが、 もういい加減にそのようなことを根本から変えない限り、 またこのようなことは起こる。なんとかしないと このスポーツに未来はない、ということは感づいている人も多いのではないか。 忘れてはいけないことがある。 最近の野球は客が入らないとはいえ、 サッカーは週1回で10000人しか入らないところもある。 それでも何とか経営しているところもあるのだ。 1日10000でも週6日で60000人も動員できる野球は余程恵まれている。 要はどうマーケティングしていくか、である。 私はきっといい解決はある、と信じている。 スポーツで最も大切にすべきは、ファンである。 しかしファンもファンである以上、存続をただ叫ぶだけでなく、 何をどうすれば存続できるのかを考えてほしい。 追記(EURO関連) イタリア-デンマークが終わり、 現在スウェーデン-ブルガリア観戦中。 今大会でダントツ一番面白いです。 ボールの問題を私は出していましたが、 ここまでダイレクトでつなげるチームは今大会ないです(ブルガリア) でもスコアは現在3-0でスウェーデン(笑) 真の死の組はC組です!!!

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