Atletico Tokyo~アトレチコ東京~

2005/08/31(水)11:36

私の知る中国人と韓国人

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マスコミには上がってこないベストセラー「マンガ嫌韓流」を読んだ。 日韓で、蓋をしている問題がどれくらいあるのか、正直初めて知ったものもたくさんある。 別にここに書いてある全てを信じるわけではない。 ただ、誰も教えてくれないことを教えてくれる本であることには間違いない。 さて、以下では私の中国と韓国への見方を少し書いておこうと思う。 私は、どこにでもある公立中学だったが、当時同級生に中国人2人、韓国人が1人いた。 とはいえ中学生の自分達にとってはそんなことはどうでもよかった。むしろ仲のいいそういう友人に対して偏見を言うとみんなで叩く風潮があった。私は特に韓国人の友人と仲がよかった(同じサッカー部で、彼はGKだった)。彼と歴史の話をしたのは卒業後ずいぶん経ってからだが。 彼は一般的に言えば、所謂在日朝鮮人だ。日本ではそういった人たちに差別があると(学校で)聞いていて、彼にもあるのか尋ねたことがある。すると意外な答えが返ってきた。 「日本での差別はあってないに等しい。むしろ韓国での在日差別がひどすぎるよ。」 彼曰く、どうも日本語を話し続けているとハングル語(朝鮮語?)が日本語訛りになってしまうので、隠そうとしても韓国では識別がついてしまうらしい。それでばれて、普通に入店拒否されてしまう店もあるという。 今は会わないが、日本にもう10年はいる彼は、日本に対しての韓国の態度など普通に「どう考えてもあの国はおかしいよ」と本国にため息をついていたのに驚いた。 それ以降、残念ながら親しく付き合った韓国人はいないので他の意見はわからないが。 さて、私は中国人に接する頻度は高い。 何より自分の先生がそうだし、普段の仲間にも意外といろんな方面にいる。彼らの1人と最近深く話しこんだが、日本へのいろんな考えを聞いた。まず、言われてみれば当たり前だが「日本がみんな嫌いなら誰も日本には来ない」のだということ。まぁ、全ての在日中国人が日本を好きなわけでもないだろうが。ただ、本国でも同じで、反日デモはやはり一部の人たちが中心になって行われていることも理解できた。 この2つの国で共通しているのは、考え方をある程度固定させられていたことだ。多分このblogで書いていることもひっかかるのかもしれない。自由な意見が言えない。ただ、先の中国人から聞くと、中国は昔よりは比較的言いたいことが言えるようになってきているという(一例を挙げれば共産党批判をしても別に捕まることはないらしい)。今の大人はそうでもないが、自分達が国を支える立場になるときにはもっと改善されているに違いない、と彼は言う。私は話を聞いていて、それでいいのではないか、と思った。いきなりでなく、少しずつねじは緩めていけばいい。それで国としてはれでいい方向に向かっているのなら。 ただし、そんな彼でも韓国の「国として」のそこの考え方はわからないらしい。彼らは上の話でいうと、中国と逆の道を行っている。言論を逆に取り締まる方向に行っている(親日を取り締まる法律を作るのはその一例)。もちろんこれだけで全てを判断はできない。でも、そういうことを聞いていると今の私は中国の将来をそこまで心配していないが、韓国は心配になったりする。あくまで韓国という国、であるけれども。言いたいことが言えない国というのは、私にとってはやはり理解しがたい。 もちろん国際交流において、個人的な交流は私はそういうことを抜きにしている。いつもそうできるわけではないが、何人かということは考えたくはない。仲良くなるには歴史共有が必要だ、という考えを聞くことがあるが、実際にそういう付き合いをしている方から見たら、歴史を共有しながら友達付き合いを深めるなんてのはマイナスにしかならないように感じる(例えば物話でも、差別階級の人間同士が親友になるときというのはそういうことを抜きにするパターンが多いのではないか←これの例として一つ、「アドルフに告ぐ(手塚オサム)」のヒトラーではないドイツ人とユダヤ人の、2人のアドルフの関係を思い出した)。歴史を知っていることは重要だが、いつもいつもそれを表に出しながら使う必要もない。 もちろん、国家間はそうは行かないのだろうけど。 ちょっと暴言覚悟のblogになってしまったか。 追記。 もちろんこれは韓国育ちの韓国人と仲良くなっていろいろ聞いてみないとわからないこともあるだろうから、公平に見られているわけではないのは周知の上で、としておく。でも、国として見るのと人として見るのは別にするべきだと思うし、そうしなければ私は今の環境(部屋の半分近くが日本人でない)で生きていけるわけがない。 ネット上で中・韓を一色に否定する人がよくいるが、そういうことは本当に自重して欲しいものだ。どんな民族にも気が合う奴も合わない奴もいて、いい奴もいれば嫌な奴もいるんだから。

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