172272 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

PLANET EXPERIENCE! BY Records-Records

PLANET EXPERIENCE! BY Records-Records

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

レコーズ・レコーズ

レコーズ・レコーズ

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Category

2006/03/07
XML
テーマ:Jazz(1961)
カテゴリ:JAZZ
 どうもこんにちわ ブレイキー朝田です。
早いもので、もう3月ですね。
札幌も、今日はちょっと肌寒い1日でしたが、ここ数日は比較的暖かい日々が続いています。
12月には正に「豪雪」といった感じで降り積もった雪も、今では粗方解けてしまい、むしろ例年よりも早い雪解けになりそうな雰囲気です。
まだまだ寒い日々が続きそうではありますが、それでも春の足音がかすかに聴こえてきそうな今日この頃ですね。

 さてジャズ・マニアの方々なら、70年代中盤~80年代序盤にかけて活動していたロブスター企画というレーベル(?)をご存知かと思います。サックス・プレイヤーである海老原啓一郎氏によって創設されたレーベルで、パイオニアの音響監修及び技術提供を受け、ダイレクト・カッティングやデジタル・レコーディング等による高音質録音を謳ったレーベルでした。発売タイトル数は約50点ほどで、キャロル.スローンヘレン・メリル等の女性ヴォーカルをはじめ、ハンク・ジョーンズルー・ドナルドソン、日本の原信夫とシャープス・アンド・フラッツ等々、ベテラン・プレイヤーの新規録音を次々にリリースしていました。コンセプトは違いますが、高音質で国内録音&制作という点では、ある意味マシュマロ・レーベルに近い存在であったと言えるかも知れません。尤もこちらのレーベルは、例えばチェット・ベイカーのような「泣く子も黙るような大物」ミュージシャンの作品が、ラインナップされていなかったせいもあってか、現在ではマシュマロほどは知られていないレーベルの様な気がします(マシュマロさんは現在でも活動されているという点も大きいでしょうね)。

 しかしこのロブスター企画のLPは、各タイトル共2500枚程度しかプレスされなかった上、当時は正規のレコード流通経路にのせられず、電気屋さんルートでのみ流通した等の理由により、現在ではウチの様な中古レコード屋でも、目にするのが稀なレコードになってしまいました。
女性ヴォーカルものはまだそうでもないんですが、先に挙げたルー・ドナルドソン原信夫とシャープス・アンド・フラッツなんかのLPは、滅多なことでは目にしないですね。
日本人受けする企画&こだわり抜いた録音の佳作が多いレーベルだけに、もっと多くのジャズ・ファンに認知されて然るべきだとは思うのですが・・・。
(幾つかのタイトルは、CDでリイシューされてはいますが)

 そこで今回は、ロブスター企画の隠れた(?)名盤群の中から、Ann BurtonHe's Funny That Wayをご紹介しましょう。
本作は77年5月14日の録音で、ケン・マッカーシー(p)、稲葉国光(b)、小原哲次郎(dr)らによるピアノ・トリオをバックに、バートンが6曲を歌っています。
選曲はYou'd Be So Nice To Come Home ToHe's Funny That Way等のスタンダード曲のほか、P.ウィリアムスのRainy Days And Mondaysも歌っていますが、こうしたポピュラー曲をも独自の解釈で、バートン風のジャズに染め上げてしまうセンスの良さは、この曲でも遺憾なく発揮されています。
バックのサポートもツボをよく押さえていますが、これはバートンの歌世界をよく知るメンバーだからこその芸当でしょう。
そして期待に違わぬ高音質!! バートンの息づかいや、独特の”間”をも見事に再現し、聴く者を見事にバートンの歌世界へと誘ってくれます。
録音という「技術」が、見事に「芸術」に貢献している希有な例・・・・と言っては言い過ぎでしょうかね?

 Ann Burtonのファンの方々は勿論、そうでない方々にも是非一聴をお勧めしたい作品ですね。


 あ、因に今、当店で絶賛発売中です(ちょっと宣伝):
http://records-records.shop-pro.jp/?pid=790421

 あとロブスター企画の作品では、こんなのも在庫しております(もっと宣伝);
http://records-records.shop-pro.jp/?pid=790276
http://records-records.shop-pro.jp/?pid=794117
http://records-records.shop-pro.jp/?pid=830041


-----------------------------------------------------------------
Ann Burton / He's Funny That Way
(Lobster Kikaku:LDC-1005)

Personel:
Ann Burton(vo), Ken McCarthy(p), Kunimitsu Inaba(b), Tetsujiro Obara(dr).

・Exactly Like You
・You'd Be So Nice To Come Home To
・He's Funny That Way
・Lover Come Back To Me
・Rainy Days And Mondays
・Ain't Misbehavin'

※recorded at Pioneer Studio, May 14. 1977





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006/03/07 07:29:40 PM


Favorite Blog

『アガルタ通信』 agharta335さん
ジャズの神様の思し… 南浦猫麻呂さん

Comments

Jan@ Re:2条店!セールがはじまりますよ!!(08/10) Ho http://www.nikons105y31.info/driver-…
Anthony@ Re:2条店!セールがはじまりますよ!!(08/10) Mesi http://www.nikons105y31.info/caf-r…
Mike@ Re:2条店!セールがはじまりますよ!!(08/10) Mentre gi <a href='http://www.addiso…
Juan@ Re:2条店!セールがはじまりますよ!!(08/10) Ministro [URL=http://www.addisonsosa12.…
Juan@ Re:2条店!セールがはじまりますよ!!(08/10) Dalla anno <a href='http://www.nikon…

Archives

・2024/04
・2024/03
・2024/02
・2024/01
・2023/12

© Rakuten Group, Inc.