カテゴリ:ROCK
はじめまして、【レコレコ発BLOG】、初投稿します、佐賀優子と申します。
去年の8月から、レコレコ2条店に在籍しております。なにとぞ、お見知りおきを。 レコード屋勤務なのに、 音楽に精通しているかというと、yesと胸を張って言えない自分です。 むしろ、 修行中、勉強中、未知との遭遇、といった具合です。 みなさんから教わることの方がまだまだ多いと思います。 よろしく、音楽修行させてください。 せめて、誠意と真心をこめた文章を書くよう、努めます故!!! さて、第一回目は「サンボマスター連想ゲーム」という、徒然文をかいてゆきます。 サンボマスター、みなさん、御存知ですか? 若い子たちが聴く、最近のロックバンド。そういうふうに認識している方が多いのでしょうか。 お笑い芸人があの不格好さをパロディーによくしていますね。 いつぞや流行した「電車男」のテーマソングに使われておりましたか。 オーティス・レディングが日本で生まれ変わっていたのなら、 ダニー・ハサウェイのwhat's going onの魂を受け継いでいるものがいたとしたら、 コルトレーンの熱き炎に対抗するギターの音色があるとすれば、 サンボマスターに!山口隆の歌に!ギターに!彼らの飛び散らす汗にあると言いたい!!! テレビで初めて聴いたときは、びっくりしました。 こんな人が、日本にいたのか。メジャーにいたのか。 こんなにまじめで、馬鹿で、音楽のいちばんキラキラしたものを大切にしてる人たちが、 チャートインするとは、日本という国はまだまだ捨てたものじゃあなかったのだなぁ。。 先日、4プラ店で、サンボマスターの『 僕と君の全ては日比谷野外音楽堂で唄え』というDVDを購入したのですが。 号泣ものの熱さ。心打たれてやまず、あまりに凄いので勿体ぶって一日一曲ずつ聴いています(笑)。 坂本九の「見上げてごらん夜の星を」を、ギターにチョップしながら叫び歌う。→号泣。 某テレビ番組の収録ライブで、 「ジョンレノンと、ボブ・ディランと、カーティス・メーイフィールドと、 全てのロックの神様に こんばんは!!!!サンボマスターです!!ギャー!!」→号泣。 昨年、札幌のカウンターアクションでのライブ。 SEはシュガーベイブの「今日はなんだか」。ピアノのイントロで登場。→号泣。 岡林信康が「それで自由になったのかい」と唄えば、 サンボ山口は「これで自由になったのだ!!」と叫ぶ。→号泣。 山口さんの、歌うことの放棄、ギター弾くのを放棄する行為は、 大友良英のアヴァンギャルド性に通ずるものを感じます。 (これまた大げさないいようだけれど、本当にそう思ってしまうのですよ!) 音楽としての形は、もうどうでもよくなってしまうほど、確信が目の前にあって、 それに向かっての最短距離。「ちゃんとした音楽」という形はもうどうでもよくなって、 イビツだけれど愛らしいいとおしい音がちゃんと聴こえる。 富樫雅彦は、体が不自由になってからのほうが、 彼の本当の魂をさらしてくれたような気がした。 ー「そんなの音楽じゃないじゃん」、そういわれ続けてきたものこそが、 実は音楽の魂なんだよ。ー 誰かがそう言ってくれているような気がした。 やっと許されたような、感覚。 だから号泣なのかしら?? サンボマスターが敬意を示すロックの神様、 その魂全員ひきつれて、彼等はやっちゃおうとしています。 彼等は本気で世界平和をたくらんでおりますぞ!! 賛同される方、よろしくみんなで日々一生懸命生きていこうじゃあありませんか。 レコレコでサンボマスターのCDを発見された方、 恐れず手におとりくださいませ。。。 初回から長文失礼しました。次回はシンプルかつ短文が目標であります。 あ、ちなみに私の出身は山口県です。 最近のお気に入り。 Arvo Part『Arbos』 (ECM New Series), 1987 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/06/02 03:38:44 PM
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