2006/01/21(土)02:07
■採用セミナー(07卒動向)
就活x採用の本質は、マクロ的には捕らえられず、やはりミクロ的にしか語れない。
一就活生にとっては、社会での最初のSTEPとして貴重な自分を高めるためのジョブファインディングの機会。重大なテーマだ。
一企業からしても将来のコア人材を確保するため、一緒に働いて愉しい仲間を得るための重要なテーマ。
でも、採用担当者としては時には、マーケット全体を睨む目も必要だ。(とりわけこの時期はそうだ)
ということで、今年の動向をリサーチしようと某人材会社の採用セミナーに参加してきた。
結果、今年の傾向として、肌で感じてきていたの裏づけを得た。
セミナーの内容とボクの感じている実感値を整理して列挙したいすると、およそ以下に示す傾向感がある。
○企業から見て
1)昨年より積極的にアプローチ(合説出展・DM発信)
2)採用予定数の確保は厳しくなるだろう
3)企業の採用数は横ばいか増加
4)採用者の質を追求する姿勢には変わりなし
5)春だけでは終らず、全体としては長期化の様相
○一方、就活生のアンケート結果では
a)昨年より(先輩より)楽になるという観測
b)とりわけ、文系の学生にそういう気分が多い。そして、満足のいく就活ができる自信もある
c)自己分析の進み具合は昨年より遅い
d)個別セミナーや合説参加回数は昨年より多い
e)エントリー社数は減少傾向
f)一括エントリ者が少ない、皆個別エントリする
g)一般的に上位校といわれる大学の学生の方がエントリ数が多い傾向
就活生は、4)に着目すべし。今現在、企業からいろんなアプローチがあると思うけど、選考フェイズになった時、企業は今よりもシビアな目になってくる。
そのときに慌てないで、しっかりと自分の軸を持つことが大事だ。
全体の採用枠が広がるのは、間違いない。でも、自信満々で望んでよい結果になるかどうかはわからない。採用基準を下げたくないと思っている企業も多いことを忘れずに。
また、d)、e)あたりはボクの会社(オープンセミナーの動員には苦戦したがエントリー数はここ数年で最高)と逆だ。
f)は、今年の傾向として顕著で、少し前からすると一括エントリはだいぶ減った。不思議に思っていたのだけど、個人情報提供に関する、嫌悪感からそうなってるらしい。。。
興味深いのは、g)。それだけ多くの企業から接触があり、嫌がおうでも就活意欲も高まっているということだろうか。
Foo!いよいよ本番が迫ってきてますな。