15歳の分かれ道
人生は大小様々な選択の連続だ。「シマッタ、失敗した」と思っても、くよくよ嘆いてるヒマなんてない。またすぐに次の分かれ道がやってくる。失敗したら次の選択でそれをとりかえせばいいんだ。そう思って生きてきた。でも、ごくたまに大きな「分かれ道」がやってくる。それこそ、人生を左右するほどの大きな選択を迫られる時が、誰にでも必ずやってくる。「あの時選ばなかったもう片方の道を歩いていたら、どうなっていたのだろうか」振り返ってそう思わない人はいないんじゃないかな?息子の受験は終りました。稲穂とペンと、幸運な事に両校から門戸を開いていただきました。でも、手にできるのは一つだけ。15歳でこんなに大きな選択を迫られることになろうとは思いませんでした。でも、選ぶのは息子本人です。「一つだけ約束して。この先、今この時を振り返って『あの時アッチにしておけばよかった』と言うような生き方だけはしないで頂戴。アナタは今大きな選択をしたんだから、そのことを肝に銘じて生きていくんだよ」3年前のあの日から、私の頭のどこかにこびりついて離れなかった息子の受験がようやく終りました。私の手の中にあったヒナが、飛び立っていった感じです。正直なところ、今は喜びよりも、脱力感で一杯です。今まで応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。心からお礼申し上げます。