テーマ:ショートショート。(573)
カテゴリ:カテゴリ未分類
最近リクエストフィクションばっかりですね。何とかします。
お題は、誘惑、だてめがね、スクラムのタンク。だそうです。何だ、スクラムのタンクって。 チョパニは船旅で安堵したのか、夢を見ていた。 過去の大冒険、若かりし自分の無茶を。 「おーい、タイミングを間違えるなよ」 当時のチョパニは血気盛んで、徒党を組んでは無理な盗みをしていた。 今回の標的は、鉄道貨車だった。今で言う貨物列車にニュアンスは近く、様々な物資を運送していた。 目的は、金塊だった。 それを列車ごと盗もうという大計画だ。 操縦室を素早く襲撃し、瞬く間に制圧した。 「チョピン。お前操縦できるか?」 「やってみるさ」 当時の鉄道の操縦は複雑で、一人ではなかなか動かせない。 このチョピンという男、ちびのクセに大言壮語する男だが、手先がほんのり器用なのだ。 最近では、だてめがねでオシャレを気取ってる。でも、似合ってない。 「みんな、もっと結束しろ」 声を上げて、団結を促した。 固く結束して、鉄道貨車を盗んだ事件なので、後に「スクラムのタンク事件」と呼ばれる事件である。 その頃、スターリンとレイチェルは船のデッキにいた。 そろそろ夜も更けて、そろそろスターリンも老けていた。 「あー、俺、もう中央には戻れないんだろうな」 「元気出して下さいよ。そろそろ寝ましょうよ」 「眠れる気分じゃないな」 「だったら、私が寝かせてあげまひょか?」 「なんだ、誘惑か?」 「ひぃぃぃ。イヤ、眠れる薬でも出してあげよーかと思って」 「何だそれ。明日の朝起きれる保証はあるのか」 「ウーン。微妙カモ」 なんだか、薬にとてもお詳しいようなので、こんな展開になってしまいました。 つーか、スターリンの変なお題のせいで、話が進みにくい…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|