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消失を彷徨う空中庭園

消失を彷徨う空中庭園

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Nov 15, 2005
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カテゴリ:カテゴリ未分類
お題は、コーヒーカップ、オオカミ、腹時計です。


チョパニはまだ、モンテスティのところにいた。
コーヒーを飲みながら、今後のことについて相談していたのだった。
「国外に逃げおおせた時点で、逃亡は成功したと見るべきじゃないのかい」
「そうだが、連れの安全を確保したというには、いささか心細い」
「そうか。これから、当てはあるのか?」
「ドゥゲラード卿という人物を知っているか」
「亡霊貴族か。話には聞いているが、もう実在しないんだろ?」
「どうやらそうではないんだ。私は彼から頼み事をされていたのだが、不手際があって今はこんな身の上だ。彼も再び姿を消し、私も彼を探すことも探すことができなくて困っているのだ」
「そうか」と、言いながら、モンテスティは次の言葉を探すため、コーヒーカップを口に運んだ。

ミレディは話のことにはまるで関心を寄せず、犬の相手をして遊んでいた。
「あなたはまるでオオカミみたいね」
めずらしいものだと知っているのか、ひどく気に入った様子だった。

「私は、彼に依頼品を渡し、報酬を受け取らなければならない」
「君はもう一人じゃないのだから、落ち着いたらどうだい」
モンテスティは、ちらと横目でミレディを示した。
「彼女には不憫なことと思う。しかし、私は仕事を完遂しなければならない」
「そうか。気は進まないが、隣町の酒場に知り合いの情報屋がいる。紹介しよう」
「すまない。助かる」
「世界を渡ってる船乗りどもを相手にしてるんだ。俺より何か知ってるかもしれない。だが、あそこは荒れてるからお嬢さんは連れて行けないぜ」
「仕方ないさ」
「よし。馬車の手配をしよう」


その頃、港では。
ぐぅ~ぐぅ~。
「ああ、腹減った」
「あ、スターリンさんが起きた」
自分の腹時計の音で、やっと目覚めたようだった。
二人は船を追い出されて、途方にくれていた。





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Last updated  Nov 15, 2005 01:10:41 PM
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はてなっち?@ Re:久しぶりにこっちで日記でも(10/24) ゲームとか持っていってないの? 引きこ…
赤いパレット@ Re[1]:久しぶりにこっちで日記でも(10/24) そんなにいいよ。俺にとっては大事なもん…
☆りん@ Re:久しぶりにこっちで日記でも(10/24) お、ひさしぶり~。 心境の変化か? い…
ぱれ@ Re[3]:わんばんこー(02/07) ☆りんさん 借り物でもってるよ。
☆りん@ Re[2]:わんばんこー(02/07) 赤いパレットさん PSPってもってたっ…
赤いパレット@ Re[1]:わんばんこー(02/07) ゲーム時間超限られてるけど、やってもい…
はてなっち?@ Re:わんばんこー(02/07) オイラはHD軽減もかねてオンラインストレ…

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