■■■ |
ダンナの空気清浄機うんちく講座(保存版 2005秋改定)
|
■■■ |
|
格言「完璧な空清商品はありません!!」
なぜ、この格言かというと、各社独自の特許があり、組み合わせることができないのです。
一言で、空気清浄機といいますが、どんな機能があてはまりますか?
1.空気中のホコリをとる。
2.空気中のニオイをとる。
3.空気中のウイルス(アレルギー物質)を除去する
4.リラックス効果(マイナスイオン・ハーブなど)。
5.抗酸化(老化)防止効果。(←これは効果の無いことが判明しました)
6.壁等のニオイをとる。
などの機能がありますが、特許の為、全ての機能を持つものはありません。
つまりは、どの機能を優先するかで、商品を選択する必要があるわけです。
|
|
A.畳数について書いての考え方について書いていきます。
6畳の部屋なら、4.5畳用で問題無い?20畳もいらない!
等の考え方があると思いますが、この畳数はファンの性能で表示されています。
どのくらい遠くのホコリを吸引できるか、一定時間で、どのくらいの容量の空気を吸引できるか。ということなのです。
結論から言うと、畳数の大きい方が部屋を早くキレイにできるのです。
B.次に価格との関係について書いて行きます。
仮に、5000円の空気清浄機(10畳用・HEPAフィルター)だと、部屋の空気はきれいにならないのか?
結論は、10畳までの部屋なら、タバコには十分対応できます。(ニオイは苦手ですが。)
C.空気清浄機の方式について。
大きく、フィルター式と電気分解方式に分かれます。
1.フィルター方式。
フィルター式は文字通りフィルターでホコリとニオイを吸着する方式です。
長所:電気代が安い・壊れにくい所です。
短所:フィルターの劣化で性能能力が下がる・脱臭能力が弱い・フィルターが高い。
2.電気分解方式について。
長所:フィルターの劣化による性能低下が少ない・分解するので、空気清浄能力が高く、機能が低下しにくい。
特に、脱臭能力が強く・フィルターが安い。
短所:電気代が高く、機械なので、故障の可能性がある。
殆どのメーカーの高級機は、フィルター式に付加機能で弱点をカバーしています。
長々書きましたが、上記が空気清浄機の基礎知識になります。
D.主要メーカーの付加機能と特徴・オススメポイントを書いて行きます。
(2005年10月現在:新製品に内容改訂)
1.ダイキン
最大の特徴は、電気分解方式&殺菌素材を採用しており、一番多くの種類のホコリに対応できます。(シックハウスまで対応できます。)
付属のフィルター(ホコリ用)で約7年間使用できます。
新製品は、放電によりさらに多くのアレル物質に対応(電気代が高そう)
長所:分解能力NO1で、ニオイ等の有害分子を分解するので、部屋に残らない。
交換フィルターも安く、約7年間使えます。
短所:電気代が高い、吸い込んだものには効果があるが、部屋自体のニオイには効果がない。
2.シャープ
最大の特徴は除菌イオンです。最近はアンパンマンを使用し、認知度もあがってきました。
除菌イオンは、唯一「科学的にウイルス・カビ菌に効果がある。」と認めれてます。
除菌イオンを放出しているので、部屋全体に効果があります。
上級モデルの気化ミストは除菌イオンの効果を高める機能です。
上位のS63とS51のみホルムアルデヒド軽減フィルターが追加されています。
長所:ウイルス・カビ菌をやっつけるので、冬と梅雨時期にはもっとも強い。
短所:活性炭(再利用できる)フィルターで脱臭するので、脱臭は一般機なみ。
電気代が高い。
3.ナショナル電工(エアーリフレ:ナノイオン)
最大の特徴はナノイオンで、水を分解した微細イオンを発生します。
この効果は、壁紙等のしみついたニオイを分解し、ダニ・花粉を抑制します。
残念ながらナショナルとの統合の為、2004年で生産が完了しております。
長所:脱臭能力は最高なので、部屋のニオイが気になる方におすすめ。
短所:フィルター方式なのでコストがかかる、電気代が高い。
4.ナショナル(エアーリッチ:アレルバスター)
特徴はAIC自動運転と、再利用できるアレルバスターフィルターです。
AIC自動運転は、活動サイクルに合わせ、ホコリが舞う時間を予測し、早めの運転をする機能です。
アレルバスターとは、一度吸着したアレルギー物質が活性化しない技術です。
具体的には、フィルターからはなれても、アレルゲンが部屋に戻らない。
2005年モデルの一部よりナショナル電工のナノイオン搭載モデルが追加になりました。
長所:薄型の本体と買い替え不要の集塵フィルター(シックハウス対応)です。
(注意点:脱臭フィルターは交換の必要があります。)
短所:ナショナル電工技術の導入により短所がほぼ無くなりました。
ただ、ナノイオン発生に水タンクを使用しないかわりに冬場のイオン発生が弱点です。
5.三菱
2005年度モデルに期待しておりましたが、正直、性能はダウンです。
最上位モデルにフィルター掃除機能を追加しましたが、脱臭・除菌性能はダウンしました。
中級モデルは去年の色違い。
フィルターモデルに加湿機付きを発売しました。
長所:最長8年の長寿命フィルターと強運転でも静かです。
短所:前年好評だったプラズマユニットが小さくなり性能ダウン。
E.空気清浄機の使い方アドバイスなと。
1.タバコを吸う時は、吸う前に強力運転にする。
(空清が反応するころには広がっている)
2.フィルターを月1回目安で掃除する。
(フィルターのニオイによる誤反応や、集塵能力低下の防止の為)
F.よくある質問・疑問など。
Q1.タバコを吸う人がいても寿命は同じ?
A1.タバコうを吸う人がいる場合のフィルターの寿命は半分以下です。
(一般のホコリ量を基準に目安は決められています。)
Q2.空気清浄機があれば、掃除の必要がないのでしょうか?
A2.空気清浄機があっても、掃除は必要です。
(最強運転にすれば、空気中のものは取れますが、電気代が凄い事になります。)
Q3.空気清浄機能付きのエアコンがあれば、空気清浄機はいらない?
A3.フィルターも小さく、脱臭も弱いので、実質的効果は弱いです。
(エアコンの空清は吸った空気の2割ぐらいですが、空気清浄機は9割以上浄化します。)
Q4.たまに売っているマイナスイオンのみの空気清浄機は効果があるの?
A4.ほとんど効果はありません。
(マイナスイオンの空気清浄の実効は殆ど無いし、ホコリが取れないのが致命的。)
Q5.各社から○○イオンとうたっておりますが、違いは?(アレフオフ、バトル、フラズマソルジャーなど)
A5.シャープの「除菌イオン」に近いのですが、科学的実証が無いのが大きな違いです。
■ 空気清浄機へのリンクはこちらから
ダンナのおすすめ空気清浄機はこちらから
|
|
|