東芝もテレビ事業撤退、壊れたらどこのメーカーのテレビを買います?
前に購入したのは東芝の型落ち32型のフルハイビジョンテレビでした。(パソコンのモニターとして使用するのでハイビジョンでは厳しかった)テレビが売れないとよく言われるが、地デジ移行バブル期の3Dテレビ拡販の戦略が悪かったと私は思っています。(当時にも書いている)B-CASカードのせいで海外と別の製品を作らないといけないのはあるとおもうが、それを理由に海外の動向を一切考えずに国内企業だけで無意味な囲い込み競争をしたことと、商品グレードと機能の選択を間違えたことが現在まで響く1つの印象を消費者に与えてしまった。それは”別に高い国内メーカー買わなくても修理を無視すれば安い海外品で問題ないんじゃね?”ということに気づかれてしまったことです。国産品は海外品と違い画像処理性能が優れていたが、高価格の3Dテレビ以上にしか搭載されず、各社が真似して自社製品リンクの囲い込みで他社の周辺品との連携も厳しくなっていった。これりより、付加価値での戦いではなく価格での戦いにシフトして各メーカーが自滅していったのは皆さんご存知の通り。(これにより更に海外との製品差が更になくなっていった)ブランドというのはある意味で”ユーザーを盲目的に信じさせる”というものだが、これの誤魔化しがばれてしまったんだよね。タイトルに戻るが、ロットで液晶などの部品が大きく変化した東芝の商品戦略は気にいらなかったが、グローバルな接続環境という意味では一番ニュートラルなテレビだったことは間違いない。次にテレビが壊れたら、モニター+チューナー(録画機)という選択しか残されていない気がするわ。家電量販店から日本のメーカーロゴ(日本製とは言ってない)のテレビがなくなるのは時間の問題かもしれないですね。