カテゴリ:観戦記(岡山)
喜山選手のレンタル期間の延長はファジアーノサポーターには、この上ない朗報でした。
でも、喜山選手にしては、ヴェルディに復帰することも、岡山に残留することも、いずれの選択も100%ハッピーな選択ではないはずですから、大きな決断だったと思います。 サッカー選手として稼げる、いや、「稼ぐ」といったら語弊があるから、最高のプレーを見せられるのは、10数年しかありません。そんな中、2年も岡山のために戦ってくれるのは、サポーター冥利に尽きます。もちろん、最大限、汗をかいてくれたフロントにも大拍手です。 地域リーグ、JFLを経験した選手が、再び日の丸を背負って戦うことになれば、どんなに素晴らしいことでしょう。その瞬間がやってきたとき、テレビの前できっと涙がとまらないでしょう。 喜山選手のサッカー人生は、選手だけでは終わらないと思います。将来、指導者になったとき、地域リーグやJFLで体験したことは、きっと大きな財産となるはずです。 また、Jのクラブのフロントに入ることがあれば、サッカークラブの原点のようなちっぽけなクラブにいたこと、そして、身近にフロントやサポーターと接したことも、決して、マイナスにならないと思います。 我々サポーターも、草っぱらで戦った地域リーグの時代のことは、将来大きな財産となるでしょうし、いつも、あの頃を思い出して、初心に戻らないといけないかもしれません。 また、都会生まれの都会育ちの喜山選手にとって、西日本の岡山という地方で2年間暮らすことも、人生の上で、大きな財産となると信じています。 レベルの低い中国リーグでは、27得点(17試合)できたが、全国地域リーグ決勝大会では、無得点(5試合)に終わったのは、まだまだ、力が足りないと評する人がいます。 しかし、盛岡戦での朝比奈選手の2点目のゴールは、喜山選手のゴール前への突入からのこぼれ球でしたし、ロック戦でも、喜山選手が相手GKをかわした浮き球をジェフェルソンが決めました。 JFL昇格を決めたびわこ戦では、弦巻選手からのロングバスを喜山選手が相手DF2人を引きつけて、外側を走ったノーマークとなったジェフェルソン選手へのパスからのゴールとなりました。 しかし、FWとして結果を出していないと言えばそれまでですが、それ以上に、危ない場面には、いつも顔を出して、ピンチの芽を摘む献身的な守備は、熊谷にいた人はみんな知っています。 新しいJFLのステージで、彼の縦横無尽の活躍を見るのが、今から、待ちどおしてくなりません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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