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赤組☆へべれけ観戦記

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2010年08月22日
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カテゴリ:観戦記(岡山)
【天皇杯岡山県代表決定戦決勝】
 ◇日時  2010年8月22日(日)13:07
 ◇場所  kankoスタジアム
                0-0 
  環太平洋大学   1       0  R.K.クラシック 
                1-0





 今日も、この暑さの中kankoスタジアムへ。
 スタンドは、決勝戦にもかかわらず300人くらい。昨日の準決勝より少ないかもしれない。暑いし、RKCは企業チームでもないし、サポーターも少ないし、そしてテレビ中継もあるから、仕方ないのかも。



 環太平洋大学の応援団は、サッカー部員を中心に40人ほどが、スタンド中央部の中段に陣取り、元気のいい応援。若さと勢いでは圧勝かも・・・。




 一方、RKCは、準決勝までは組織だった応援がなかったが、「岡山からJリーグへ!」という無謀な夢を追いかけていた戦友(立場は、選手とサポと違うけれど)であり、大馬鹿仲間を応援するために、ファジアーノの地域リーグ時代のサポを中心に、即席応援団が結成され、コールリーダーも、その場で決定。
 その数は30人ほど。野原のようなグラウンドでクーラーボックスをお立ち台にして頃を思い出すような顔ぶれ。ドラムとスネアが1つずつで、サポの服装はバラバラ。
 あの頃からは、もう5年以上が経過しているから、ただでさえ高いサポの平均年齢もさらにアップ。ピッチ上の選手以上に、サポの年齢差は・・・。(笑)でも、熱さでは負けられん。あの頃に、この世に存在しなかったチビッコも参加。
 とはいうものの、私は、ぎっくり腰のため、ひとり座っての応援となった。



 メインスタンドには、INSIEMEのダンマクが掲げられた。礎になって来た人達を応援するにはふさわしいモノだ。
 INSIEMEの意味はこちらを参照
 


 また、昨日に、引き続き、地域リーグ時代の選手ダンマクも掲げられた。こうして、カンスタに再び掲げられるとは、感慨深い。
 実は、J2昇格の記念すべき開幕戦の甲府戦で、ファジの歴代選手のダンマクが掲げられて以来のことだと思う。

 ファジに在籍した藤井選手、福森選手、乙倉選手、石川選手などは、当時の個人チャントが復活。RKC自体のチャントはないので、浦和レッズなどのチャントをお借りして、その場で歌詞をつけて。
 スタジアムの雰囲気を盛り上げるとか、カッコヨサの追求とか関係なく、ただただ目の前で戦っている選手を応援するというシンプルな応援。勇気あるプレーを見せた選手には、選手名をコール、ピンチではクラブ名を連呼、そして、好プレーには拍手と、応援の原風景のようなものを感じた。

 もちろん、RKCは、ファジアーノのOBチームではなく、山下選手、高畑選手、檜垣選手など、三菱水島FCで、地域リーグ、JFLを戦った選手もいるし、その他にも、いろいろな経歴をもった選手で構成されている。
 また、当時、ファジアーノで戦った選手も、他のクラブで現役を続けている選手もいる。



 先発メンバーでの前所属チームは、徳永選手、曽根選手、田渕選手、福森選手、乙倉選手、藤井選手の6人がファジアーノ、山下選手、高畑選手の2人が、三菱水島FC、中山選手が岡山大学、櫻内選手がキャノン、森選手が水島工となっている。



 環太平洋大学は、豊富な運動量を武器にしたバランスの取れたチーム。
 炎天下のゲーム、さらに、準決勝からの連戦というに天皇杯予選の日程は、平均年齢も高く、練習量も学生に比べれば劣るRKCにとっては、厳しいものだけど、気持ちと技術でどこまで戦えるかが見どころ。

 


 試合の方は、RKCは、サイドバックが駆け上がるとか、後からどんどん選手を追い越していくようなスタイルではないけれど、丁寧にゴール前までパスをつなぎ、何度もPKエリア内に侵入した。ベンチには監督はおらず、一人ひとりが自ら考えて動く大人のチーム。
 RKCが勝つには、相手に先取点を取られて後手に回るようにならないこと。
 そういった意味では、相手の豊富な運動量をなんとかかわして、前半を0-0で凌いだことで、チャンスは、残った。
 山下選手が、今日はFWだっただめ、昨日のようなピンポイントのスルーパスを出す場面は少なかったが、やはり絶妙のコースにパスは供給されていた。
 また、藤井選手が相手選手を1人、2人とかわしてPKエリア内に侵入する場面には、見とれた。
 もっともっと、上のカテゴリーで見てみたかったけれど、それは今更、言っても仕方がないこと。



 後半、RKCサポの多くが、ファジアーノのポスターのローラー作戦参加のため、早退したため、10数名での応援となった。




 後半は、一進一退の攻防が続いたが、後半16分、オフサイドぎりぎりのタイミングで突破されて、先制点を許す。
 その後も、カウンターから環太平洋大学が何度も決定機があった。
 RKCもロスタイムに何度か決定機があったが、勝利の女神は微笑ます、タイムアップ。
一対一の場面での凌ぎ合いでは、決して負けていなかったけれど、それでも、勢いは環太平洋大学にあった。
 
 環太平洋大学には、月並みの言葉だけれど、岡山県代表として、全国の舞台で一つでも二つでも勝ち上がってほしい。



 RKCには、「来年の天皇杯を目指してほしい」と簡単に口では言えるけれど、来年は、きっと復活した三菱水島FCや、チームとして成長しているだろうネクスファジなど、ライバルは多くなり、状況は今年以上に厳しくなるだろう。
 でも、岡山からJリーグを目指していた彼らが、今も、こうして現役でプレーしているだけで、私はうれしい。また、久しぶりに、美しくすがすがしい敗者を見たような気もする。
 でも、彼らは、今日の試合には納得していないはず。
 来年も天皇杯の予選を楽しみにしている。 

 今年の天皇杯2回戦では、ファジアーノは、何としても、福岡に勝って、サンフレッチェ広島との夢の対決を実現させたい。
 サンフレッチェといえば、RKCの選手となるっているファジ戦士が、2006年の地域リーグ決勝大会(大分の決勝ラウンドで3位敗退)前に、TMをやってもらったチームでもある。
 なお、天皇杯3回戦(10/9日(土)13:00 広島スタジアム)では、Jリーグヤマザキナビスコカップの準決勝にサンフレッチェがに進出した場合には、10/13(水)に日程変更になるそうだ。

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Last updated  2010年08月23日 02時53分59秒
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