夢は遠く・・・。痛い敗戦(G大阪 2 - 1 浦和)
【試合結果】 ■2005 Jリーグ 第30節 11月12日(土) 16:03 KICK OFF(万博記念競技場)観衆 20,811人 ◆浦和レッズ公式HPゲームレポート◆ おそらく今シーン最後のJリーグ観戦で、万博記念競技場へ。 私個人としては、一昨年の万博、去年の桃スタとガンバ戦2連敗と相性がよくない。 レッズは、エメルソンの退団の上に、田中達也、ネネの負傷離脱の上に、内舘、平川も負傷、さらには、鈴木啓太は出場停止と勝てる気がしない。 唯一の希望の光を見いだすとすれば、G大阪が、ナビスコカップ決勝、そして9日(水)の天皇杯の4回戦と強行日程の上に、2試合連続延長の上、PK戦まで戦って疲れがたまっていることくらい・・・。 万博公園の南駐車場に車を置いて、千里中央で食事をしてモノレールで万博へ向かう。モノレールの車内でも、駅でも、赤い人達ばかりで、青い人達が全くいない。 13時半頃にスタジアムに向かうと、数百メートルの赤い列が続いていた。係員に尋ねるとゴール裏自由席の列だそうだ。 スタジアムの周辺は、キックオフまで2時間以上もあるのに、すごい人の波で、レッズサポーターが高らかに歌いはじめていた。これは、ガンバ大阪の運営スタッフの想定外の状況?(笑)予定の14時より20分早い13時40分に開門。 私は、メインスタンドの自由席のSM席へ。下の図で、左のゴール裏のレッズサポ席に近い席か、真ん中に近い指定席の上方にするか迷いましたが、★のあたりに座り、まったり観戦。 〈メインスタンド側〉 ■■■★××■■■■ ←■SM自由 □BOX-S指定 ■■□□××□□■■ 万博記念競技場は、陸上競技場のため、サッカーを観戦するにはちょっと不向きな感じです。桃スタのメインより傾斜がゆるく、座席は背もたれなしのベンチシートで境界はビニールテープで、1人当たりのスペースは狭く、前後も窮屈で、ゴール裏は芝生の立ち見席。 屋根もメインスタンドの中央部のみで、トイレも古くて少なく、電光掲示板もガンバの親会社が松下なの?って思うほど、小さくて見づらく、さらに照明も暗く、とくにスタンドは薄暗い。 かといって、スタジアムの地下は、大きな貯水槽になっているので、重量負荷のかかる改修は不可能だそうだ。 桃スタも、アウェイのゴール裏を除けば、捨てたもんじゃありません。 このゲームはチケットが1ヶ月前には、SOLD OUTになっていたけれど、まさか、1位と4位の対決と、優勝を争う大一番になるとは思っていませんでした。 キックオフ2時間前だというのに、指定席を除けば、ほぼ埋まっていて、あまりの出足の速さに驚くのみです。 メインスタンドは、真ん中の指定席を除けば、両サイドの自由席は、赤と青にきれいに分かれていた。ほんのわずかなガンバサポが、アウェイ側の自由席にいたくらいです。 真ん中の指定席、招待席は、圧倒的にガンバが多く、バックスタンドは、青:赤=6:4ってところ。全体でも、6:4の比率で、浦和サポ恐るべし。ゴール裏の密集度はすごいものがありました。 ただ、指定席には、100席以上の固まりで空席があり、これは、転売目的の人が、欲を張りすぎてさばけなかった分だろうか?22,000人の超満員にならなかったのが謎です。 TBSのサイト のとうこく りえ さんのコラムで、「そしてその声。ただでさえ人数が多い上に、試合の流れに沿ってきっちりコントロールされているので、文字通り地鳴りがするのです。するんですよ本当に!人間の声でですよ!」というのがあったけど、そんなことないだろう!って思っていました。 しかし、レッズが得点した直後の「We are Reds!」のコールで、本当にスタジアムで、本当に地鳴りがしたんです!スタンドが小刻みに震えるんです!凄すぎますよ。 レッズサポの呼びかけで、「フラッグを持ってスタジアムへ!」ということで、無数の赤いフラッグが風に揺れ、試合前の練習で選手が入場したときに、浦和のゴール裏は、「We are Reds」の大きなフラッグで覆われた。 ガンバのゴール裏は、青と白のフラッグで応援。応援の演出と声量では、浦和の圧勝です。 試合開始前の登録メンバーは、浦和は画面に全選手の名前が映し出され、「ごらんのとおりです」に浦和サポの大ブーイング。さらに、レッズの先発メンバー発表も、選手名のあとに、「オイ!」というコールが入らないくらい早口で・・・。ガンバは、ケツの穴、小さすぎです。(笑) さて、レッズは、先発メンバーは、なんとか組めたものの、控えのメンバーは、岡野以外は、ほとんど期待できないような顔ぶれで、選手層の薄さを痛感します。 さて、ゲームの方は、前半は疲れのせいか、ガンバの動きがもう一つで、レッズが押し気味だけど、田中達也がいないだけに、早い攻撃ができず、なかなかシュートまでつながらない。そんな中、29分にガンバのフェルナンジージョに個人技でDFがかわされ、痛い失点。 後半38分に、さらにアラウージョに決められ、0-2。このまま、終わるのは悲しすぎる展開だけど、その2分後に三都主がFKを決め、1-2と一点差。スタジアムは、一気にヒートアップ! 残り10分レッズの怒濤の攻撃。何度も何度も、ゴール前で絶好機を迎えるものの、結局、そのままタイムアップ。レッズの選手達の意地を見せてくれたけれど、火がつくのがちょっと遅かったような気がします。 試合終了後、一目散に駐車場に向かったので、選手達に、レッズサポが拍手をしたのか、ブーイングをしたのかは、わかりません。 やはり、ガンバの、大黒、アルジージョ、フェルナンジージョの攻撃に力には脱帽で、口惜しいけれど、順当負けのような気がします。 レッズは、ポンテのキープ力は素晴らしかったけれど、他の選手のフォローがなく、決定機でマリッチが、何度もはずしたし、得点の臭いがしていたのは、DFの闘莉王くらいでしたからねぇ・・・。永井も、老け込むには、まだ早すぎます。 さて、残り4試合で勝点差が7に。ガンバが2勝すれば、レッズの優勝の目はなくなるけれど、あとは、奇跡を信じてテレビ観戦です。 岡山へ帰る車の中で出るのは、ため息と愚痴ばかりでした・・・。 しかし、試合直後の、ガンバサポの「ウラワ カモ(ン) カモ(ン)」コールは、今後に禍根を残すような気がするよ。