ネクス天皇杯へ! ファジアーノ岡山ネクスト 1-1(PK9-8) 三菱水島FC
【第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会岡山県代表決定戦】 ◇日時 2015年8月9日(日)13:06 ◇場所 シティライトスタジアム ◇観衆 532人 ◇天候 ◇得点 【ネクス】上條(69分) 【三菱水島】高瀬(15分) 0-1 ネクスファジ 1 1 三菱水島FC 1-0 延長前半 0-0 延長後半 0-0 PK戦 9-8 天皇杯の岡山県代表決定戦は、ネクスファジvs三菱水島FC で、私にとってはたまらない組み合わせ。どちらにも勝たせてあげたい。 三菱水島は、JFL時代はかなりの頻度で観戦していたけれど、2011年7月の灘崎での天皇杯岡山県代表決定戦1回戦(三菱水島 3-6 環太平洋大学) 以来4年ぶりとなる。 昨夜の悔しい敗戦を引き摺りながらも、Cスタへ。 入場は無料だけど、コンコース内の売店さえ、開いていない。 真夏の日差しで、とてもサッカーをやるような環境ではない。 いや、ファジアーノもJFL時代までは、やっていて、今が恵まれているだけ。 お客さんは、先週のJFLの試合よりは多い感じ。ファジのユニ姿のサポが多い。 うちわで扇ぎながらの観戦。 家の中のネコのように、涼しい場所を求めてさまようと、最上段は、”偏西風”に吹かれ涼しいが、柱が邪魔になる。 背もたれがあって、試合中もずっと風が吹き抜けて、柱の影にならずに、ピッチ全体が見渡せる奇跡のシートが、33列102番。 ここからは、ピッチも見えるし、電光掲示板も見える。一つずれてもダメ。 ファジアーノの試合てをは、S席ホーム側になる。 三菱水島には、JFL時代を戦ったキャプテン山下選手やDFの柱の坂口選手という懐かしい名前もあり、ワクワクする。 オーストラリアで プロとして戦った宮澤選手などいて、先制点如何では、おもしろい試合になりそうだ。宮澤選手は、中原三法堂勤務だとか。 一方、最近、上り調子のネクスは、チョ選手は登録の関係で出られないようだ。 ネクスサポさん26人。声だけの応援だけど、気持ちがヒシヒシと伝わってくる。 メインスタンドからの応援の水島サポさんの声が大屋根に響く。声だしサポさんは10人くらい。岡山サッカー界を支えてきたクラブだけに潜在的なファンも少なくない。 どちらのサポにとっても、負けられない一戦。 お客さんは、500人くらいか。 キックオフ。 社会人でベテラン選手が多い三菱水島が、酷暑の中、どこまで走れるかがカギになりそう。 ハレの舞台でサッカーのできる幸せをからだいっぱいに表してイキイキとプレーする三菱水島に対してネクスは、ちょっと受けに回った感じ。 前半15分に高瀬選手のゴールで、三菱水島先制。 何度か、ネクスも決定機を迎えるが、最後は三菱水島の粘り強い守りに弾き返される。 このまま1-0で、三菱水島のリードのまま終了。 後半も両者が攻め合い、面白い展開。時間の経過を感じさせない。 後半24分。ついに水島の守備が決壊。 ゴール前へ入ったクロスを合わせるだけ。上條選手のゴールで同点! ここから、緊張の糸がプツン切れてしまうのか? しかし、ネクス押し込むけど、水島の気持ちが切れない。 水島の前線で張っているいかにもFWというサッカー小僧の宮澤選手がワンチャンスを狙っている。 両者譲らず、前後半10分ハーフの延長へ突入。 延長になれば、追いついた勢い、普段の練習時間、年令など、すべてのの面でネクスが上回るけど、水島がドラマを見せるのか、それともネクスがプロとしてのプライドを示すのか、泣いても笑っても残り20分の攻防。 カウンター合戦に、自然に沸き起こる拍手と歓声。まさに、サッカー観戦の醍醐味。 1-1のまま延長でも決着がつかず、残酷なPK戦に突入。 10人蹴っても、両者譲らず。特に外せば負けるといった状況で、ネクスが5人目から9人目まで、きっちりと決めたのは素晴らしい。 三菱 ○○○×○○○○○× 岡山 ○○○×○○○○○× いつまでも、決着がついてほしくないという思ってくる。 11人目は、GK対決。 三菱水島のGKの蹴ったボールは、クロスバーの上。 一方木和田選手は、落ち着いて決めて、残酷なPK戦は、ついに決着。 三菱 ○○○×○○○○○×× 8 岡山 ○○○×○○○○○×○ 9 喜びのネクスの選手。 三菱水島には、メインスタンドから大きな拍手が送られる。 三菱水島の選手、バックスタンドのネクスサポの方へも挨拶。三菱水島コールで迎えられる。 プロとアマが戦う面白さ、トーナメント戦の残酷さ、そんな天皇杯らしさが凝縮された試合だった。 監督や戦術がどうのこうのと言う前に、社会人だったり、セカンドチームという環境の中での、精一杯戦う選手の清々しさ、敵味方関係なく応援する観客の温かさ。 猛暑の中の一服の清涼剤のような試合だった。にほんブログ村