フランス人ギオムさん日本滞在日記2006/07/09今日から、うちにフランス人のギオームくんが来てます。 17才の彼なのですが、なかなか大人な感じです。 私「どうして日本が好きなの?」 ギ「日本の歴史が好きなんだ」 私「まさか、サムライがまだいるなんて思ってないよね?」 ギ「あ、そう?やっぱり、いないんだ~」 そのセリフから思うに「もしかして、いるのかも...」って思ってたっぽいぞ... 面白かったのが ギ「僕は漢字を4つ知っています」 私「え~、何?書いて見せて」 ギ「一、二、三、第」 一、二、三と来て、いきなり「第」??? なんで、その漢字なの?? 2006/07/10 今日のフランス人、ギオーム君。 ・一つエッセイを書いてねと言って、出来上がった作文のタイトルは「かいぞくについて」 ふ~ん、海賊好きか~と読みすすむと(17才なので)「家族について」のことだった。 かいぞくが5人いますで、始まるエッセイで気がつかなかった。 「二年前に、私のかいぞくと一緒にひこうきで日本へきました」の部分でやっと家族か~と発見。 ・回転寿司へ行く。 やめろと言うのに、わさびをてんこ盛りでつけて食べてしまい、何かフランス語で叫んでいた。 (たぶん、オーマイガーッ系) その後、「わさびは、危ないです。」と正しいコメントを発表していた。 しかも、わかりやすいものを食べればいいのに、「はもの梅干しあえ」とか(←梅干しも危ないです、とのコメントあり)「ミル貝」とか私でもあまり食べないものばかり選んで食べていた彼。 ・納豆を3粒食べた。 ・自分への「ミニミニ硯セット」をお土産に買っていた。カワイイ。 2006/07/11 今日のフランス人ギオームくん。(17才) ・good=「おいしい」の意味だけ、と思ったらしく、 友人「日本語のレッスンはどうですか?」 ギ「おいしいです。」 友人「ホストファミリーはどうですか?」 ギ「おいしいです。」 (日本語教師的にモチロン訂正しました。) ・今日は一緒にハンコやさんへ行って、「ギオム」のハンコを作ったら大喜び。 (これ、外国人にいいお土産&喜ばれるのでよくやります。安いし、おススメ) フト、見たら、顔に押してた... ・昼ごはん、ぎょうざを食べたいと言うので作る。 本人は、フランスで食べた事があると言っていたのですが、ぎょうざを見て「これじゃない」と言う。いろいろ話を聞いた結果、そのフランスで食べたらしきものは”肉まん”と判明。 さて、明日は「ギオーム君・習字クラスの巻」です。 2006/07/12 今日のフランス人くん。 私「他に何語が話せるの?」 フ「ん~とね、フランス語とドイツ語と中国語も少し」 私「へ~、中国語少し話してみて」 フ「ニ~ハオ」 私「...それぐらい、私も知ってるよ。”謝謝”とかさ~」 フ「それって、どういう意味?」 私「...」 今日は、習字クラスです。 自分の名前を書いてうれしそう~。 友人(元高校教師)に習字クラスをお願いしたのですが、「ラグビー命」とか書かせてるし... 2006/07/13 今日のフランス人くん、カタカナ語をやりたいというので、レッスンしました。 しかし、意外に上級者になっても難しいのが、カタカナの単語。 実際の発音と違うので、ひと苦労なのです。 例えば、「コー ヒー... あ!coffeeのことか~」て感じ。 そして、今日の彼が苦しんだのは「ホワイト(white)」でした。 フ「ホ ワ...イ...ト.. 何ですか?」 フ「wait!のこと?」 私「違います」 フ「じゃあ、Don't wait?」(←この時点でずれていってる...) 私「違います」 フ「じゃあ、stay?」(← 音が似てもいない...) 私「違う~!」 フ「Don't stay?」 私「...」 フ「トイレット?」 以下、えんえんと続く... ちなみに、外国人で「ん???」と思うカタカナは、 ・ガール(そもそも、”ガ”じゃない) ・ユーモア(ユーじゃなくて”ヒュー”) ・チーム ・プリン などでした。 もとの英語を言うと「おお~」となるので面白い。 2007/07/13 今日は、フランス人君とカラオケに行きました。 行く前は、さんざん フ「私が歌います。窓が割れます。」とか フ「傘を持っていますか?」 私「なんで?」 フ「私が歌います。雨が降ります。」 などと、恥ずかしがっていたのですが... いざ行くと、すごいことになりました。 とりあえず、知っているといいはる英語の曲を探したのですが、 「曲や歌詞はとりあえず無視」して、「自分で勝手に歌詞と曲を作って歌いまくる」という結果になりました。 こんな感じです。 ♪~~~(何かわからないフランス語で歌っていると思ったらいきなり日本語で)SUSHI~~(フランス語でまたひとしきり)~~~FUJISAN~~(フランス語で絶叫)~~TENPURA~~♪ 横で聞いてて、ひっくり返って笑ってました。 しかも歌の途中で「私は歌手になるつもりです」なんてパーフェクトな文で「素で」言うし... カラオケ後、受付の人に「私はアメリカ人です。フランス人じゃありません。」といきなり言っていた。(とても、エキサイトしてしまったので、恥ずかしくなり、フランス人はそんな人だと思われたくないので、アメリカ人のふりをしたらしい。) は~、こんな笑ったカラオケ初めてで、軽く5年分は笑いました。 2006/07/15 今日のフランス人くん☆ 友人に頼んで浅草に連れて行ってもらいました。 帰ってきた彼に「何を買いましたか?」と聞くと、 フ「源義経です。」←人形 み、源 義経?? な、なんで...? 2006/07/16 今日は、フランス人君と座禅を組みに地元の寺&鎌倉へ行きました。 ・鎌倉で、お守りを買っていたときのこと。 フ「お守りは、本当ですか?」 私「どうして?」 フ「2年前、私はかいぞくと(=家族のこと。まだなおってない)日本へ来ました。 私のお姉さんは、お守りを買いました。そのお守りを買います→ボーイフレンドができます」 (恋愛に効くお守りだったらしい)でも、お姉さんは、まだボーイフレンドがいません。 お守りは本当ですか?」 私「....」 ・寺へ行って、油断していたら、木魚の音。 (勝手に叩いていた...) 今日もこんな感じです。 2006/07/17 今日のフランス人くんはハッピーでした。 念願の「デジタルカメラ!」を、もらったのです。 生徒さんのご親切で、古い(日本人にしては)デジカメでいらないのがあるというので、ありがたくいただきました。 ず~っと欲しくて、昨日も秋葉原に探しに行ったのに、一番安くても14,000円。 (彼の予算は5000円←あるわけない...) 「あ!ありました!」というので、見たら「デジカメのケース 4500円」とか。 しかも、店員さんに「あなたのTシャツはいいですね!」とか「靴がいいですネ~」など言っていた。(←値引きをしてもらうホメ殺し作戦だったらしい。) その後も、渋谷をカメラを求めてさまよう昨日の彼だったので、今日はBIGスマイルでした。 2006/07/18 今日のフランス人くんは、東京タワー&空手クラス体験。 ・フ「東京タワーは、階段で上ることができますか?」 私「...(そんなこと考えもしなかった)」(実は土日はできることがわかったのですが) *ちなみに彼が東京タワーで買ったみやげ 東京タワーの置物(←こんな人に需要があるんですね)、刀の置物、しゅりけんなど、コテコテ系。 ・帰りたくない心がうずまいているらしく フ「あなたはモンペリエ(彼の家のあるところ)に、いつ来ますか?」 私「ちょっと考えます。」 その5分後、 フ「あなたはモンペリエにいつ来ますか?」 *彼の考える「ちょっと」は「5分」らしく、この質疑応答の繰り返しが1日30回ぐらい続くここ最近... ・今日の彼の文法ポイントは「やりもらい(授受表現)」です。 フ「私はあなたの誕生日にプレゼントをもらいます。」と言っていました。 2006/07/19 今日のフランス人くんは、私の生徒の高校生の女の子達と会いました。 (同じ年頃がいいかと思って...) ・高校生の子達に、今時の日本語を教えてもらっていました。 説明ががけっさく。 「まじで?」→「本当ですか?」 「うける~」→「面白いです。」 「超うける~」→「とても面白いです。」 (→の後が彼女らの説明。いい線行ってます。) 2006/07/20 今日のフランス人くんは、帰国してしまいました。 最後まで帰りたくないとゴネていて、昨日の「あなたはモンペリエにいつ来ますか」攻撃に加え、 フ「あなたは、モンペリエに来ます。私の家に泊まります。私はあなたのお父さんです。」 を、また30回ほど繰り返していた。 私が、日本の母だったので、彼はフランスでは私の父になるそう。 ということで、私はフランスに行くと17歳の父がいることに... 次は、別のフランス人くんが火曜日から来ます。 ふふ、また面白い子だといいナ~。 2006/07/24 フランス人くんの人気にお応えして、blogに書き忘れてたエピソード付け足し☆ ・デジカメをもらえることになった時のこと。 うれしかったので、Sanaeさんが 「Hey! Gimme five!」と言って手を差し出すと (やった~!の時に、お互いの片手どうしをパチンと打ち合う仕草。) 「Give me five」をそのまま文字通り「5 下さい」と理解して、sanaeさんに5円渡そうとしていた彼... ・座禅に行く時のこと。 フ「座禅をしたら、ニルヴァーナ(涅槃のこと)に行く事ができますか?」 私「ん~、行けるかもしれませんね~」 フ「ニルヴァーナは、何がありますか?」 私「ん~、何もありません。すしも、天ぷらもないし、no girlfriendだよ!」 フ「私は、ニルヴァーナは行きたくありません。おもしろくありませんから。」 私「.....」 フランスに帰り着いた彼からメール。 「いろいろありがとう!とてもさびしいです。----- ところで、あなたはいつモンペリエに来ますか?」 またもや、この質問...(260回目ぐらい) しょうがないので「少し考えますね。」と書いて送りました。 メールの差出人が”wasabi"となっていて、かわいかった。 日本語集中コースも終ったというのに、この5日間は眠い... というのも寝不足で、1日4時間ぐらいしか寝られないのです。 それも、ギオムくん! 彼がうちにいる時も、私が仕事が終わって家に帰りつくのは11じすぎ。 すると、話をしたくて待ち構えており、部屋から飛び出してきて2じ3じまで話し始めるので寝不足だったのです。(本人はヒマなので夕方ヒルネなどしてて全然OK) そして、彼もFくんもフランスに帰ったのに寝不足!の日々。 というのも、家に帰ると12じ、そしてMSNのメッセンジャーで2じぐらいまで話しているのです。 ただ、終らせてくれない... 本人は子供だからヒマだし。 毎日「じゃあ明日MSNに来てくれますか?」と約束させられ、私も「いいですよ」と言っちゃうのよね。 (あんなに純粋に楽しみにされると母は弱い) 私(夜2じ近くなってきて眠い)「じゃあ、私明日早いから寝るね。」 ギ「OK、わかりました。」 私「おやすみ~」 ギ「I love you guys!」 私「We love you, too!」 ギ「I miss you guys」 私「We miss you,too. oyasumi!」 ギ「Say hello to ○○san.」 私「OK, I will. See you!」 ギ「Say hello to △△san.」 私「OK, I will. Bye!」 ギ「XXX!」 私「Bonne nuit(←お休み)もう寝ますね。」 ギ「I love you guys.」 以下、この1行目からまた繰り返し... 明日から、彼はアフリカに行くのでやっと寝られます。 2006-08-10 日も、ギオーム君とMSNで話してます。 どうやら、モンペリエに来てもらうために「エサ」がいると思ったらしく、 ギ「あなたは、モンペリエに来ます。私はかっこいい男の子を紹介します。」 私「ほんと?」 ギ「maybe my cousin Stéphane.」 私「かっこいいですか?」 ギ「black hair, tall, strong, brown eyes... 」 私「いいですね!」 ギ「but there is a problem.」 私「なんですか?」 ギ「he is not single.」 私「.....」 ギ「Maybe my friend Laurent or my friend Alexandre. they are single. Alexandre plays rugby with me. Laurent plays handball.Laurent loves girls from Asia.」 ギ「but there is a problem.」 私「なんですか?」 ギ「they are 18.」 私「.....」 なんで、問題のある男の子ばかりを紹介する...? ちなみに、フランスは夕方なのでいいのですが、こっちは夜中。 「もう寝るね」と言っても、なかなか離してくれず... 日本の母は寝不足~。 2006-08-08 今日はMSNのメッセンジャーでギオームくんと話しましたが相変わらずのご様子。 まだ、モンペリエに来いとしつこく言っています。 ギ「あなたはモンペリエに来ます。私はあなたのお父さんです。」 私「私はかっこいいフランス人の男の子とデートします。夜遅く帰ります。いいですか?」 とからかったら、 ギ「OF COURSE VERY ANGRY!!!!!!!!!!! 」 と書いてきた。 こわい17才のお父さんです。 2006-08-07 この日曜日から、新たなフランス人くん(Aくん)がホームステイで来るのですが、 それをギオムくん(うちの今年のホームステイ第1号くん)に言ったら、(言うんじゃなかった) ギ「その人は何歳ですか? 日本語は私より上手ですか? かっこいいですか? あなたたちは、私とAくんのどちらが好きですか?(←まだ会ってないから知らないってのに) 私の方が好きでしょう? Aくんと鎌倉へ一緒に行かないほうがいいです。彼は一人で行きます...」などなど。 ぷふっ、子供のやきもちってわかりやす~い!! 2006-08-24 とうとう、ギオームさんの毎日のメールでのラブコールに根負けし、来月フランスに行く事にしました。(洗脳されたとも...) さっそく、彼に伝えると、もちろん僕の両親の家に泊まれ、パリからの移動は(彼は南フランス)電車は危ないから飛行機にしろ、パリで泊まる場所は僕に聞いてからにしてくれ、安全な場所かどうかチェックするから、などなど、ほんとに「お父さん」のよう... 面白かったのが「したいことのリストを教えろ」というので、一つに「クラブに行きたい」と言うと、「う~ん、僕は連れてってあげたいが年齢的にダメだな~。クラブの前で君達が出てくるの待っててい~い?」という17才な「お父さん」なのでした。 2006-09-17 ジャンル別一覧
人気のクチコミテーマ
|