2022/11/16(水)08:21
続・海外での日本の流行りもの NightTempoさん
昨日、たまたま、このブログで、
「海外で日本の70~80年代に流行った音楽」が、流行っているらしいとちょうど書いたところでしたが、
今日、偶然、授業の合間にニュースでも見ようかな、とテレビをつけたところ、
「マツコの知らない世界」でのトピックが
80年代のJapanese Pops の世界
で、まさしく、昨日のブログと同じ話題だったのと、面白かったので、
あとちょっとだけ、あとちょっと...と見てしまい、大学の授業に大幅に遅刻してしまいました。
ゲストに、DJのNightTempoさんという人が出ていて、
彼(韓国人さん)は日本の昭和ポップス(シティ・ポップ)をリミックスするのがお得意のDJさんで、ワールドワイドに活躍していて、彼の昭和ポップスライフ、世界での昭和ポップスの受け入れられよう...などをまとめてくれていて、なかなか面白かったです。
Night Tempo presents ザ・昭和アイドル・グルーヴ [ Night Tempo ]
Japanese City Pop 100、 selected by Night Tempo [ Night Tempo ]
彼の話で、面白かったところをいくつか紹介すると、
「日本と海外でプレイする場合、選曲を変える」そうで、それは、
日本の場合・・・客層が広い(10代~50代あたり)ので、どちらかと言うと、知ってる昔の曲を選ぶ。
(懐メロ的な?)そして、一緒に口ずさむという楽しみ方。
海外の場合・・・客層が10、20代なので、全く新しいジャンルの音楽として楽しんでいる。
その曲を元から知っているというわけではないので、単純に踊れる曲かどうかが優先順位。
しかも、日本の曲って、歌詞の一部だけ簡単な英語が入っているものが多いじゃない?
(日本語の歌詞の途中に、いきなり英語で”オンリーユー”とか?)
その英語の部分になると、みんながそこをコールするらしく(=そこだけ、わかる言葉だから)
また、それが盛り上がるんだそう。
いやー、面白いね。
海外でのNightTempoさんのライブに来てた人たちのインタビューもあったのですが、
「日本の昭和ポップスのどこがいいですか?」と聞くと、
みんな口をそろえて、
懐かしい~!
と答えてました。
「自分の国の文化じゃないのに、どこか懐かしい、ノスタルジー。」なんだそうです。
プラス、この時代の音楽って、ネットもないし、
日本の中でだけで、ある意味ガラパゴス状態でみっちり育って、
外国(特に欧米に)に出ていないので、彼らにとって「宝の山」らしく、
なんかわかるわー。
そして、何よりも面白かったのが、このNightTempoさんのキャラクター。
お育ちのよい、頭のよさそうな物静かなお方なんだけど、
この落ち着いた感じの人から、こんなグルーブの音楽が出てくるんだ!?っていうギャップや、
この時代に、VHSのビデオテープや、カセットテープなどで当時の音源をコレクションとして持っており、
彼自身も、この音楽がデータの時代に、カセットテープで自分の作品↓を出しており脱帽!
Ladies In The City【カセット】 [ Night Tempo ]
かと思えば、ゲストで出てきた菊池桃子さんに、
「(ネットであれこれ批判する人がいたら)僕に言ってください。
僕、昔ホワイトハッカーだったんで。」なんて言うので笑ったー。
ふふ、掘ったらいろいろ出てくるタイプのお方と見た!
なんか、誰かに似てるな...と思ったのが、
あの台湾のデジタル担当大臣のオードリー・タンさんに似てた。
(顔じゃなく、雰囲気とか、たたずまい?)
私、オードリー・タンさんも大好きなのですが、
今回のこの番組を見て、このNightTempoさんの人柄と才能に恋に落ちてしまい、
さっそく、Apple Musicで、彼のアルバムをお気に入りに登録しました。
ライブなども、落ち着いたら行ってみたいなー。
ということで、昨日取り上げた偶然の話題が、たまたまテレビで答え合わせが来たので、書いてみましたが、
音楽、なかなか素敵なので、ぜひ聞いてみてねー!
みずいろの雨(Night Tempo Showa Groove Mix)
*追記
NightTempoさんのインタビューが、よかったので、リンク貼り付けておきますね。
「日本の本質」NewsPicks
すごいクリエイティブな人なんだな、と思うと同時に、観察眼がすごい!
プラス、動画始まって1分ぐらいの彼の意見に、そうそう、なんて激しくうなづきました。