2007/03/19(月)02:16
終わりよければすべて良し
ずっと塾に通っている生徒がいる。
高校受験に失敗して、大学受験でリベンジという少年だ。
毎日毎日自習室に来て、黙々と勉強。
だけど結果がついてこない。
滑り止めの大学は合格したのだが、
目標としている国立までの間が全て不合格。
要は上位私立が全てダメだったんですよ。
当然落ち込む少年。
親からも電話があり、
「本人のモチベーションがかなり下がっているので
喝を入れて下さい」と。
何度か話をして、
とりあえず、「これで第一志望うかったらカッコイイんじゃない?」
って話でまとまった。
国立前期試験の日、
「あんまできなかったよ先生」と少年。
「後期までやれ」と俺。
そんなこんなで3月7日。
発表日に少年が浮かない顔をしてやってきた。
あー、落ちたなと思っていたら、
突然ガッツポーズ。
とうとう狂ったか?と思っていたら、合格の知らせだった。
本人も親も、もちろん俺も驚愕。
ちょっと感動して潤んでしまいました。
その生徒が最後に書いてくれた作文のタイトル
「終わりよければ全て良し」
また一つ勉強させてもらいました。