11月:ツボ(三陰交)今月は『ツボ』を兼ねたストレッチです。『ツボ』を刺激する事は確かに体のそれぞれの機能を促進するのでイイ事です。 でも当院は筋肉弛緩を中心とした整体なので、『ツボ』をそこまで重要視してないのですが、ストレッチも含めご自身で出来る事に役立てばという事で紹介します。 事前に書いておきますが“このツボを押せば良くなる”というイメージは初めから持たないでください。 あくまで体質・体調改善の1つの要因、きっかけと思ってください。 そこで今回は『三陰交』というツボです。 このツボは一般的に婦人病に効果があると言われています。 足の太陰脾経、厥陰肝経、少陰腎経の足の三陰経が会するところからこの名前がついています。 このツボを刺激する事で腎臓、すい臓の調整を行い血行がよくなり、また腎臓、肝臓の働きが高まる事で解毒作用も高まり不要物が排除されます。 今から益々寒くなる季節です。 足が冷えたり、むくんだりする女性には特に効果があると思われます。 また生理を調整する効果もあります。 まず『三陰交』の場所を確認します。 足の内くるぶしの最も高い所から膝の方へ指4本分(人差し指から小指)上で、脛骨(大きい骨)の後の際の押すと響く所が『三陰交』です。 確認出来ましたか? まず、床に座り両足の裏をきちんと合わせかかとを体の近くに置きます。 この時背筋を伸ばし体を真っ直ぐにします。 そして先程確認した両足の三陰交のツボに左右それぞれの親指を当てます。 次に上半身を姿勢を崩さずおじぎをするように前に倒します。 この時腕や指の力でツボを押すのではなく、上半身の倒れる重さを利用して20秒前後ツボを押します。 これを5回程度繰り返しましょう。 押す時にはゆっくりと息を吐きながらリラックスしたイメージで、無理な力を加えずに押します。 息を止めるとどうしても体に力が入ってしまいます。 ストレッチをする時やマッサージ・整体を受ける時は体の力をぬかないと意味がありません。 以上に書いた動作は全て無理のない、ご自分で出来る範囲で行ってください。 体に異常を感じる時は即座にやめてくださいね。 気難しく書いたかもしれませんが、自分のペースで無理なく根気よく毎日続けると何らかの効果が表れると思います。 この冬はポカポカ足を目指し、冷え・むくみ知らずになりましょう! なお、このストレッチのコーナーを今後続けていくか検討中なので、このコーナーを見られた方に何でもいいので一言ご意見いただき参考に出来たら嬉しく思います。 <sketch:ナベ画伯> |