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自然素材やエコロジーな建築、街並みの視察などを通してそこから見えてくる様々な環境問題などを取り上げます。トレンドに流されず、浪費生活から脱却し騙されない大人の提言を目指してまいります。
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【永定土楼】は福建省西南部にる客家独自の集合住宅である土楼群です。 土楼は、3世紀、異民族の侵入に追われ南下し続けた【客家の人々】が、安住のために築き上げた要塞のような城壁に囲まれた建築物です。 ここの土楼群には、振成楼、承啓楼と遺経楼の3つが立ち並んで【土楼】建築の典型的なものです。 この土楼に住む【客家】という人々について延べておきましょう。(whikipediaより) 客家(ハッカ)は原則漢民族であり、そのルーツを辿ると古代中国(周~春秋戦国時代)の中原や中国東北部の王族の末裔であることが多い。漢民族の中でも中原発祥の中華文化を守ってきた正統な漢民族である。歴史上、戦乱から逃れるため中原から南へと移動、定住を繰り返していった。移住先では原住民から見て"よそ者"であるため、客家と呼ばれ、原住民との軋轢も多かった。中国内の移動・定着の歴史は、およそ5段階に分類され、最初が秦の時代辺りから江西地帯への入植、その後、唐末、北宋時代に福建省の奥地に南下。第3段階として南宋時代に広東省に拡がり、第4段階では、清の時代の領土拡大に伴い、西は四川省、東は台湾に展開、そして最後の段階として、海南島まで南下した。ほとんどの家に古代からの族譜があり、祖先信仰が強く、風習も頑なに守ってきたため、周囲から隔絶されて発達した客家語には古代の文語がうずもれるように残っている部分があるといわれている。客家の人々は、周辺に住む他の集団とは異なり、山間部に好んで居住することが多く、独特の言語・文化を持っている。言語は古代の漢族語を今に伝えているといわれる。そのために歴史的に他の集団と軋轢を起こすことも多い。しかし、少数派であるがゆえに劣勢であるため、中央政権や王朝と良好な関係を保とうとする傾向がある。このような背景から、客家には漢人としての意識が比較的強いとも言われる。移民の通例として土地の所有が困難であったために流通や商業に従事することが多く、師弟の教育にも熱心なことで知られる。商業の他には教育の高さから教職に就くことが多い。これらの特色から「中国のユダヤ人」などと呼ばれることもある。客家を含む華僑はユダヤ人・アルメニア人・印僑と共に四大移民集団の一つと言われる。客家の多い地域に中国共産党が非常に強い影響力を持った為、客家には共産党勢に加わった者が多かった。(出典:whikipediaより) この【永定土楼】は2008年7月にユネスコの世界遺産に登録されました 外観は閉鎖的な土壁の要塞、中に入ると驚くほど内側に開いています 次回は【土楼】の建築素材について (つづきます)