からだと宇宙とヒーリングと

2009/07/09(木)06:16

ペルー日記11(マヌー国立公園 その2)

ペルー(20)

  いよいよ今日は、マヌー国立公園の中へ入ります。 マヌーへは、今回のように車と船で行く方法と、 クスコなどからセスナで行く方法があります。 私たちは、朝ロッジを出発して、しばらく車で走った後、 マヌーヘの玄関口となる船着き場へとやってきました。 ここから、すべての荷物をボートに積み替えます。 ずっとひどいガタガタ道でのドライブだったので ボートに乗り換えた途端、生き返った気持ちになりました。 イギリスから来た5人の若者のうち(なんと、みんな10代後半だそう!) 2人と、フリオの3人は、 ボートから、川に飛び込んで泳いでいました。 3時間ほどたって、島に到着。 そこから、しばらく歩いて、ロッジへ行きます。 ロッジは、正直、ひどいものでした。 窓もなくベッドだけがある狭い部屋で バスシャワーは共同でしたが、それがとても汚い。 これに比べると、2年前に行ったコスタリカのジャングルツアーでの ロッジはとてもよかったんだなあ、ということがわかりました。 コスタリカのジャングルでは、一人旅だったので、一人用のロッジでしたが、 ここの2倍の広さがあって、きれいだったし 普通のバスシャワーも部屋についていて (お湯は出なかったけど暑かったので、水シャワーでもオッケーでした) 窓があって、何より海が見えるバルコニーもついていました。 それでも、あの時は、ワイルドだなあ、なんて思っていたのですが ここに比べると、まるで天国~ ツアーの料金は、コスタリカのツアーの方が高かったのですけど コスタリカよりもペルーの方がずっと物価は安いことを考えると これはちょっとひどいのかも。 ここのシャワーを浴びるくらいなら その辺りの川に飛び込んで身体を洗った方がずっとましなのだけど あいにく、マヌーのジャングルは、それほど暑くなく 夜になると、けっこう涼しいのです。 蚊もほとんどいませんでした。 これは中央のキッチン&ダイニング。 こうやって写真で見ると、何だか楽園~って感じなのですけどね~ 昼食を食べた後、いよいよジャングルツアーに出発です。 再びボートに乗って、別の島へ上陸します。 そこからしばらく歩くと、沼地がありました。 空が水に映えて、きれい。 ここで、いかだに乗るのですが、ちょうど別の人たちが乗っていて 空いていなかったため、ここで1時間ほど待つことになります。 近くにいた蝶々たち。 やっと、いかだに乗って、沼地をゆっくり進みます。 水辺の鳥たち。 このいかだに乗って、沼地を行くのが このツアーの中で一番ジャングルらしかったし、ちょっとわくわくしました 岸の反対側についた頃には、もう日が沈みかけていました。 フリオが、懐中電灯を忘れたから、反対側の岸に一人で戻るといって 私たちを残し、行ってしまうのですが、全然戻ってきません。 おさむが、双眼鏡で向こう岸を見ると、 フリオは、岸辺にボーっと座っていました。 は~ペルーではのんびりというのはわかっているのですけどね。 1時間近く待たされて、すっかり暗くなってフリオが戻ってきた後 夜のジャングルツアーに出発することになりました。 この時点で、私たちは、この日、 まだ1匹の動物も見ることができていませんでした。 最初に旅行代理店が写真を見せてくれたような動物たちは 全くいません。 ペルーの旅行代理店は、客を集めると、フリオがいるような 小さな会社に、低料金で、すべての旅の実行を任せるのです。 なので、旅行代理店が話していた内容とは、全く違うツアーなのでした。 フリオは、やさしくて、とてもいい子だったので、にくめないのですが、 彼が、これから何時にどこに行って、と説明したことは 何一つ、その通りになりませんでしたし、無駄なことも多すぎました。 (ブーツが必要だと言われたので、私たちはみんな膝までの長靴を レンタルしてはいていたのですが、そんな場所は全く通らず。 長時間、長靴で歩いたので、足が疲れてきました) 6時半頃には、いったんロッジに戻るという予定が 9時近くになっても、私たちは夜のジャングルを彷徨っていました。 動物は全くおらず、蚊や虫だけがいます。 私たちは、この夜のジャングルツアーは、 全く楽しめなかったのですが イギリスからきた5人の若者は、楽しそうでした。 ここが10代との違いなのかなあ 都会の子どもたちですし ただ、仲間とみんなで夜のジャングルにいるというだけで楽しいのでしょうね。 と、この夜のジャングルの徘徊で、一番の収穫は、この不思議な虫。 マンティという5~10mmぐらいの小さな虫なのですが バレリーナみたいなふわふわの羽の衣装を着ているのです。 フリオ曰く、これはとても見つけるのが難しい、珍しい虫なんだそう 夜遅く、ロッジに戻ってから、遅い夕食を食べました。 さすがに、みんな疲れていたのでしょう。 フリオが「これから、キャンプファイアーに行く?」 と尋ねると、みんな一斉に「NO!!」と答えていました。 そして「明日の早朝に野生のマカウを見にいく?」 と聞いても、みんなNOでした。 (結局、私とおさむは、早朝に起きて、見にいくのですが、、、 われながら、この根性すごいのかも) イギリスから来た5人は2泊3日のツアーだったので 次の日はフリオも一緒にクスコに戻ってしまうとのことで 3泊4日の私たち二人は、別のガイドに引き渡されることになっていました。 (それも、後から知ったことだったのですが) 次のガイドに、また、1日振り回されるのも嫌だなあと思いはじめたので、 私たちも、もう2泊3日でマヌーを引き上げて 彼らと一緒にクスコに戻ることに決めました。 さすがのおさむもここでシャワーを浴びる気はしないというし このロッジに、もう1泊するのは、二人とも気が重くなっていました。 それと、3泊4日でクスコに戻った次の日には、 アヤワスカのセレモニーが待っていたので、 アヤワスカの前の日に、ゆっくり過ごしたいという気持ちもありました。 こんな調子だと、クスコに帰り着くのは、夜9時頃になるでしょう。 シャーマンたちからも、アヤワスカの前は、 ゆっくり過ごすことを言われていました。 もし、私一人でこのツアーに参加していたら まあ、せっかく参加したんだからいいか~と たぶん、4日間最後までいたのでしょう。 でも、おさむはもう絶対に、次の日クスコに戻ると決めていたし 私も、ぜひ、ここに残りたいという気持ちはなかったので おさむの意見に従うことにしました。 (その通りにして、本当によかったのですけどね) 私たちが、1日早く、引き上げることをフリオに話すと フリオは「それは困る、そんなことをすれば、 旅行代理店から、俺たちにお金が払われなくなる」 と、心配するのですが、 私たちは、これはもうお金の問題ではないので、返金も要求しない、 旅行代理店には、一切何も言わないから、 ということで了解してもらいました。 次の日の朝5時半、私たち二人と、フリオ、そしてイギリスの男の子のうち 一人が参加して、4人で、ボートに乗り、別の島にマカウを見にいきます。 でも、残念ながら、鳥たちは、かなり精巧な望遠鏡を使えば見えるほどの 遠い距離にいたので、普通の双眼鏡ぐらいでは、ほとんど見えませんでした それから、私たちはクスコへと向けて出発しました。 ボートに乗り、昨日の船着き場でまた車に乗り換えて 再び、ガタガタのオフロードを揺られながら走ります。 2日かけて着いたところから、帰りは1日で戻るのですから ほとんど休憩もなく、車は走り続け、それはもう来た時以上に ハードな旅でした この運転手、こんな道を12時間以上、運転し続けるなんて、 本当にすごい~ 9時頃、クスコに着く頃には、 さすがに、イギリスからの若者たちも、みんな言葉もなく ぐったり。 私たちもボロボロの身体を引きずるようにして 旅行代理店に預けていた荷物をピックアップし、 今夜のホテルを探します。 幸い、2つ目に当たったホテルが空いていました。 そのホテルで、暖かいシャワーを浴びた時には、 本当に天国に来たかのように感じました。 3泊4日の予定が2泊3日になったので 私たちは、空いた1日を、再び、癒しの土地 ピサックで過ごすことにしたのでした ふ~、今、思い出してもとてもハードな3日間でした~~ でも、このツアー以上にハードな日が、その先、私たちを待っていたのです~ お楽しみに~~(って楽しめない?)

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