2011/10/17(月)12:58
映画「カンタ!ティモール」
日本で見てみたい映画があります。
「カンタ!ティモール」
監督の広田奈津子さんのトークをYoutubeで見たのですが
いいなあ、この方、きっと素敵な映画なんだろうなあと。
こちらが、その奈津子さんのトーク映像。
そして、こちらが映画のHP。
予告編も見れます。
東ティーモールは、24年間、インドネシアからの軍事攻撃で
住民の3分の1が殺され、多くの犠牲を出します。
それは、ティモールにある油田をインドネシアが得るための
戦争だったのですが、
日本やアメリカは、そのインドネシアの侵略を黙認し、
インドネシアのために経済援助を続けます。
それは、インドネシアが油田を得ることができれば
日本も安く電気を使うことができるから。
私たちが知らないところで、私たちの税金を使って
(私はアメリカへの税金だけれど)
日本やアメリカは戦争に加担しているのですね。
インドネシア軍は、大勢のティモール人を捕虜にしては
酷い虐殺を繰り返したのですが、
ティモール人はインドネシアの人を捕虜にすると、
一人一人に対して、真摯に平和を訴え、
母なる地球に生かされていること
すべては一つであること、
そんな想いを伝えては、そのまま捕虜を逃がし
インドネシアに帰したのだそうです。
許すこと、笑うこと、楽しむこと
それがティモールの人たちの選ぶ生き方。
こちらのウエブから抜粋
太陽に照らされた底抜けな明るさの一方で、
ほぼ全国民が持っている、深い心の傷。
最初、その明暗のコントラストに頭がクラクラしてわけがわからなくなりました。
決して癒ない傷を持っていながら、なぜこんなにも笑い合い、許し合えるのか。
旅を続けるうち、私が得た答えは、彼らの世界観でした。
大地という母から生まれた大きな家族として人も獣も生きている。
敵であろうと全てひとつの生命体として存在しているという感覚です。
多くの人が「自分は傷ついた。だけど傷つけなかった。だから大丈夫」と言いました。
自然でも人でも、相手への行為は自分への行為と同じということです。
それが根底にあるからかもしれません。
もう予告編だけで、泣けてきます
日本各地で上映会が開かれているようなので、お近くで上映される時は
ぜひ見に行かれてくださいね。
(いつものことですが、まだ見たこともないのに
人に紹介している私です)