からだと宇宙とヒーリングと

2012/01/08(日)22:50

自分を優先するという生き方

つれづれ(264)

  最近「自分を優先する」というテーマで IHキネシオロジーのセッションを行うことが、 不思議なくらい、いくつか続きました。 これは、これからの新たな時代、ハートに従った生き方に変わってゆくための 第一歩として、とても大切なことのように感じています。 自分を優先するというのは、他の人をないがしろにするということではなく 自分のやり方や生き方を尊重し、時には相手の意向に従うことができなくても きちんと相手にそれを伝えたり、断ったりして 自分が本当に心地よいと感じることだけをやってゆくということ。 つまりは「いい人でいる」というマインドを手放すということなのです。 昨年のマトリックスエナジェティクスのレベル3のワークショップの最中に リチャード博士が『Don't be nice!』(いい人でいるな)と叫んだ時に 自己主張が強いアメリカ人でさえも、いい人でいようとする人は 案外多いのだなあ~と思ったのですが 和を尊重する日本人は、特にいい人でいようとする傾向があると感じます。 でもハートに従うこと、愛の状態でいることは、いい人でいることとは全く別のことです。 むしろ、ハートに従っていけば、一般的に言われるような「いい人」では なくなってゆくのかもしれません。 でも、結果的には、自分を優先する生き方をしていると 本当に自分にとって心地よいことだけをやっていくことになるので ハッピーなエネルギーを持つことになり 周りにとっても、よい影響を与えてゆくことができるのです。 自分を優先できないでいると、引き受けたくないことを引き受けてしまったり 相手にはっきりと自分の思いを伝えれなかったりしますが でも頭の中では、 「あの人にはお世話になったんだし」とか 「一度、約束したのだから、今さら断れないし」とか 「これぐらいやるのは、たいしたことでないし」 などと自分で自分を納得させるための理屈を、あれこれマインドは考えます。 でも、本当の自分、つまり魂レベルでは納得していないので 何かすっきりしないものをずっと持ち続けることになります。 自分で引き受けておいて 意識のどこかでは「なんでこんなことまでやらなければならないの?』 なんて思っていたりするのです。 一方で、ここで何度か書いていますが 自分を優先しないで相手の意向に従うことが 自分の存在価値を認めることにつながっている場合は もっと抱えている問題は根深くなります。 つまり、相手に貢献したりサポートしている自分は価値があると 潜在意識は感じていても そうでない自分、何も貢献しない自分には価値を見出そうとしていないと 自分を優先しないことが、自分にとっての安全になってしまうのです。 そういう場合は、自分を優先するということより ありのままの自分の存在価値を受け入れることが先決になります。 (IHキネシオロジーでは、両方を一度に調整できることが多いですが) 自分を優先したりしたら、友人や家族から信頼されないのではないか? 受け入れられないのではないか? と潜在的な恐れを持っている人は多いのですが 本当に本音でコミュニケーションをすることができれば お互いに信頼できる関係だけになるので、とても人間関係が楽になります。 例えば、私が友人との約束を 何かキャンセルしなければならないようなことがあったとしても 信頼している友人なら、キャンセルしたことが その友人を認めていないからではないということをわかってくれているのを 私は知っているので 安心して自分の意向を伝えることができます。 本音でしか人とつきあわない、と決めたら 本当の信頼関係が生まれてくるのです。 ですから、潜在意識が「自分を優先する」ようになるためには まずは「人を信頼する」ということが できていないと無理なのです。 また、相手と意見や考え方が違うことを受け入れず、 ただ自分の意見ややり方をつき通そうとしているのだったら 自分を優先することより、柔軟性を持つことが先決になることが多いです。 柔軟に様々な状況や人に対応することができた上で 自分を優先する生き方ができていることが大切なのですね。 本当の意味での、自分を優先する生き方ができるようになるには いくつかの段階を経る必要があるなあと感じます。 私は、ヒーリングのお仕事をすることは、今の私が 最もやりたいことであり、喜びそのものですから 仕事を優先する=自分を優先する、ということと 限りなくイコールになっているのですが (おさむ曰く、私は仕事が趣味だと言うのですが) それでも、必要以上のことをやろうとする傾向が、以前にはありました。 セッションやクラスの内容以外に関するメールでの質問に答える などということも、その一つです。 それが相手にとっても、本当に必要なサポートではないことはわかっていても 自分の時間を削ってやっていました。 私は、昔からずっと何でも感じたままに、 自分の想いや考えを伝える人だったのですが、 なぜ、自分を優先しない部分ができたかというと 正直に伝えたことが、相手に受け入れられなかったことが、何度があったからです。 その頃は、私の伝え方も上手くなかったことも理由だと思いますが 例え、相手がその時は受け入れてくれなくても、 それはタイミングや時期もあり、どちらが悪いわけでもないわけです。 でも、私の潜在的には、なるべく波風をたたせずに ちょっと自分ががんばってやれることなら、なるべく相手の意向に添おう とする意識がいつのまにか芽生えていたのでした。 でも、その思いを手放し、本当に自分を優先する生き方ができるようになってから、 無理したりがんばったりする必要はなくなり 本当に自分がやりたいと感じるところまでやれる自分がいました。 「ごめんなさい、それはできません」と断ることがあっても 断ったことにギルティも感じないし、そういうお願いをした相手に対しても 全く何も思わなくてすみます。 できないことはできないと、はっきりと断っていれば 相手も、私が何かをやる時は、けして私が無理をしているわけではなく 私がやりたいからだ、とわかってくれるので、 逆に安心して、何か必要なことがあれば、私に頼むこともできるようになるのです。 基本的に自分を優先できている状態で、他の人をサポートするのと 自分を優先できていないから、他の人のサポートをするのとでは やっていることは、一見同じようであっても、実は全く違います。 自分を優先できていて、人を助けたりサポートするのは 本当にそのサポートをすることが相手にとっても、 また自分にとっても大切だということが、魂レベルでわかっているから。 だから、例えサポートした相手から感謝されなかったとしても そんなことは全く関係なくなります。 自分を優先していなくて、相手をサポートしている場合には 相手から感謝されたい、認められたいという気持ちが働いているので もし、自分が思うような感謝を得れなかった場合には、 気持ちが落ち込むようなことにもなります。 そして、不思議なことに 自分を優先した上で、人のサポートを行うことができるようになると 「これが相手にとっていいだろう」という、頭で考えたサポートではなく 本当に相手にとって、必要なサポートができるようになるのです。 自分の生き方を優先し、人と本音のコミュニケーションがすること。 これができるようになると、新たな世界 ハートの世界に入ってゆくのです 卒業、おめでとう~~ (卒業と同時に、また新たな学びも始まるわけですけれどね)

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