からだと宇宙とヒーリングと

2013/04/08(月)12:10

IH キネシオロジーの感想から  うつ病のサポートと自立

キネシオロジーの感想から(114)

昨日、ちょうど、うつ病についての日記を書いている最中に、 先日、セッションを受けてくださった方から、メールを頂きました。 その方の旦那様は、うつ病で、彼女はこれまで彼を経済的にも精神的にも あらゆる面で、ずっと支え続けて来られた方でした。 でも、そのために、彼女自身の人生を歩くことは難しくなっていて だんだんと行き詰まりを感じられていました。 今回、セッションを終了した後、彼女が経過を送ってきてくださって 彼女の愛に満ちた行動と新たな出発に感動しました。 掲載をお願いしてもいいものかどうか迷ったのですが ちょうど、うつ病についての内容を書いたところでしたし、 うつをサポートされてきた側の立場から見るのも大切だなあと 思い切ってお願いしてみたら、心よく了承してくださったので、一部を除いて、掲載させて頂きます。 特定された内容で掲載できなかった部分にも、彼女の深い愛が溢れていました。 大切な内容をシェアしてくださって、本当にありがとうございます 先日は素晴らしいセッションをありがとうございました。 今までのセッションは、このための準備だったのかと思うほど 私にとって大きな出来事でした。 やっと1週間がたちますが、いろいろなことが起きています。 ひどい口内炎がなかなか治らなかったり、軽い喘息の状態がずっと続いていたり 眠くて仕方がなかったり、今までいちばんはっきりと身体の反応を感じました。 今日あたりからそれが治まってきて、足取りもしっかりしてきた感じがしています。 中略 彼のことを、心配でないと言ったらうそになりますが 私は不思議と「大丈夫だろう」と思えています。 たとえば彼が自殺を試みることが絶対ないか、というと、本当にはわからないのですが、 もしそういうことが起きるとして、それは私には変えられないことだし 夫が選ぶことだとどこかで思っています。 夫もこれをきっかけに古くからの共通の友人と交流しはじめたりもしているし、 私以外にもサポートが存在することも思い出しつつある様子です。 彼への愛情は、むしろ前よりも深く、暖かく感じますが、 「私がなんとかしてあげなくてはいけない」 という気持ちはどこかに行ってしまいました。 これまでの関係について私が思うこと (彼の甘えに応えることで、彼からの愛情をつなぎとめようとしていたこと等)、 これからどうなっていきたいのかということも、 自分でも驚くほどはっきりと素直に言葉にして夫に伝えることができました。 夫も、私が助けてあげられることと、そうでないことがある、 ということを少しですが受けて入れ始めている感じもします。 夫にとっても、自分の生き方と向き合う完璧な時が、訪れているのだとも感じています。 夫には、夜に一人でいるのがどうしても怖かったら行ってあげるよ、とだけ伝えてあります。 判断を迷う瞬間もありますが、根本的には揺らがない自分を感じています。 なんだか、すごいことです。 これから、彼には彼自身の生活をすべて任せようと思っています。 私は自分の許容量を決して(決して!)超えない範囲で 彼をサポートし、彼のサポートも受け取れる関係になっていきたい、 というのが、今私が思い描いていることです。 すっかりつらつらと長文になってしまいました。 変化をあまりにもビシバシと感じて、のりこさんにご報告したかったのです。 今この時期に、のりこさんのセッションを受けられたことを、心から感謝しています。 前回も書いたように、うつ病の方自身も大変ですが うつ病の方を支えている家族やパートナーも、とても大変です。 以前、私の親しい友人の中にも、旦那さんがうつ病で、ずっとそれを支えてきて 彼女自身がうつ病になってしまった方もいます。 うつの方は、エネルギーがとても重いので 一緒にいるだけでも、エネルギーはダウンしてしまいますから 支える方自身が癒されて しっかりグラウンディングして、まずはそのエネルギーを 受けないでいられることが大切になります。 うつ病の人をどういう風にサポートしていくべきか?は どれが正しい選択というのはありませんし それぞれの人や状況によって、それぞれの選択は違ってきます。 でも、どんなケースにおいても大切なことは 支えている人自身が、何よりも自分をケアする 人からのサポートを受け入れること、だと思います。 がんばってすべてをやろうとしないこと。 誰か、他の方にもサポートをお願いしたり、 またできない部分はできないと割り切ってやらない選択をすること 状況によっては、難しいケースもありますが 支える方が無理して、心身のバランスを崩してしまえば もっと大変なことになってしまいますし、結果として誰も幸せにはなりませんから。 この方は、以前にも3回セッションを受けられていて これで4回目のセッションでした。 その中には、健康に関するセッションなど、直接的には今回とは関係ない 内容もありましたが、2回目のセッションで、この方の魂が選んだ目標は 「人にサポートを求めます」でした。 その当時、彼女は、すべてを自分一人で何とかしなければ 彼をどうサポートしていけばいいか? を模索していたのですが、セッションで出てきた魂の導きは 「一人で何とかするのではなく、他の人からのサポートを受けなさい」 ということでした。 その後、少しずつ彼女の中で様々な変化があり 今回の4回目のセッションで、彼女の魂が選んだ目標は 「自分を優先して、自分のために生きます」でした。 その中には、「彼を自立させる」ということも含まれていました。 この感想の中で 「今までのセッションは、このための準備だったのかと思うほど 私にとって大きな出来事でした」 と書かれてあるのは、そういう経緯があったからです。 彼女にとって、これは長い間抱えていた大きな問題だったので 今回のセッションでそれを手放した後は、浄化作用としての反応が 身体に出てきたのだと思います。 今回のセッションでは、身体は「共依存」ーつまり依存する方と依存させている方 という言葉に反応したのですが 依存する側が、うつ病の場合は、通常の共依存のケースより 問題はより深くなります。 うつ病の相手の願いに応えないことで、罪悪感が出てくるからです。 「私ががんばって彼のすべてを支えていかなければ、彼が自殺してしまうのではないか?」 これは、うつ病のパートナーを抱えている方の多くが、最も恐れてしまうことです。 この罪悪感から、自分や子供を犠牲にしてしまうことにもつながってきます。 ですから、セッションでは、その罪悪感を手放すための調整が 大切な要因の一つになってきます。 今回のセッションの後に、この方が自然と感じることができたように 例え、相手がどういう選択をしたとしても、それは相手の選択であって 自分が変えることができるものではありません。 そして、もしかすると、その罪悪感が、相手をより自立させないことにも つながっているかもしれないのです。 必要なのは、罪悪感ではなく、相手の潜在的な力を信頼すること。 彼は私がいなければだめなのだ、ではなく、絶対にあなたは大丈夫 という深い信頼のエネルギーを持っていることだと思います。 さて、ここで多くの方が自然に出てくる疑問は 今回、彼女の魂は「彼を自立させる」という道を選択したわけですが 彼の魂にとってはどうなのだろう? ということです。 今、彼を自立させることが、本当に彼にとってよいことなのだろうか? もしかすると、そういう疑問が出てくるかもしれません。 これについては 私がこれまでいろんな夫婦やカップルのセッションをやってきて 気づいてきたことがあります。 例えば、妻の方がセッションを夫に勧めて、夫もセッションに来られたとして もし彼女が夫ににこう変わって欲しい、と思っていたとしても キネシオロジーのセッションでは、夫の本当の部分ではどうしたいのか? 彼の魂の目標を見つけるものであって 彼女の意向というのは、全く関係なく行われます。 彼女から見た夫の情報というのは、私はセッションでは取り入れませんし 完全にニュートラルな状態で行います。 また、逆に彼女がセッションに来られた時は、夫の意向や希望ではなく 彼女自身の魂の目標を見つけて、それに合わせて潜在意識を調整します。 この場合、夫の魂の目標と妻の魂の目標が 全く噛み合ない結果になる可能性はないのか?ということですが それが、そういうケースはこれまでにないのです。 例えば、セッションの前に、夫はAの方向に進むのを望み(顕在意識レベルで) 妻はBの方向に進むのを望んでいたとして 二人のセッションをそれぞれに行った結果は 二人ともAか、二人ともBか、二人ともAB(AとBの混合策)か または二人ともC(二人が全く顕在意識で気づいていなかった目標)か ということになり、一人がA で、一人はBという結果はないのです。 少なくとも今のところは、そういう結果は出ていないだけで これから全くないとは言えませんが、これについて私が思うのは 私たちは、魂レベルでつながっているので 一人の方の魂の目標として選ばれたものは 自分だけでなく、周りの人にとってもベストの選択であるということ。 つまり、今回のケースで言うと 彼女の魂が彼の自立を選んだということは、もう彼も自立する時期に来ている、 ということを意味する、ということなのです。 もしその時期でなければ 彼女の魂は「彼を自立させる」ことを選択しなかったかもしれません。 IHで使っているアファメーションの本に 「あなたが自分のために選択することは、どんなことであっても正しい」 というのがあって、なるほどな~と。 一見、すごくエゴイスティックな文に感じるかもしれませんが この「自分のため」というのは、魂レベルでの自分のため、ということ。 魂レベル、ハイヤーセルフが選択したことは 例え、社会的に見て「正しい」とされていないことであっても それはベストの選択なのです。 今回の方の場合、セッションが終わってから 彼に「助けられることと、そうでないことがある」ということを しっかりと彼女自身が示し、彼の自立に向けてのサポートをしていくことで 新たな第一歩を踏み出すことができたのだと思います。 魂の選択には「すべてをサポートしないことによるサポート」もあるのですね。 勇気あるたくさんの魂たちに Blessings  

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