からだと宇宙とヒーリングと

2013/08/09(金)11:39

「弟がニューヨークにやってくる」の巻

日々のこと(201)

 一昨日の夜中に、弟が福岡からニューヨークに到着しました。 彼はこれから3ヶ月間、ニューヨークに滞在して 英語の勉強をする予定です。 今回、ビザなしでやってきたので 入国の時にあれこれ質問される可能性があり、事前に審査官に質問された時の 答えを英語であれこれ考えていたのですが、入国審査は拍子抜けするぐらい 何も質問されなかったそうで 私とおさむが空港に迎えのために 到着した時には、すでに彼はゲートを出てきていました。 その晩一晩だけ、彼は私の家に泊まり 昨日の朝、これからしばらくの彼の 滞在先であるブルックリンのウィリアムズバーグに移りました。 私の家は2ベッドルームでベッドは二つあるので 夜、泊まるだけなら、泊まれるのですが いわゆるレイルロード式の部屋になっていて、部屋がつながっているので 私のリビングにクライアントさんが来られている間は 弟はいる場所がなくなってしまうのです。 おさむのセッションルームと、私のセッションルームは離れているので 大丈夫なのですが、二人ともセッションをしていることも多いですから やはりここに滞在は無理ということで、 ここしばらく彼の滞在場所を探していました。 今回、弟が来ることで自分の中にまだ持っていた様々なことに あらためて気づかされることになったのですが まず感じたのは、自分のことなら、何でもすぐに直感的に決めれるのに 弟のことになると、部屋一つを取ってもなかなか決めれない~ 迷っていたのは、一つはサンセットパークの物件。 ここは、私の家から歩いて数分のところにあるシェアの物件で 部屋を見に行ってみると、アパートの前のストリートはけして危険ではないものの 何だか閑散としていてさみしい感じ。 部屋もベッドと机があるだけの6帖ほどの狭い部屋で 例え3ヶ月でもこんな狭い部屋にずっといたら、息苦しそう。 でも、よいところは、何といっても私の家から近いので 弟が私の家まで、おさむのキネシオロジーのセッションを受けにくるのも 夕食を食べに来るのも、歩いてすぐにこられるし ここに決めれば、3ヶ月間、滞在することができます。 もう一つの物件は おさむが「フェイスブックに載せてみたら?」 と言うので、FBに弟のための部屋を探していることを書いたら 何人かの方たちが情報を送ってくださって、その中で昔からの私の友人が 彼女がしばらく部屋をあける間、サブレットとして部屋を貸してくれると 申し出てくれました。 彼女の部屋は、小さなベッドルームと広いリビングと分かれていて 快適なソファーやテレビやテーブルやエアコンもあるし 何よりそのアパートの周りは、レストランやおしゃれなカフェやバーなどが たくさんあって、とても素敵なエリア。 でも問題は、私の家からだと、地下鉄で乗り換えになって 1時間近くかかってしまうということ。 またここに決めても、1ヶ月先にはまた部屋を探さなければならないこと。 何でもすぐに決断する私が、どちらにしようか、さんざん迷ったのですが 迷うということは、頭であれこれ考えているということであって ハートに従っていないということなのですよね~。 弟がNYにやって来る日まで、あと3、4日後に迫ってきて おさむに「どうしよう?どっちにしよう?』と聞いていたのですが 自分が迷っている時って、人からアドバイスをもらってもやっぱり迷うわけで 決めれず、それで行き詰まって、カードを引いてみたら 「人の意見を聞かずに、自分の直感に従いなさい」というカード。 はい、すみません~~ ということで ようやく意識をハートに持ってくるようにして、どちらにするか感覚を感じてみたら 「ウィリアムズバーグの友人宅」と出てきたので、その場でそちらに決めました。 後で、あらためておさむにセッションをしてもらったのですが この件に関連した私の中の問題があれこれと出てきました。 今回、5月に日本で弟に会うまで、20年近く彼と会っていなかったこともあって 弟は私にとって、意識の中では変わっていなくて ずっと小さくてかわいかった弟のままなのですよね。 よく親が、いつまで経っても成人した子供を大人として扱わないで 何でもケアしてあげないと、という気持ちになるのと似ているのかもしれません。 (もっとも弟は大人になったというより、おっさんになった という感じなんだけど) 彼は、ニューヨークは初めてだし、英語も話せないし ご飯も何を食べたらいいかわらかないだろうから、なるべく近くにいてあげたいし、 彼が不安を感じないように、完全にハッピーでいるように と私は感じていたので、どれが彼にとって最もハッピーな道なのか わからなくなって迷ってしまったのです。 例え、何を選択したとしても大丈夫なことは 経験としてよくわかっているのですけどね。 考えてみれば、私が26歳の時に、最初にNYに来た時は 生まれて初めての海外だったのですが、ほとんど英語も話せない状態で NYに知り合いもおらず、その日、どこに泊まるのかもよくわからない状態で やってきたわけです。 私のNYでの仕事先だけは決まっていて、あるバーの専属バンドのキーボーディスト兼 バーテンダーだったのですが 初めてNYに着いて、JFK空港からその足でお店に入って 朝4時まで仕事をしたのでした。 ほとんど貯金も持っていなかったので、NYに着いたその日から 働いたわけです。 当時1990年代は、今のNYとは全く違って、イーストビレッジあたりは まだ危険な感じでしたが、特に問題もなかったし そう考えてみると、この今のとても安全なNYで、何一つ 心配することなんてないわけで、少々、私の家から遠くても 部屋が狭くてもどうにでもなるのですよね~。 昔から、自分のことだったら、どんな状況になってもなんとかなるという感覚は いつもあるのですが、これが人のことになるとそうは思えなくなってしまうのです。 それと、もう一つ、おさむが筋反射で調べてくれて出てきたのが 「与えすぎ」 与え過ぎに関しては、少し前の、おさむとの関係での調整でも要因として 出てきていました。 確かに、おさむとの関係においても、常に私がギブであって 今度のイタリア旅行も費用はすべて私が持つし (いずれ返してもらうことになったけど) 他の面でも、常に私が彼をサポートする側になりがち。 おさむが受け取ることが好きだし、私は与えることが好きなので それで一見、バランスは取れているようなのですが その関係が、おさむと大人の男性として受け入れることを 防いでいて、私たちのセクシャルライフに影響を与えている、というものでした。 私は与えることの喜びというのは 4、5歳ぐらいには自覚がありました。 おいしいお菓子をもらったら、自分が食べるより 妹や弟に食べてもらうことを想像するだけで、わくわくしていたし 今でこそ、もうやりませんが、30代の頃は、誰でもかれでも家に呼んで いろんな料理を用意して、もてなしたりするのが大好きでした。 以前、友人に「どうして初対面の知らない人にまで、 そこまでお金をかけてもてなす必要があるの?』 と言われたのですが、必要でやっているのではなく ただただ与えることに喜びを感じていたからです。 もっとも、私の場合、人生を通じて与えてきたわけではなく 30代ぐらいまでは、受け取るばかりの時期がありました。 その頃の私は「相手に対して何もしない自分。人から受け取るばかりの自分」 というのが、心地よくて、当時つきあっていた彼に対しても ケアしようとか、サポートしようなんて気持ちはほとんどなく 「私は何も彼に対してしないのに、それでも彼に愛されている」 というのがとても素敵に感じていたので、あえて何もしないようにしていました。 その時期があったからこそ 「(与えることや人に貢献するによってではなく) ありのままの自分の存在価値を受け入れる」 ことができたのではないかなあと。; なので、どんな人でもその人生の中で「役立たず」になる時期というのは 必要なんじゃないかと私は思っているのですが ここ7、8年ぐらいは「役立つ」ギブの方にいることが多いので だんだんバランスが取れなくなってきたのでしょうね。 与えることそのものが問題ではなく、与えなくては気がすまなくなってしまったり 不必要なところまで与えてしまうことが問題となるわけです。 私が与え過ぎることで、相手が失敗したり、試行錯誤したり チャレンジながら学んでいくプロセスを 邪魔することにもなるわけですから 与えることが、時には相手にとって魂の道を進んでゆく上での ブロックにもなるわけです。 ということで、おさむがやってくれたセッションで 私が与えすぎていた要因として出てきたのは、またもや前世 は〜日本から戻ってから前世の要因がよく出てくるなあ。 この前世とつながったのが、7年ぐらい前のことのよう。 前世というより、これは集合無意識に近いと思いますが 与えすぎてしまう、という問題を抱えている人は けっこう多いように思います。 他の人が与えすぎている問題は、クリアに見えてくるのに 自分の問題には、つい目をつぶってしまうのですよね〜 特に私にとって、与えることは喜びそのものだったわけだし、自分の好きな部分だと感じているところは 例え、それがバランスを崩していたとしても、なかなか調整しようと思わないわけです。 あらためて自分で自己ヒーリングすることの限界を感じました。 今回のセッションでは、私は初めて好転反応が起こりました。 これまで、私はどんなヒーリングセッションを受けても 好転反応はほとんどなく、毎回、すぐにセッションの効果を実感できていたのですが この「与えすぎること」の問題は、インナーチャイルドの問題も含め 私が幼少の頃からずっと抱えていた要因だったので、大きかったのだなあと。 セッション中も、胸が引き裂かれるようなモヤモヤした感覚がハートにあって 私の潜在意識はものすごく抵抗したのですが セッション後もそのモヤモヤ感は2、3日続きました。 私にとっては、これが好転反応で、すぐにそこから抜けることもわかっていたので 安心していましたが、これがもし初めてヒーリングを受けた人に こんな感覚がやってきたら、きっと不安になってしまうことでしょう。 ということで、弟がNYに来ることがきっかけで 私の中から「まだここに手放す必要があるものがあるよ〜」という お知らせがあって、調整することもできたし やっぱりすべては必然のプロセスなのだなあと。 おかげで、弟がNYに到着する前には、全く心配もなく いつもの安心した感覚に戻っていました。 昨日の夜は、おさむと弟と一緒にワインを飲んで、ウィルアムズバーグの フレンチビストロで食事しました。 弟も、すっかりこの街も部屋も気にいったそうで ほんとここに決めてよかった〜。 自分自身がハートに従った決断をすれば それは誰にとってもベストになるのですよね。 さて、これからの彼がこのニューヨーク生活でどう変化するのか楽しみ♪ 彼が自分の力を無制限に発揮しながら 本当の意味で、自由にハッピーに人生を送ることができますように

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