鍼
鍼灸での、鍼と言うと どんなものを思い浮かべられますか?鍼が刺さると痛そう~ っていうのがよくある答えかもしれませんね。日本鍼は とても細くて余り深く刺さないことが多いのと日本人自体、余り痛いのが好きではないのでぐりぐりと刺激しないことが多いのですが、中国の鍼は 結構太いのが多く、深く刺したり、「響き」と言って、ぐりぐり、ぐさぐさと やったり、深く刺したりして、「痛~~~!!!!」っていうのをわざと やる場合があります。いわゆる「no pain, no gain」ってやつですかね。結構外国(ってどこか指定不明瞭ですが)では、「痛くないと効かない」って思う人は多く、痛くても治ればいいから~ って言う人が少なくないです。これは、オステオパシーでも似ているかな。筋膜をはがすように、みみず腫れができるくらいに刺激を加えるのもあります。痛くても治ればいいやってやつですね。殆どの日本人は、「気持ちよくて治ったほうがいいや」って感じですが。小児の鍼は、刺すことなく、擦るとか、ケーキの道具「スクレーパー」みたいな(プラスチックでぎざぎざになっている端でクリームをなでると模様がつくって道具)ので、刺激する程度って言うのもあります。その他に、とても短い鍼があるんです。一つは「円皮鍼」。縦数ミリの長さの画鋲みたいな形です。これを皮膚に垂直に刺す。それをテープで押さえる。そして、数時間から数日放って置く。殆どささっているってわかりません。それから、「皮内鍼」。読んで字のごとく、皮膚の中に刺す。ですが、これは、長さ数ミリの鍼を皮膚面に水平に刺します。その上にテープをはっておく。こちらも数時間から数日放って置く。どういう機序で鍼が効くのかは本当のところよくわかっていません。経絡に対して刺激を与えるとか言うのも言われていますがこの円皮鍼や皮内鍼は たった数ミリしかないのに、その場で効果があり、ずっと刺したままなので効果は持続。寝違えた人に刺して置いて、首が動き出したら、そのまま治ってしまう人もいるらしいです。皮内鍼はとても小さくてピンセットでないとさせないくらいですが円皮鍼はだれでも絆創膏が貼れれば貼れますので、試す価値ありです。一応、鍼は使ったら、ちゃんと捨てるまで、何本使ったかとか、何本刺したか、そして、その本数分捨てたか、確認してくださいね。それが危ないと思う方は、てい(金へんに是)鍼という先が丸い鍼もあります。これは、刺さない鍼の一種。先日、奈美悦子さんが、行きつけの先生のところで鍼とは違う使い方ですが、紹介されていました。その先生というのが、私の学校の卒業生らしいのですが、あの放送の後、学校の先生がそのテレビに出た先生と話す機会があったとか。「あの番組の後、電話とか、患者さん増えた?」「いや、?鍼を売ってくれって言う電話だけですよ。だから、業者を紹介しただけで、忙しかったです。患者さんは来ません」って言ってましたけど。先週、最後の授業が終わったので、後は筆記の国試だけです。焦って問題の答えの記入を間違えたり問題をやり忘れたり(以前本当にあった話です)体調さえ崩さなければ(昨年、当日、胃潰瘍で受験できなかった人がいました)クリアできるのではと思っていますが・・・。後一番多いのが、問題の読み違い。結構ひっかけが多くて、日本語力が問われる所。これが、一番ネックになっています。中国人の友人も言っていました。「何を勉強するって、それ以前に、日本語勉強しないと・・・」