ためいき。。。
今日は 日曜日。 旦那が家にいる。。。今はまだ夢の中だね。あなたが「嫌い」っていうんじゃ、絶対 ないんだよ。 ついこの間までは ホントに同じ空気を吸うのも嫌だったけど、あなたのお父さんに 頭を下げられ、私の兄にケンカ両成敗で 説得(説教?)され、姉に諭されて。。。あなたが今まで私に尽くしてきてくれた色んな事を振り返った時、 もう1度 自分を見つめ直したから。。。。。私が睡眠薬の過剰摂取で 医者からもドクターストップを超えて、強制入院に近い状態で入院した時も、(結局 4日目で退院したけど。。。だって、私はまだ あそこには入るトコまで狂ってないと思ったからさ。) あなたは両手を広げて受け入れ 抱きしめてくれた。。。その後からが 本当の 私とあなたの地獄の日々が始まったんだけどね。。。。。一晩、寝る前に一袋 眠剤を飲む。 一袋には6種類位の薬が入ってて 数は23錠。 最初は一袋ずつで治まってたけど、だんだん量が増えてきて、最終的には 一日に3・4日分を一気に飲むようになった。 おかげでラリりまくりっっ!!あの頃の記憶って、マジで私ないよ。。。(笑) 25歳から28歳までの自分はほとんど記憶に無い。。。。。ただ、覚えてるのは、孤独と恐ろしいまでの恐怖感。何かに追い詰められてる感じの焦り。。。 「嫁はこうあるべき! 妻はこうあるべき!」若すぎて結婚した二人だから、本当の結婚生活の意味を知らなかった。 私は家事なんか一切しなかったしね。。。「食事を作る」そんな 当たり前の事が全然出来なかった。いつも、出前かインスタントか、外食。。。だから、母に 「朝は朝食を作って、お弁当を作って、旦那さんを見送って 家の事をする。旦那さんが帰って来る時間を見計らって夕食の支度をする。妻として当然の必須条件。出来へんほうがおかしい。。」 まだまだ遊びたい盛りの23歳の女の子に、その言葉はキツ過ぎた。。。「あんたはお嫁さんやないわ。奥さんでもないわ。まだまだ甘ったれた子供。」と言われた事が頭に張り付いて離れなかった。 だから、「起きて、ご飯作って見送りしなあかん!」 ラリってる状態の中で、あちこちにぶつかりまくりながら、台所に立とうとする。。。でも、何をしていいのか解らない。。。ただ、起きてるだけ。 でも、薬のせいで眠くて ウトウトすると、あなたの あの事故の時の血だらけのあなたの姿が。。。絶叫してるあなたの声がフラッシュバックで甦ってくる。。。 血だらけのあなた。。。タンカーで運ばれて、あなた自身も、シーツも 血で真っ赤。。。さらにシーツから、吸収しきれない血がしたたり落ちてて 重体の状態。医者から、「10時間、様子を見て それ以内に少しでも変化が出たら 総合か大学病院に緊急移送しよう。今、移送したら 確実に死ぬから。」 耳鳴りがするほどの 静か過ぎる病院のロビー。 発狂寸前の私。。。 そのロビーの隅のソファーで、旦那の車に突っ込んできた男の子とその両親が会話してる。「赤やったんか?」「多分・・・黄色やったかな・・?」「お前、青やったって、言えよ。」「うん。。。」何やと・・・?お前ら もう1ペン、同じ事言うてみぃ? 今、お前ら なんちゅーた・・・?集中治療室からは旦那の叫び声。。。私の1番大切にしてる人を傷つけられた。。。何よりも大事にしてる者を 今、絶叫させられてる。。。私の宝物を壊された。。。「お前、飲んでんの言うなよ。まあ、多分 検査には引っかかる程やないと思うけどな。」 瞬間的に私は 切れた。落ち着いて 意識が戻った時には、看護婦さん2人が私をなだめる様に 私の身体に触れていて、警察の人に「奥さん 落ち着いて!」と怒鳴られ半分 なだめられてた。。。ロビーのソファーと灰皿の箱、テーブルがひっくり返ってる。。。(ああ・・・私、切れたんや。。。やってもたんや。。。)結局、自分自身 安定剤の点滴をして、旦那の回復を祈りながら時間が経つのを待つしかなかった。。。。。