十一章「娯楽という苦しさ」「大丈夫かな・・・」「ま~たガラにも無い」 少し荒れた森の中。少女達は青い空を見つめながら話す。 佐奈「いやさ。本当に心配なわけよ」 神楽「まぁ確かに・・・」 「で、どうすりゃいいんだっけ?」 「・・・知らん」 灼熱の砂漠。 生温い風とそれに流れる細かい砂が体中を痛めつける。 白「ん~・・・ロウさんは竜爺の知り合いに会えとか言ってたような」 雷「あいつか?」 ルカ「あいつって誰だよ」 雷「俺の兄貴」 八雲「いやいや兄貴て」 確かでもない会話をしている4人は、確かでもない道程を暑さを忘れようと早歩きで向かう。 しかし気持ちとは裏腹に暑さに蝕まれて思うように動かなくなる体を恨み、オアシスに足を伸ばした。 澄んだ湖を眺めながら木の影に座る4人は、使命を果たしたような気持ちで娯楽を楽しんでいた。 白「ね~」 雷「なんだ~」 白「こんな事してていいのかな」 |