|
テーマ:最近観た映画。(39925)
カテゴリ:映画ら行
『レディ・ジョーカー』2004年 日本 121分
渡哲也 徳重聡 吉川晃司 國村隼 大杉漣 あんたたちには、わかりやしないよ。 あらすじ: ある日、業界最大手の日之出ビール社長・城山恭介が“レディ・ジョーカー”と名乗る5人の犯行グループによって誘拐された。その5人とは、小さな薬店の老店主、中年のトラック運転手、信用金庫の職員、町工場の若い旋盤工、下積みのノンキャリア刑事。恵まれない境遇を生きてきた彼らは競馬場で知り合い、それぞれ異なった理由でこの犯行に至った。これに対し、合田刑事ら捜査陣も早急に事件解決へ動き出す。だが誘拐の2日後、犯人側は突然城山を解放し、“人質は350万キロリットルのビール。要求は20億円”と、次なる作戦へと計画を進めるのだった。 かんそう:この映画はグリコ事件を題材にしているとか・・・。でもフィクションです。たぶん。。 この映画公開時にTVで映画作成時の特番みたいのをちらっと見たのですが、内容がこのようなものだとはしりませんでした グリコ事件って私が生まれてるかいないかぐらいの頃の出来事だから、詳しいことって全然しらなかったです。これは部落問題・就職差別とかがからんいるんですね。こういう話題って普段の生活じゃ話す機会もないからあまり関心が無かったけど、母に話を聞いてみるとそういうのは、やはり家の中とかでしか話さないから関心がなかったら知らない人も多いんじゃないかとか言ってました。 映画として面白いか面白くないかといえば・・・面白くなくはなかったけれど、面白くなってきたところでサラッと終わってしまった気がしました。 ジョーカーって、ババ抜きだと持っていると負けだからもっていたくないものですよね。この映画には重度の障害者レディという女の子が出てきます。その子の親は彼女をジョーカーだと思ってるんです(たぶん・・・。私はそう理解しました)そして、結局最後は競馬場に置いていってしまうのです。。部落の家系に生まれてしまっただけで差別を受けてしまう自分の立場からもジョーカーという存在と重ねたのかな。。。部落と言うジョーカーさえなければ就職も出来て普通に暮らすことができると思ったのかもしれません。。。 この原作は凄く売れた本でしたよね。原作を読まないとちゃんとしたことは分からないと思います。本が分厚かった分、映画では描ききれていない部分が多いと思いました。 出演者はとても豪華で石原軍団(渡さんと徳重だけかな?)吉川晃司 菅野美穂 岸辺一徳 長塚京三 大杉連 とか。吉川晃司が一番いいです。 映画では終わり方があっさりしているんです。あれで復讐は終わったのか?スッキリしませんでした。 おすすめ度 ちょっとむずかしい映画でした・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[映画ら行] カテゴリの最新記事
|
|