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与乃登へご相談をされた方の中にはこんな方がおられました。
身重の奥さんを伴って若いダンナさんがお見えになりました。 聞くところによると、奥さんは9ヶ月、特につわりがひどく、どうにもならないので何とかならないかとのご相談でした。 霊視をするまでもなく、ダンナさんの別れた女の生き霊が奥さんに取り憑いているのが見えた。 しょうがないな、このバカダンナは。 おまけに、まだ若い女を口説いているか? 懲りないやつだ。 痛い目に遭っているはずなのに。 奥さんどうする気だ? それでなくとも大変な時期なのに。 ちょっと、お仕置きでもしておくか。 与乃登「なるほど、お話はよく分かりました。では、つわりが楽になるように、安産の祈願でもいたしましょう。」 ダンナ「よろしくお願いします。」 ま、奥さんつれて、祈願に来るだけましか。 家に帰らん奴もおるからなぁ。 早速、お二人を並べて、神前で祈祷に入った。 まずは、生き霊を引っぺがして、祓いをかけて。 送り返して、出歩かないようにクンロク(関西弁で「苦情を言う・軽く脅す」に近い意味)を入れて、と。 それから、安産祈願。 よし、どうだ。 与乃登「ご気分はいかがですか。」 奥さん「はい、ずいぶんとましになりました。」 与乃登「そうですか、それは良かったですね。とりあえず、ご無理のありませんように。あ、それとダンナさんご実家の方では先祖供養とかはされてますか?」 ダンナ「いやー、知らないっす。しないといけませんかぁ。たしかバァちゃんがしてたような。」 そうだろうね。知らないだろうね。 先祖もあんたなんか知らないよって言ってるよ。 バカタレ。 与乃登「そうでしたか。ちょっと不安がありますから、このお札でも、貼っておいてください。」 生き霊封じのお札を授与した。 与乃登「それと、ダンナさん、また、一度来てください。心配な時期ですからね。もう一度、祈願をしておいた方がいいでしょう。」 ダンナ「そうですね、妻も楽になったようですし、また二人で伺います。」 与乃登「いえ、今度はお一人でかまいませんよ。妊婦さんに負担になってはいけませんから。」 ばかもの。 おまえの日頃の行いを正さんと大変なことになるんだよ。 嫁に聞かせたいのか? でも、言わないと分からんだろうね。 こっそりダンナに耳打ちした。 このひどいつわりの原因はあんたの別れた女の生き霊だよ。 細面、髪の長い、赤い服の好きな女だろ? 今日はは一時的に止めたけど、奥さん大事なときだろ? 心配なら、今度一人でおいで。 奥さんには内緒にしておくから。 ダンナの顔色が変わった。 心当たりがあるらしい。 当たり前だろ、さっき私は見たもの。 ダンナ「ほんまですか?今度一人で来ますっ!」 与乃登「はい、はい。」 そうこうして二人は帰っていった。 後日、ダンナさんは一人で訪れた。 この続きの講釈は明日と言うことで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年11月09日 17時03分21秒
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