2009/05/04(月)06:57
『天地人』第18回「義の戦士たち」
運命の三ヶ月。。
武田家滅亡。。
織田の勢力拡大が加速する。
織田軍の防波堤として激戦が行われる越中・魚津城。
そこで戦うのは吉江、安倍の両将。。
決断を迫られる直江兼続、上杉景勝。。
天正十年(1582年)4月。
魚津城は織田家・柴田勝家軍より昼夜、攻められ続けた。
降伏勧告にも屈せず、戦い抜く覚悟の吉江、安倍ら。
春日山城には魚津よりの使者が。。
援軍要請。。
景勝自身の出陣を求む。。
家臣を見殺しに出来ない景勝は出陣しようとするが。。
兼続、与七、久秀らは。。
動けば春日山が危ない。。
織田信長は安土城にて。。
上杉、どう動くか。。
上杉にはかの者が。。兼続。
謙信の義とやらも、これで最後と信長。。
織田勢は更なる激しい攻撃を魚津に仕掛けた。
奮戦する吉江、安倍ら。
しかし残るは本丸のみ。。
碁盤と睨み合い考え続ける兼続。。
戦略家としての力が開花するとき。。
「コウ」。。
上杉も織田も魚津に目が向いている今。。
兼続は景勝に献策する。
そして出陣命令が出た。
与板衆がお船の命により兼続の元に馳せ参じた。
お船から兼続への託。
お船よりの託(黒髪)を読む兼続のもとに景勝が。
此度の策、どうでるか。。
お船のために死んではならんと思うようになった兼続。
景勝もかつて恋した女子・お船。。
お船も、遠く夫婦ととなった兼続を思う。
魚津は落城寸前といえる状況。。
吉江と安倍。
安倍には弟がいる。
政吉は自分が死んでも弟が立派に跡を継いでくれると。。
死が迫った状況での人の思い。。
しかし彼らの目は死んではいない。
景勝の出陣。
菊姫は「敵をとってください」と。。
景勝は兼続らを連れい5千の軍勢を率い魚津に出陣した。
西国。
毛利と戦闘中。
備中・高松城を水攻めしている秀吉。
傍らには三成。
秀吉は信長の顔を立てて出陣要請する。
安土の信長は、それを読んで笑う。
傍らには光秀。
行くと答えろと。。
そして光秀に先に秀吉の援軍に行けと。。
募る光秀の恨み。。
本能寺の変の15日前。。
春日山を出立した上杉軍は天神山城に陣を敷いた。
目の前には本丸だけ残して炎に包まれる魚津城。。
しかし上野の滝川一益が春日山に攻め入ろうとしていると。。
信濃からは森長可。。
そして兼続が景勝らに兼ねてより献じていた策。。
春日山に引き返す!
魚津城。。越中を捨てねばならぬ。。
景勝は魚津の者には降伏を受け入れさせると。。
1人でも多く生き残ってもらうための苦肉の策。。
魚津にそれを伝えねばならぬ。。
その役目を自ら買って出る兼続。
自分にしか勤まらぬと。。
兼続は海路を。。
足を怪我しながら敵に囲まれた魚津城に入る。
それを見て、魚津の兵、吉江・安部の両将も士気を上げが。。
「殿は一両日中に越後にお引き上げなさいます。
降伏するようにと」
今は越後を守るため。
さすがに承諾しない吉江、安倍ら。。
命懸けで死地にいた人間と兼続の温度差。。?
しかし、兼続は、それを承知で自ら使者として訪れたのだが。。
自らしか勤まらぬと。。
しかし。。
ここで死に花を捧げると。。
「ならば、私もここに残ります!」と兼続。
しかし、吉江は兼続には、ここに死んではならぬ! と。
安倍も同じことを。。
「生きて上杉を守れ!」と。。
上杉の侍として、敵に生き恥を晒すより、死して。。
魚津で戦い続けていたものの決心は固い。。
景勝の思い、兼続の言葉でも動かせぬほど。。
そなたが居れば、この乱世を上杉は生き抜けると、
兼続に上杉を託す老臣・吉江宗信。
そして旧来の友・安倍政吉。。
良き死に場所見つけたと。。
ここで復活・泣き虫与六。。
そして、吉江、安倍の覚悟を天神山に戻り景勝に伝える兼続。
そして景勝は全軍に命令を下す!
越後に戻るのじゃ!!
信長風情になど負けぬ! と景勝。
2009年大河ドラマ 『天地人』 第18回 「義の戦士たち」
◆キャスト◆
直江兼続 … 妻夫木聡
上杉景勝 … 北村一輝
樋口与六 … 加藤清史郎
長尾喜平次 … 溝口琢矢
お船の方 … 常盤貴子
初音 … 長澤まさみ
樋口与七 … 小泉孝太郎
泉沢久秀 … 東幹久
菊姫 … 比嘉愛未
吉江宗信 … 山本圭
直江信綱 … 山下真司
北条高広 … 新井康弘
柿崎晴家 … 角田信朗
安倍政吉 … 葛山信吾
甘糟景継 … パパイヤ鈴木
栗林政頼 … 平泉成
深沢利重 … 鈴木正幸
石田三成 … 小栗旬
織田信長 … 吉川晃司
羽柴秀吉 … 笹野高史
明智光秀 … 鶴見辰吾
◆スタッフ◆
原作 … 火坂雅志『天地人』
脚本 … 小松江里子
チーフ・プロデュサー … 内藤愼介
→公式サイト(NHK)
なんか、兼続、急成長だなぁ。。
でも、この苦境に涼やか過ぎる。。
景勝のような人間味も欲しいが。。
対比を描くためか。。(?)
にしても、この直江兼続。。
キレイ過ぎる。。
汚れ役を買って出ているわりには。。
苦悩が上手く見えてこない。。
だから、苦境を乗り越えて成長したというのが、
どうも見えづらい。。
血のニオイがしない。。
どうみても「急成長」に見えてしまう。。
肝心な主人公が。。
なんかアイテムを手に入れたような。。
景勝と兼続。。
支え支えあう感じは描けていますけどね。
人間同士だから、
常にどちらかが支えているわけではない。。
支え合って生きている。。
景勝が弱気な時は兼続が強気。
兼続が弱気な時は景勝が強気。
世の中の自称は全て表裏一体ですからねぇ。。
人間関係は良く捉えていると思いますが。。
人間の成長過程は描けていないですねぇ。。
次回、第19回「本能寺の変」。
つか、初音の役割、原作から弄り過ぎ。。
女性脚本家。。
どうしても女性を歴史の中心に置きたいらしいが。。
あの世で対面する謙信と信長ってのは、面白いが。。
アニメ的な発想だなぁ。。
若い人にはウケるんだろうなぁ。。
『レッドクリフ』のバブルな感じ同様。。
アニメ、ゲーム。。
歴史ファンタジーで育った世代にウケるように作られた感じですよねぇ。。
光栄の本格歴史シミュレーション『信長の野望』や『三國志』じゃなく、
『戦国BASARA』や『真・三國無双』。。
若い女性の間で戦国武将ブームらしいですからね。。
ブサイクよりは美形の方が私も好きだけど。。
武将には武骨さが必要なんじゃないかと。。
優男に過ぎるんですよねぇ。。
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