2009/10/25(日)20:52
『天地人』第43回「実頼追放」
☆。
「兼続」って星がある。。
実頼の子孫が名付けた星。。
徳川へ近づく兼続と、
豊臣への忠義に拘る実頼。
本多正信の息子を養子に入れるという兼続。。
慶長4年、景勝の側室が男子を産む。
その側室は病で亡くなり、
若君・玉丸はお船が育てることに。。
景勝は子を抱こうとしないと。。
そろそろ、おまつの婚礼。。
実頼が京に行き準備をしていると。
政重は間もなく米沢入り。
竹松は「政重様をまことの兄上と思い」と。
久秀は畑の肥やしの研究中。。
そこに兼続が「京へ行ってはもらえぬか?」と。。
実頼から返事がないと。。
上方。。大坂では。。
実頼は福島に酒を勧められる。。
相変わらず酔った正則。。
徳川に追従する上杉を腑抜け呼ばわり。。
もともと秀吉に恩を感じている実頼は。。
兄・兼続に対する強い反感。
されど志だけではなにもできぬ。。と正則。。
実頼も1人酒浸る。
そこに上洛した久秀。
「どうした、このザマは!?」
「わたしは何としても納得がいかん!」
「上杉が生き延びるための苦渋の決断じゃ!」
今、上方で上杉が腑抜けと呼ばれていると。。
これほど惨めに感じていることはない。と実頼。
久秀は「言わせておけばよいのじゃ」と。
露ほども恥ずかしいと思わぬ。兼続を信じることじゃ。
翌日、実頼と泉沢は本多正信を訪ねた。
久秀が正信と話を進める途中に。。
突然、実頼が一旦中止を口にし席を立った。
自己中心的な考えで上杉を窮地に陥れた実頼。。
米沢の兼続に早馬が。
江戸では家康らが、また兼続の悪口。
榊原康政は上杉潰しの口実に使えると献言。
家康、榊原を褒める。
そこに兼続参上。
「榊原、よきにはからえ」
榊原が兼続と対面。
榊原は景勝の嫡男を人質にと。。
「実頼は重罰に処す故に、主家には」という兼続だが。。
「実頼殿の首でも持ってこねば、上様は納得すまい。。」と席を立つ榊原。
兼続は実頼と対面。久秀も同席。
この期に及んでも「上杉の誇りを傷つけるわけには」と言い張る実頼。
厳しい表情で実頼を睨み続け実頼の話を聞く兼続。
「そなたの、その考えが、今、上杉を窮地に陥れているのだ」
追って沙汰すると。。
兼続は久秀に、榊原の要求を話す。。
そして景勝には話してはならぬと。。
実頼の首を切る覚悟の兼続、久秀は止めるが。。
「この一件は、わしにまかせろ」と兼続。
そして兼続は本多佐渡守に謝罪に。
弟らは道を誤っております。
我が身の大いなる不覚。
詫びながらも、あくまでも毅然と。
「この婚儀、万難を排して成し遂げまする」
兼続が帰ったあと政重は父・正信に
「此度の件は、穏便になさるように上様にご進言~」
口を開かぬ本多正信。
兼続は1人、実頼の言葉を思い出し、
盃を投げつけようとするが。。
思いとどまる。。
上杉の宰相から、兄の顔へ。。
米沢に戻った兼続、実頼ら。
兼続は実頼に沙汰を。
「大国実頼、高野山へ追放を命ずる。
上杉領内へは、一切足を踏み入れることを禁じる」と。
「わたしを死罪にしてください!」と兼続に噛み付く実頼。
それを「馬鹿者!」と一喝する景勝。
そなたを救ってくれたのは本多殿だと。。
兼続は景勝に報告。。
その後は領内の畑の視察。。
同士たちと談笑し。。
そこで目にした幼い兄弟。。
僧籍に入った実頼。。
そこに真田幸村。
そういえば真田親子も高野山で蟄居中。。
「直江殿から文があったぞ」と。
2009年大河ドラマ 『天地人』 第43回 「実頼追放」
◆キャスト◆
直江兼続 … 妻夫木聡
上杉景勝 … 北村一輝
竹松 … 加藤清史郎
長尾喜平次 … 溝口琢矢
お船の方 … 常盤貴子
大国実頼 … 小泉孝太郎
泉沢久秀 … 東幹久
甘糟景継 … パパイヤ鈴木
真田幸村 … 城田優
福島正則 … 石原良純
本多正信 … 松山政路
榊原康政 … 川野太郎
徳川家康 … 松方弘樹
仙桃院 … 高島礼子
◆スタッフ◆
原作 … 火坂雅志『天地人』
脚本 … 小松江里子
チーフ・プロデュサー … 内藤愼介
→公式サイト(NHK)
NHKはわざと選挙速報を入れて、
デジタル録画の価値を落とし、
DVDの商品価値を保とうとしている。。
さて。。
徳川家中での本多正信と榊原康政の内なる対立も。。
旧四天王と本多正信。。
それはさておき。。
直江兼続の将器が存分に描写され。。
つか。。
やっぱり。。
苦悩が見えないんですねぇ。。
この『天地人』のはじめからの問題点。。
妻夫木兼続が、キレイに描かれすぎている。。
実の弟を処分しなければという、
この物語でも指折りの難局なのに。。
さらりと乗り切りすぎているように見えちゃうんですよね。。
私がドラマに入り込んでないんでしょうけどね。。
あ。。不満を書くつもりじゃなかったのに。。
前回に比べれば、この兼続と実頼の物語、好きですよ。
真相がハッキリしないだけに。。
更に原作も、あんまりしっかりと描写されてないんですよね。。
原作を読んだとき、サラっと読めたので、
面白いと思ったけど。。
しっかりとした小説を読むだけの持久力がなかったから、
そう思ったのであって。。
色々と批判あったように、
あんまり、しっかりと描くべきところで物語を作り込んでないですからねぇ。。
それに比べれば、ドラマの方が良く出来てるな。。と。
このドラマの兼続に対する嫉妬心があるのかなぁ。。
なんかムカつく。。
逆境力ってヤツですかね。。
私にはないんですよねぇ。。
自分にないものをもっている人間への妬み。。
最近の私。。
なんか心に引っ掛かりがありますね。。
次回、第44回「哀しみの花嫁」。
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