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テーマ:ドラマ『坂の上の雲』(75)
カテゴリ:特別大河『坂の上の雲』
明治二十七年。
あらすじは完全に省略です。 日清開戦といながら、日清戦争を終戦まで書いてしまった。 そして、このドラマの、 この物語の本題「日露戦争」へと。。 かなり重さのある話だった。。 スペシャルドラマ 『坂の上の雲』 第4回 「日清開戦」
このドラマに関しては、 なんか軽々しいことを書けなくなって来た感じ。。 戦争が描かれ出すとね。。 ダメなんですよ、私。。 その時点で「楽しむ」ことは出来ない。。 現実に起こった戦争の話ですからねぇ。。 楽しんじゃダメなんですよね。。 近代戦の話。。苦手です。。 戦国時代より幕末のほうが、 人の死をリアルに感じるように。。 時代が近づくにつれ。。 描写も、結構、むごいですよね。。 真之の部下の死なんか。。 ここ数年、戦争を描くには、 その悲惨さを描かなきゃダメなんだとわかりはじめ。。 嫌いだから避けて通ってるんですけど。。 そういう主義主張を高らかにしようとは思わないですけど。。 そこまでの志は私にはないので。。 さて。。 東郷平八郎率いる。。 今回も、前回の終盤に続いて、 3人の主人公以外の人物から入りました。 映像が良く出来ているので。。 見応えはあるんですが。。 ドラマとしての高揚感は感じづらくなってきましたねぇ。。 その後も、元勲たちの動きだし。。 3人の主人公のうちの1人、好古が登場したのが、 23分45秒を超えたあたり。。 そこから、すぐに大山巌らの場面に移り。。 43分を過ぎて正岡子規登場。 真之に至っては50分過ぎて、やっと登場。 いかに大物俳優たちといっても、 ゲスト的な扱いの登場人物が、あまりに増えると、 ドラマとしてはボヤけてきますよね。。 役者の好き嫌いもあるし。。 大物俳優ほど、クセがありますからね。。 全体の雰囲気から浮いちゃう俳優さんもいますよね。。 生き生きと描かれてきたメインの登場人物たちが薄まった気がします。。 やっぱり、歴史モノって難しいですねぇ。。 歴史は追わなきゃいけないけど。。 そこに、あんまり重きを置くと、 これだけ良く出来てるドラマでも、 ちょっと退屈に思えてきますからね。。 長編小説の映像化なんだから、 覚悟はしておかなければいけないことなんですよね。。 こういう風に歴史を進めていかないとね。。 主人公だけ追ってたら歴史は描けないですからね。 ドラマとして楽しめるかどうかは別として、 歴史モノの本来あるべき姿なんだと。。 私自身、近年の大河ドラマに慣らされ過ぎたんだろうな。。 あれを楽しむのも私なら、 これが本来の姿だと思うのも私。。 「狭量」って言葉がありますからね。。 あんまりひとつの形に拘ってちゃね。。 後半に3人の登場人物を凝縮させたので、 それなりの満足感は残ったかな。。 そういう歴史の中に彼らはいた。 っていうのは描けてたんだと思います。 好古は豪傑だなぁ。。 1人だけ戦国時代の猛将みたいだぞ。。 でも、劇中で、それについての解説してるなぁ。。 真之は、ホントに急に将校だなぁ。。 真之の時間が飛んじゃったけど。。 1人の人間の歴史って、 常に何かがあるわけじゃないですからねぇ。。 ガキ大将・淳五郎が指揮官・真之になるのに、必要な空白期間だったんだろう。 間違いなく変わりましたからね。 悩める真之と東郷平八郎のやりとりなんかにも教訓というか。。 「自信」って大切だよなぁ。。 でも、自分を信じるためには、 それだけのものを日々、積み上げておかなくてはならないという。。 次回、第5回「留学生」 それにしても未曾有の大不況の今。。 構想、着手から年月がかかったドラマだけに。。 バブリーに感じるなぁ。。 これだけ金の掛かるドラマ。。 今の経済状況で、残り2年分、予算確保出来るのかなぁ。。 楽天広場テーマ『龍馬伝』 →人気blogランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.12.20 21:26:37
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