2010/11/07(日)21:24
『龍馬伝』第45回「龍馬の休日」
土佐坂本家に龍馬から手紙が来た。
乙女が歓喜の声をあげている。
最期の大仕事をしようとしていると龍馬。
しくじったら日本中が戦になってしまう。
嫁を貰ったという報告もした。
乙女ねえやんのように気の強くて、
ピストルの腕前もなかなかの龍。
権平は「龍馬の嫁は」というけど。。
長崎・海援隊本部。
最新式ミニエー銃。
それを長州に見せに行くと。木戸さんに。
薩摩・長州・土佐はひとつだと。
土佐商会。
弥太郎の働き場所は商い。
やることに品がないと。
しょせん地下浪人呼ばわり。
主任を降ろされた弥太郎。
これで弥太郎も自由の身?
弥太郎が用意してくれたミニエー銃千丁、無駄にしないと龍馬。
国のために生きる龍馬と、
金のために生きる弥太郎。
龍馬、下関へ。
三吉が出迎え。
木戸のもとには薩摩の大久保もいた。
龍馬が取りだした銃。
武力を背景の平和な倒幕・大政奉還を目指す龍馬と、
武力討幕を目指す薩長。
木戸は友として最後の忠告だと、
龍馬の動きを牽制した。
その後、龍馬はお龍のもとへ。
三吉に世話になっているという龍。
木戸さんも細やか人だと。。
龍馬は明日、土佐に向かうと龍に言った。
一緒に連れて行ってくれという龍に、
険しい道だから連れていくわけにはいかんという龍馬。
龍は三吉に席をはずしてくれるようにう頼む。
夫婦水入らず。
そこに奇兵隊の者らが龍馬と酒を飲みたいと。。
坂本龍馬は、妻といえども独り占めできる人間ではない。
お龍は仕方ないと龍馬を送り出す。
龍馬は「今夜は一緒に風呂に入ろうぞ」と。。
宴会。
龍は三吉に「険しい道とは?」と尋ねる。
龍馬が好きだけど、しがらみがある人間では龍馬の味方になれぬ。。
三吉は「お龍さんだけは」と。。
奇兵隊から解放されそうもない龍馬を、
再度、送り出すお龍。
「お風呂沸かしてまっとるさかい」と。。
1人、夜を明かしたお龍は、
龍馬が帰路刺客に襲われる夢で目を覚ました。
龍馬が目覚めると隣には商売女。。
慌てて帰って「すまん!」とお龍にわびる。
お龍は龍馬にピストルを向け、
「お風呂がすっかり冷めてしまった」と。。
龍馬は「わしがすぐ温めなおすき」と。。
お龍の笑顔に龍馬はホッとしたが。。
そこに平手打ち。
「もう龍馬さんと会えんと思うたんや!」と。
「わしのために歌とうて!」という龍馬は、
慌てて三味をとって歌おうとするが。。
切羽詰まってるために歌が出てこない。。
そこに三吉が慌てて詫びに来る。。
三吉が持ってきたのは船の出港が遅れる知らせ。
今日は2人きりでという龍馬。。
しかし今度は子供らが。。
三吉から、こっそり渡された龍馬の姉・乙女からの手紙。
布団を並べて寝物語をする龍馬と龍。
乙女姉さんから手紙をもらった話。
土佐の話。。
龍馬の告白。
「わしは、その大殿さまを説得に行くがじゃ」と。。
「大丈夫。龍馬さんならできます。
志を成し遂げて、早ようちのもとに戻ってきてください」
と。。
明け方、龍馬は布団を抜け出し、
空を、そしてお龍を見つめた。
そして、また海と空の狭間へ目を向けた。
出立の朝。
龍は龍馬に握り飯を持たせた。
三吉に龍のことを頼み歩き出す龍馬。
見送る龍。
龍馬は立ち止り振りかえる。
「待っちょれよ! すぐに戻ってくるき」
龍馬とお龍の最後の別れだった。
京・薩摩藩邸。
小松と西郷と大久保。
幕府では一橋慶喜が。。
弥太郎は長崎商人に銃の取引を持ちかける。
弥太郎は自分のカンパニーを作って商売すると。。
龍馬は、ついに土佐に戻ってきた。
土佐 後藤邸。
「ただいいま、もんてきました」
「大殿さまに、会わせてください!」
「おんし、やるか!?」
龍馬暗殺まで、あと二月。。
2010年大河ドラマ 『龍馬伝 -RYOMADEN-』第45回 「龍馬の休日」
坂本龍馬 … 福山雅治
岩崎弥太郎 … 香川照之
楢崎龍 … 真木よう子
岡上乙女 … 寺島しのぶ
坂本権平 … 杉本哲太
坂本伊與 … 松原智恵子
坂本千野 … 島崎和歌子
沢村惣之丞 … 要潤
陸奥宗光 … 平岡祐太
高松太郎 … 川岡大次郎
溝渕広之丞 … ピエール瀧
大久保利通 … 及川光博
西郷隆盛 … 高橋克実
木戸寛治 … 谷原章介
三吉慎蔵 … 筧利夫
小曽根乾堂 … 本田博太郎
大浦慶 … 余貴美子
後藤象二郎 … 青木崇高
山内容堂 … 近藤正臣
一橋慶喜 … 田中哲司
◆スタッフ◆
脚本 … 福田靖
音楽 … 佐藤直紀
題字 … 紫舟
→公式サイト(NHK)
生きる場所と死に場所は同じこと。
自分を生かせる場所で懸命に働いて、
そこで役に立って死ねれば本望。
だけど死に時を急いではいけない。
死んだら何も出来なくなる。
龍馬も弥太郎も同じ。
既存の体制から抜け出そうと、
そしてはみ出した人間。
はみ出しても好かれる人間は、
権力を握りたい人間から潰される。。
はみ出して嫌われる人間は、
独裁者として君臨するか、本当に1人になるか。。
龍馬は権力者を動かすことで権力を分散させようとし、
弥太郎は、自らが権力を持つことで世の中を変えようとした。
歳をとると涙もろくなるというのは本当だ。
しかもツボが自分でもわからない。。
龍馬のような人気者の妻となった龍。。
はじめから独り占めできるわけがない。。
もとより人が人を縛りつけることなんて不可能。。
どちらにしても、
大事を成し遂げるためには、
人が人を動かしているがごとく振る舞わなければならず。。
それは、1つの件に対して、1つの定まった目的地に向かわせるということで。。
その目的地を多くの人間に提示したことだけでも、
この『龍馬伝』は、龍馬という人物の凄さが描けているなと思うわけです。
大河ドラマっていう1年がかりのドラマで、
1人の人物の生き方を描こうという。。
大河だからできる緩急ですよね。
言いたいことが、わからない?
ドラマ見ながら文章も打ち出しているんだから、
そんなに完成された文章になるわけがないですよねぇ。。
次回、第46回「土佐の大勝負」。
なんにしても堕ち込みかけてる自分を持ちなおそうとしてくれるドラマではあると。。
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風邪をひいているので寝ます。
ちょうどよく『獣医ドリトル』も休みだし。。