無題

2016/01/29(金)02:48

伯父の訃報

今日、私が夕方遅くに帰宅する その少し前に従兄と伯母から電話があったらしい。 母は、日課の散歩にでも出掛けていて、 家は留守。 うがい手洗いをしていると物音が… 帰ってきたらしい。 まぁ、それは驚くことでもない。 で、私の顔を見ての第一声。 「○○(苗字)さん、亡くなったって!」 ○○さん? ○○さんって、誰だよ? 「●●(地名)の伯父さん!」 親戚ってのは、 大抵、同世代は下の名前で呼び合うか、 義理の兄姉なら お義兄さん、お義姉さん、 それ以外は、 どこどこのおじさん、おばさん が常である。 一般的に男系の親戚なら、 苗字が同じだから、 他の親戚も、そう呼ぶもんである。 付き合いが日常的にあるなら、 ◇◇おじちゃん、△△おばちゃん と、下の名前で呼ぶこともあるだろうが… 親戚の苗字なんて覚えてはいても、 普段は呼ばないので、 とっさには分からないものだ。 それは、家の母の習性なので、 仕方ない。 自分だけの知り合いの話を、 説明なしに名前だけ出して、 普通に話し始める人なので。 苗字が違う伯父。 亡父の長姉の旦那さんである。 もう50代前半の頃に大病をし、 脚が少し不自由になり、 伯母が78歳のはずなので、 伯父も、そのくらいの年である。 東京生まれの父方の親戚には珍しく、 信心深い上に、 末っ子の父を可愛がっていたこと、 伯父も親戚の中では父と相性が良かったらしく… 盆と正月と彼岸の年四回、 必ず父の墓参りに昼食時に顔を出し、 母の手を煩わせる。 母は、田舎の人間だから良いが… そんなだから、 実の兄妹と折り合いが悪く 母が一番、血縁もない親戚の相手を… 私は、こんな病気と闘病中で、 年寄りの話が聞けない上に、 会食が無理なので… (パニック障害の広場不安が、  食卓で一番出るので…  食事による脳虚血、  胃が膨れる事によると心臓への負荷  なども原因だが…) 発病して以来、親戚付き合いは、 遠慮している。 世話になった母方の叔父が 二年半ほど前に亡くなったときも、 葬儀に行けなかったのだ。 まだ、なりたてで、 一番、症状が重いときだったし、 東北までは… 実際、行った弟も、 さっと切り上げてくる予定が、 田舎の葬式故に、 そうも行かなかったらしく、 酷く疲れて帰ってきた… それでも、 父の葬儀、納骨に来てくれた時に 東京の、そして無宗教の我が家の 葬式を見て、 「こうじゃなきゃいけねぇな」 と言っていて… 祖父、祖母の葬儀を田舎の流儀で、 年寄りに押し切られて取り仕切り、 生きてる人間への負担の大きさを、 身にしみていたのだろう… それで、叔父の長男である従弟に、 キツく言い含めてから亡くなったらしく 田舎の葬式としては、 かなり簡素なものであったらしい。 通夜、告別式、四十九日と納骨は、 従来通りだが、 七日起きの法要は、叔母と従妹弟だけで したらしい。 話を戻す。 伯父が亡くなったのは、 昨日1月27日の夕方。 家で、コロッと倒れてると思ったら、 亡くなっていたらしい。 家の父同様、救急車を呼んだが、 既に死後硬直が始まっており、 搬送してもらえず、 警察の検死が入ったらしい。 昨年、秋のお彼岸には、 伯母と従兄だけで来たので、 母は、あまり気にしてなかったが、 私は、多分、入院してるんだよ… と言ったら、 案の定、道端でうずくまり、 通りがかりの人に救急車を呼んでもらったらしい。 それを母が聞いたのは、 今年の正月元旦。 私は同席していないので、 知らないが、 病人の年寄りなりには、元気で、 お雑煮のおかわりもして食べたらしい。 家の母の雑煮は、 鶏出汁あっさり醤油で、 昔から親戚に評判が良いのである。 やっぱりね… この、急激な寒さですよね… 少しずつ動ける状態になっている 私でも、やはり厳しい… 実際、週末は精神的ストレスもあり、 寝込んだし… 病気の年寄りが亡くなるのは、 大抵、季節の変わり目か、 猛暑、寒波の真っ只中… その伯父は北陸の… 確か、福井県の出身だったと記憶している。 サバだかアジの糠漬けって、 そこらの名産ですよね? 通夜が日曜、 告別式が月曜。 弟は、仕事が休めないので、 通夜に行くといっている。 私は、会食がダメなので… ましてや、この天気予報… 告別式だけでも参列出来れば… と思っている。 本来なら行かないという選択肢もあるのだが… 実際、全員の仲が悪いわけではないが、 信心深くない家系なので… 親戚一同全員揃うなんてことは、 まずない。 私が言っている親戚一同とは、 私から見て、 伯父伯母叔父叔母 従兄姉弟妹のことである。 父は末っ子なので、 叔父叔母、 そして、父の兄姉と父は、 順序よく結婚し、順序よく 子供が生まれているので、 従弟姉もいないが… それでも、参列したいと思っているのは 世話になった父の育ての親ともいえる 伯父に会っておきたいから。 昨年、どうも脳梗塞で倒れて、 救急搬送されたらしいのだが、 土曜日だったこともあり、 何もしてもらえず、 医者嫌いなのは父と同様… 少し麻痺が残った身体で、 『年だから自然に任せるんだ』 と言っているらしい。 もう84歳になるので、 無理もないが… 少し体調が回復している今の私。 会わないままでいいわけはない。 幸い、今回亡くなった伯父には、 疎遠ながらも、 私が元気だった、 一昨年の盆に会って挨拶だけはした。 あとから母に聞いた話だと、 「○さん(父の愛称)そっくりになったな!」 と、父に再会したように、 何度も同じことを繰り返してたそうな… もし、あの世なんてものがあるなら、 今頃、9年ぶりに再開して、 思い出話に花を咲かせていることだろう。 父と違って大病はしたが… 最期は、そんなに苦しまなかったみたいで… 急に私自身が調子を崩さなければ、 しっかりと見送ってこようと思います。

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