2005/02/25(金)23:00
夜明けのスキャット
1969年に流行った「夜明けのスキャット」を聞いた。
いや、今も聞きながらこれを書いている。
感動(;_;)
何度でも何度でも聞ける。
聞けば聞くほど、心が透き通って行く気がする。
36年も経って、実に色あせない名曲。
最近では、イエローモンキーがカバーしているらしい。
当時小学生の私。
「きれいな曲」という印象はあっても、詩の内容に実感はなかった。
(あったらこわい!?)
今また耳にして、音としての美しさもさることながら、
詩の美しさ、そして由紀さおりの声や歌い方の美しさを、改めて感じ、びんびんくる。
山上路夫 作詞
いずみたく 作曲
この時期、数多くのヒット歌謡を書いたコンビだと記憶している。
S嬢のPC日記に、
あなたが噛んだ小指が痛い」(伊東ゆかり:小指の思い出)
「あなたと逢ったその日から、恋の奴隷になりました」(奥村チヨ:恋の奴隷)
「顔も見たくないほどあなたに嫌われるなんて」(弘田三枝子:人形の家)
「追いかけて、追いかけて、すがりつきたいの」(ザ・ピーナッツ:恋のフーガ)
「やめて。愛してないなら」(辺見マリ:経験)
とまぁ、実に懐かしい曲が並んでいた。
あー、私も全部知っている。
からおけなんてなかった時代だけれど、こんな歌唄っていると親にも叱られたので、
こっそりと人気のないところで唄っていた。
ひとつ、しいて言うなら「ザ・ピーナッツ」は「恋のバカンス」が今でも好きだ。
どこぞの小娘たちもカバーしていたが、今聞いたって断然「ザ・ピーナッツ」の方が良い。あ、甲斐よしひろが歌っていたのは、アレンジがかっこよかった!
いまでは、姉妹で童謡を歌い歩くお二人。童謡のアルバムも聞いてみたい気がしてきた。
由紀さおり・安田祥子 手づくり学校コンサート。
なんて素敵な活動だろう。
小学生の私が聞いて「きれい」と思い、今でも記憶している彼女の声。
それを分かりやすい詩で聞くことができる、今の小学生がうらやましい。
子供の頃録音した300を下らないカセットは実家の倉庫に眠っているけれど、
もう一度一つ一つ、大切に聞いてみたい気がする。
自分の中でブームになった音楽って、聞くだけでその頃の記憶がよみがえるパワーを持っているんだよね。