投資信託とは初心者による初心者のための「投資信託」解説です。投資信託ってなに??状態だった私も、ちょっとずつわかるようになってきました。 投資信託とは、投資委託会社がたくさんの投資家からお金を集めて、 株式や債券などを対象に、専門家(ファンドマネージャー)が運用し その成果を投資家に分配するという金融商品です。 投資信託の起源はイギリスのお茶貿易です。 成功すれば大きな儲けが期待できたのですが、万が一、航海の途中などで嵐に 遭遇し難破してしまうと、船も積荷もすべて失ってしまうリスクがありました。 このリスクは一人で負うには大きすぎるため、多くの投資家から資金を集めて 全員でリスクを分担し、無事に航海が成功して貿易の成果をあげれば その成果は山分けされる、トラスト(信託)制度がはじまりです。 投資信託の基本的な特徴として、次の4点があげられます。 それぞれに、初心者の私が勉強してきて感じることを述べてみます。 (1)元本の保証がない 株式や債券など、値動きのある商品に投資をするので元本保証はされません。 運用益を期待して選ぶわけですが、運用成果がマイナスになれば元本割れします。 →勉強する前は、元本保証でない商品はそれだけで敬遠していましたが これからの時代、元本保証の商品だけではとても資産形成はできなさそうです。 商品をきちんと理解して、リスク対策をすれば、そんなにこわいものでも なさそうです。 (2)分散投資ができる 投資信託は、株式や債券など複数の投資対象に分散して投資を行います。 複数の商品に分散して投資することで、全体のリスクを抑えることができます。 →勉強する前は、分散投資って、例えば預金を1つの銀行だけでなく、 3つの銀行にわけて預けとけばいいんじゃないの、と思っていましたが 預金は預金。1つの区分にすぎないので、銀行全体がだめになって しまったら、意味がないのです。預金がだめになっても、株をもってる、 外貨をもってる、債券ももってる、と商品を分散しておかなければいけません。 (3)少ない資金でも投資できる 分散投資が有利だとわかっていても、一人で複数の投資対象に分散投資を 行うのは多くの資金が必要になってしまいます。 投資信託は、たくさんの投資家から資金を集めるので、一人ひとりの 運用金額は少なくても、集まれば大きなお金になり、高度な運用ができます。 →最低出さなければいけないお金が少額ですみますが、運用をまかせた 人(会社)に対しての手数料がひかれます。コストもよく考えて 投資しないと、手数料ばかりひかれて、全然資産が増えてない、なんて ことにもなりかねません。 (4)運用はプロが行う 運用商品の細かな特徴や市場動向を見極めることは一般の人には難しいものです。 また、市場動向を観察・分析する時間もありません。 投資信託は、投資家にかわって、専門の知識や経験をもつ投資の プロに運用を任せることができます。 →そうはいっても、そのプロもサラリーマンの一人にすぎません。 日本ではアメリカほど成果報酬もまだ浸透していないし、上司の顔色も うかがわなければいけない(アメリカほど個人に裁量権がない)ので プロだから、とまかせっきりにするのはよくありません。 どの投資信託を選ぶのか、選んだ投資信託の運用成績をちゃんと みて、よくないと判断すれば解約したり、違う商品を考えなければいけません。 プロに、お金(手数料)を払って任せたんだから、と一方的では 賢い投資家にはなれません。 とはいっても、じゃあ、どんな商品を選んで、どうやって判断していけば いいのか。私も思いました。でも、どんな商品がベストなのか、まさに 経済状態や、目的などによって、一人一人違うのです。だから 山のような数の商品があるのだし、誰でも簡単に儲かるものなどないのです。 販売員のうまい説明にのせられないように。 本当に自分に必要な資産運用をするために。 人に頼るのではなく、自分で商品を判断できるように。 勉強していくしかないのだなあ、と実感しています。 でも、わかってこればおもしろい。 自分で商品が判断できるようになれば、なにも手数料を払って 運用してもらわなくても、自分で「my 投資信託」をつくってしまえば いいのです。 それがそう簡単にはできないわけですが、いつかはそんなことが できるようになればいいなあ、と思いつつ、勉強を続けていきたいと思います。 【参考図書】 いますぐ始める変額年金保険120%活用法 監修:神戸 孝 先日、変額年金保険のレポートの読み方の セミナーに参加しました。変額年金保険とは投資信託を活用した保険です。 せっかくなので、この本を読みました。 神戸氏の本は、とてもわかりやすく、初心者にもおすすめです。 >>「幸せな老後を呼びこむほんとうに真っ当な資産運用」 |