2008/06/21(土)21:35
「そうか、もう君はいないのか」読みました
ずっと気になっていた城山三郎氏のこの本。
今日やっと読むことができました。
奥様とのはじめて出会ったとき、
「妖精が天から降りてきた」と思ったとのこと。
戦争を体験し、この世代の男性はそういったことを
あまり思わなかったり、思ったとしても
口に出すことはほとんどないというイメージがあるので
結構衝撃でした。
それほどまでに愛した、奥様との、出会いから
結婚、新婚旅行のエピソード、新婚時代のこと、
初めて賞をとったときのこと、子供のこと、
取材旅行のこと、奥様との想い出が、愛情たっぷりに
たくさん書かれています。
後半は涙が止まりませんでした。
あのとき異変に気づいてあげてれば・・・という後悔。
闘病生活のこと、家族の絆、遺されてからのこと・・・
最後に、娘さんの文が数ページにわたって載っています。
その文章にも、涙があふれてきました。
文字も大きめで、とても読みやすく、おすすめです。