2020/04/22(水)10:18
【ネタばれなし】FF7R総評
ついに発売されましたFF7のリメイク作、FF7R。
今回はこちらのレビューをネタばれなしでやっていきたいと思います!
(ネタばれありの考察編は別途投稿予定)
ファイナルファンタジーVII リメイク
結論から申し上げますと
神ゲー、GOTY間違いなし
です。
安っぽいですが、これ以外言葉が見つかりません。
このゲームの良かった点・気になった点を挙げていきます。
(FF7を原作、FF7Rを今作と表現します)
【良かった点】
①グラフィックが美麗
ファイナルファンタジーと言えば、毎作、その時代の最先端をいくグラフィック体験をユーザーに提供してくれます。
今作では
1.ムービー
2.会話中
3.キャラ操作中
の3段階ぐらいにグラフィックの質が分かれているように感じましたが、
いずれも映画の中に自分もいるかのような没入感を味わえます。
特にムービーは圧巻の一言です。
②バトルシステムが面白い
FF7と言えばATBゲージを利用したターン制バトルとマテリアが代名詞でした。
キャラがよりリアルに動く昨今の主流はアクションであり、FF7とどう絡めていくのかが課題でした。
結果生まれたのがそのハイブリットシステム。
通常はアクションゲームとして操作し、ATBゲージが貯まったらコマンド操作に切り替え、ド派手なアビリティや魔法をぶっ放します。
これが爽快でおもしろい。
ただのアクションゲームとして操作していると、敵に全然ダメージは通らず、アビリティ・魔法をどう効果的に使っていくか、敵の弱点は何かなど考えながらプレイしなくてはなりません。
つまり、一見これまで通りのアクションゲームに見える仕様ですが、実際には戦略を頭の中で構築しながらプレイするターン制バトルなのです。
「とは言え、これまでどおりシンプルなターン制が楽しみたい。アクションしながらでは、落ち着いてプレイできない」
という方もいらっしゃると思います。
そこは、さすがスクエニ。今回、新たにクラシックモードが追加されており、このモードでは「アクションはAIで自動、ATBゲージが貯まり次第、コマンド入力だけはプレイヤー」というターン制バトルを楽しむことができるようになっています。
アクションゲームが苦手な方にも安心してプレイできます。
③キャラの掘り下げがすごい
原作序盤に行動を共にするアバランチメンバー(ジェシー・ビッグス、ウェッジ)は、今作も健在です。(アバランチとは、星を救うために活動するテロリスト集団)
この3人とのストーリーは、原作ではほとんど語られていません。しかし、今作ではメインストーリーの一つとして濃密に語られます。ここは賛否分かれるところで「そこまで掘り下げなくても」という方ももちろんいらっしゃるとおもいます。ただ、個人的には、クラウド自身の意外な一面が見られたり、アバランチとの仲間意識が芽生えたりするシーンもあるため、とてもよかったと思ってます。
④ボリューム感
一番に気にされているのは「分作」であることだと思います。今作は「ミッドガル脱出」までが描かれており、原作でいうと四分の一から五分の一程度のボリュームに当たります。それだけ聞くと、ボリューム不足と感じられますが、今作のゲームクリアのプレイ時間は平均35~40時間と考えられます。それだけのボリュームがあれば十分ではないでしょうか?
それ以上あると、逆にメリハリなくだらけてしまう気がしますので、分作でよかったと思います。
【気になった点】
①カメラワーク
バトル中のカメラワークが少し気になりました。倒したい敵をロックオンしていても、すぐ画面外に消えてしまったことが多々ありました。もう少し追従してくれるとストレスフリーだったかもしれません。
②バトルBGM
誤解なきよう先に述べておきますが、BGMそのものの出来は最高でした。原作ファンからも新規からも納得される出来です。ただ、バリエーションが多すぎて、「今作のバトルBGMはコレ!」というものがなかったんですよね。
原作だと
雑魚戦闘・・・闘う者達
ボス戦闘・・・更に闘う者達
と棲み分けがはっきりしていて、クリア後もそのBGMは頭から離れませんし、今もなお、BGMを聞くと興奮を抑えられません。
今作はそのBGMをアレンジ・今風に改変しているのですが、そのバリエーションが多い。もう少し絞ってもよかったのかなと思いました。
③マテリア変更がバトル中にできない
良かった点で、戦略バトルであることを述べました。敵には有効な攻め方がある、と。
敵の弱点は「みやぶる」を使って判明する、つまり、バトル開始後に分かるわけですが、バトル中にマテリアの交換ができない(使える魔法の種類を変更できない)仕様です。
これも述べましたが通常のアクションでは、敵に全然ダメージを与えられないので、どうしても魔法がキーになってくるのですが、こういった仕様の影響で、有効な魔法を使うことができずじり貧の戦いを強いられる場面が何度もありました(それが楽しさであったりもするんですけどね)
ひとまず、良かった点・気になった点を挙げましたが、はっきり言って良かった点はまだまだ挙げられます、キリがないです。
分作という点がどうしても気になるという方、是非プレイしてみてください。
このクオリティであれば、仕方ない、むしろよくやってくれたと思えるはずです。
うれしかったのは、プレイしていて、制作陣のFF7愛をひしひしと感じられたこと。
プレイできることに感謝しかありません。なんでもないシーンでふと涙が出るなんてこともありました。
それぐらい思いれが強い作品ですし、それに応えてくれた今作だと思います。
やはり、原作既プレイの方にとっては、よりインパクトのある作品になってます。
書きたいことはいくらでもあるのですが、このあたりにしたいと思います。
クリアした後、次は「【ネタばれあり】FF7R 考察編」でお会いしましょう!
【PS4】ファイナルファンタジーVII リメイク(FINAL FANTASY VII REMAKE)