レモンのきもち

（１）アメリカへ行こう

　２００２年の暮れごろに、ＬＡに住む友達（アメリカ人）からメールがあった。
「今度、友達と車でラスベガスに行くんだけど、もしよかったら一緒に行かない？」

ええええぇ～～！！
そりゃあね、行けるものなら行きたいわ。
車でラスベガス？！　い～ね～。
でもね、ここは日本、アメリカなんて遠い遠い・・・。
まず無理だね～アハハハハ。

そんなことを思って当然のように断った。

そうして数ヶ月が過ぎてまたメールが・・。～◇～◇～◇　　　 　

「ラスベガスまで車で行って、そこからグランドキャニオンも行く予定なんだけど、いっしょに行こうよ！　リトルモアもいっしょだときっと楽しい旅行になるよ！」

グランドキャニオン？！(*'▽'*)



それはまさしく私の夢だった。
私の中では　グランドキャニオン＞ラスベガス　という方程式がある(^^;)

（しばし、考える時間・・・コクコク・・・）



そうだ、アメリカにいる他の友達にも連絡して、みんなに会いに行こうかな～！・・・ワクワク　ワクワク

すぐにソルトレイクとペンシルバニアの友達にメールを送ってみた。→返事はすぐに来た。

「Ｏｈ！　大歓迎だよ！　いつ来るの！　待ってるよ！　どこに行きたい？」

もう、行くしかな～い！！！！！


すぐにＯＫの返事をして・・・（家族にじぇんじぇん相談無く、決めてしまったかも）
そしてある日、夕食を食べながら、

「お母さん、ちょっとアメリカへ行って来るかも・・・。」

当時、夫は単身赴任中で、留守番は３人の子供たち（当時、高２、中２、小５）だけ(^^;)

その家族のことはいつも話していたので・・・返事はＮＯ！ではなかった。
日ごろの情報公開の賜物かもしれない。

（いやぁ、ありがと～ありがと～^^)(・⊥・)/

いや、先に、確か「いっしょに行く？」と一応振ってみたと思う。
でも誰もいっしょに行くとは言わなかったのだ。(o^-^o)
お母さんがあんなに行きたがってるんだから、ま～しゃ～ないか・・・みたいな気持ちかな。

時は来たり・・(o^-^o) って「ライオンキング」じゃないけど

それからバタバタとスケジュールは決まり、３件の家に行くことになった。

アメリカのふつ～の家庭でのお泊り・・これがやってみたかったんだな～うはははは(=￣▽￣=)Ｖ　夢がこんなに目の前に・・ほんとにいいのか～！

こっちに来たらどこへ行きたいか、ニューヨークまで○○km, ワシントンまで○○km, etc. あれはどうか、これはどうか、何に興味があるか、何が見たいか？といろいろ聞かれた。ありがたいことです。(T-T)

「いや、私は普通の家庭におじゃまするだけで本当に十分満足なんです。どこも行けなくてもぜんぜん大丈夫。ただ、会えるだけで本当にうれしいんですから。」と。

でも、「あえて言うなら、学校にちょっと興味があるので、子供たちの学校へ連れていってほしいな。」と答えた。→これがあとで感動の学校見学につながることになろうとは・・・。

関空→サンフランシスコ（乗り換え）→フィラデルフィア（１件目のお宅）→ロサンゼルス（２件目のお宅とラスベガス、グランドキャニオン）→ソルトレイク（３件目のお宅）→ロサンゼルス（乗り換え）→関空　　


このコースで合計６回（国際線２回、国内線４回）飛行機に乗って１２日間の予定、飛行機運賃だけで１５万円弱（安い？！）だった。

「もっと長くおいでよ、短すぎるぞ～」と言われたけど、何分、留守を子供に任せるのと、初めての訪問に私は日本人的遠慮を優先させていた。今度はもっとゆっくりした～いと本当に思うけど（また行く気・・・(^^;)）

実は・・・去年、娘（中３）がこのうちの一軒におじゃまして、ニューヨークや大西洋、果てはカナダのナイアガラの滝まで連れて行ってもらったのであった。
ナイアガラの滝といえば、私がず～っと前から行きたかったところなのに娘に先越されてしまったじゃないか～“o(>ω<)o”



みんなでおいでって言われても先立つものが・・(^^;)あ～あ、遠慮しないで私もついて行くんだったなぁ。後悔ばっかしじゃん


　（つづく）