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日常と旅情の狭間で in 仙台・宮城

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Rena4011

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2019.03.11
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カテゴリ:日常
うららかな陽光に誘われて、土でもいじりはじめるかなと表に出た2月の終わり、
足もとにふと見つけたイヌフグリの蕾が、そろそろ花ざかり。

薄明るくなってきた庭先、数日前のなごり雪が地面を湿らせてくれたようだ、
ひと作業終えて、午前六時の防災無線の音楽とともに日の出を拝み、ふだんの通勤列車を見送る。

空は澄んでいるけれど、明日の雲行きが、すこし怪しげだ。



いつものようにコーヒーを淹れて、スープを温め、ラジオをつけて、朝刊をめくる。
思い出さずに済むのなら、そのほうが平和な休日だったかもしれないけれど、

記念日なんて必要ない、でも、向きあうことでしか前にはすすめない、
いくつかの峠をこえた節目はあったとしても、完全にのりこえることはできないのではないかと、
幾たびも繰りかえす波の振幅が、そのたびに小さくなることはあっても、消えることは、たぶんないのだろうかと、
八年の月日が、ようやく気づかせてくれたかな。

日々の暮らしは、単調なくらいのほうがいい、
この地に足をつけて暮らすことのしあわせをかみしめていられるなら、それで十分。
たぶん、特別なことをするわけでもなく、ただ定点観測を続けてゆくことを約束して、
明日は3.11。






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Last updated  2019.03.11 00:02:00



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